インテリアテキスタイル「KUMASHIMA」から
「Time & Style」製作の家具が誕生!
建築家隈研吾 ×小倉 縞縞
2023年5月18日 (木)~6月20日(火)
建築家隈研吾 ×小倉 縞縞 インテリアテキスタイル「KUMASHIMA」から「Time & Style」製作の家具が誕生しました。2023年5月18日 (木)~6月20日(火)までの期間、南青山のインテリアショップ「Time & Style Atmosphere」にて展示・販売会を開催いたします。
※KUMASHIMA exhibitionは6月6日(火)までの予定を6月20日(火)まで会期を延長することとなりました。
私たちの出会いは、偶然ではなく、必然のようでした。隈研吾氏、小倉 縞縞、Time & Style、それぞれが育んできた時間、その意志が集まり、ひとつの豊かな流れになりました。お互いの持ち場とでもいうべき分野、建築、染織、インテリアが融合し、その境を越えてまさにボーダレスとなる。
それこそが、隈研吾氏の建築の有機的な一体感でしょうか。
今回のこの発表を私たち小倉 縞縞は、畏怖を抱きつつも嬉しく、心待ちにしておりました。始まりは隈研吾ディレクションで、ある旅館の再生プロジェクト。オリジナルの布を創り、ひとつの椅子を作るということでした。その過程の中で、共に思い描いた世界が出現でき、今、第一歩を歩み始めます。
是非、ご覧いただきたく、これからの可能性を信じて、 小倉 縞縞はKUMASHIMAのリリースをいたします。
KUMASHIMA
世界で活躍する建築家隈研吾氏と、小倉織を復元・再生した染織家築城則子。両者の出逢いにより、分野を超えたコラボレーション「KUMASHIMA」が誕生。これまで、日本の伝統織物では活用が難しいとされてきた、建築、インテリア、家具をメイン用途として誕生したテキスタイルブランドです。「植物の力」を共通言語としての創作活動が続きました。自然の色彩を活かす築城則子の姿勢は、土着的な手法で建築を環境に溶け込ませる隈研吾氏に通じ、目指すイメージの共有に長い時間はかかりませんでした。縞の持つ抽象性に魅了された両者が生み出した、新たな日本のテキスタイル表現となっています。小倉 縞縞の追い求めてきた縞の世界が結実したブランドです。
KUMASHIMA SPEC
内装用テキスタイル /壁紙、アートパネル、ソファ・椅子の張地、カーテン、タペストリー、クッション、ベッド周り (ベッドスロー、ピローケースなど )インテリアアクセサリーとしてカスタムオーダーを承ります。
【SPEC】綿 100% /布幅 :140cm
【二次加工】防炎・撥水・裏打ち(壁紙・和紙貼り)・他
Time & Style 製作家具について
高密度なたて糸で表現する、繊細で立体的な縞のグラデーション、リピートなしで布幅いっぱいに広がるダイナミックなデザインにより、建築やインテリア、家具に自然となじみながら独特の存在感を放ちます。その多彩な表現が、Time & Styleならではの美しく人の生活に寄り添うフォルムの家具と融合し、素材が持つ手触りが五感で伝わります。
FU
「座布団を2枚組み合わせたようなソファが出来ないか」。そんな隈研吾氏の言葉からFUソファが生まれました。その後、ベッドとパーテーションが加わり、フレームの端部を摘まんだような形状が、柔らかさとシャープさを持ち合わせ、細部に至るまで表情を持つ製品群です。
KA
KAは隈研吾氏の建築と密接な関係性を持ったプロダクトだと言えます。隈研吾氏の建築には水平でフラットな天井や壁があまり存在しません。多面的に構成することで生まれる陰影が空間に奥行きを作ります。空間の中に三角錐が浮いたように存在するKAは、建築に呼応するようです。
《Profile》
隈研吾(KUMA KENGO)建築家
1954年生。東京大学大学院建築学専攻修了。東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所設立。これまで30か国を超える国々で建築を設計し、(日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。
https://kkaa.co.jp/
築城則子(TSUIKI NORIKO)染織家
1952年福岡県北九州市生まれ。 1974年能装束の美しさに魅せられ、早稲田大学文学部中退、染織研究所で染織を学び、創作活動に入る。 1984年小倉織を復元・再生。1994年小倉縮を復元・再生。伝統文化ポーラ賞優秀賞、第1回菊池寛実賞、北九州市民文化賞、福岡県文化賞、日本伝統工芸染織展で文化庁長官賞、 MOA美術館賞など受賞歴多数。2007年より機械織ブランド「小倉 縞縞」のデザイン監修を担う。日本工芸会正会員。遊生染織工房主宰。
https://tsuikinoriko.com/
Time & Style
日本の文化・伝統と現代の生活の融合をコンセプトにオリジナルの家具や食器等を企画、製造、販売するインテリアブランド。すべての製品は、自社工場(北海道・東川町)をはじめ全国各地に受け継がれている伝統技術と素材を活かしたものづくりを続けている。南青山、六本木、二子玉川、新宿のほか、ミラノ、アムステルダムに店舗を構える。
HP: www.timeandstyle.com
【開催概要】
展示 /販売
期間:2023年 5月18日 (木)~6月20日(火)
OPEN:11: 00~ 19:00(会期中、無休)
会場:Time & Style Atmosphere
東京都港区南青山 4-27-15 ⇒ map
TEL:03-5464-3205
※KUMASHIMA exhibitionは6月6日(火)までの予定を6月20日(火)まで会期を延長することとなりました。
《KUMASHIMA取扱店舗》
テキスタイル取扱店舗
小倉 縞縞 本店 https://www.kokura-shimashima.com/
テキスタイル・家具FU/KA取扱店舗
Time & Style全店 https://www.timeandstyle.com
小倉織
小倉織は、江戸時代初期より、豊前小倉藩(現在の福岡県北九州市)で袴や帯などとして織られ、全国で珍重されていました。徳川家康も愛用した、地厚で丈夫、しなやかな質感の木綿布。多用した経糸(たていと)が色のリズムを生み、立体感あふれるたて縞が特長です。明治以降は学生服として全国で愛用され、400年以上にわたる歴史を持ちます。昭和初期に一度途絶えたものの、染織家築城則子によって復元・再生され、現在も更なる進化を続けています。2022年、「小倉織」は特許庁による地域団体商標に登録されました。また、手織りによる「小倉織」が、福岡県知事指定特産工芸品に指定されました。
小倉 縞縞
1996年会社創業。2005年広幅小倉織 (たて縞・先染め )の機械織での生産の研究・開発に着手し成功。ファッション、インテリアにも対応可能な汎用品としての生地展開を始め、2007年伝統ある小倉織の丈夫で美しいたて縞という特長を活かした現代版小倉織ブランド「小倉 縞縞」が誕生。広幅の生地を活かし、プロダクトだけでなく、ストライプを生かしたデザイン制作など幅広く展開している。
HP: www.kokura-shimashima.com/
《会場風景》
(文:制作 PR-W_PR制作部-5 / 更新日:2023.05.03)