【空間デザイン集】Karimoku Case02.3の「ブルーボトルコーヒー名古屋栄カフェ」

 

 

Karimoku Case02.3
「Nagoya Sakae Cafe」
「ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ」

 


Karimoku Caseのブルーボトルコーヒーシリーズに、新たなプロジェクトとしてCASE 02.3「Nagoya Sakae Cafe」が加わりました。

「空間から考える家具」をテーマに、建築プロジェクトに際し、その空間で実際に使用するものとしてデザインされた家具のコレクションを発表するKarimoku Case。その新たなケースであるCASE 02.3「Nagoya Sakae Cafe」は、建築家でありプロダクトデザイナーとしても活躍する芦沢啓治が手掛けた、ブルーボトルコーヒーの新店舗「ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ」が舞台となりました。この空間のために芦沢啓治と、Karimoku Caseのデザインディレクターを務めるNorm Architectsが新たに家具をデザイン。また、カリモク家具は空間内のほぼ全ての家具、そして店内で使用される棚など、木部の造作を手掛けました。

・Karimoku Case
https://www.karimoku-casestudy.com/jp/

 

カリモク家具の地元である愛知県で初めてのCASEとなる「ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ」
芦沢啓治とNorm Architectsがデザインした、これまでKarimoku Caseで発表してきた家具が多く設られる空間では、カリモク家具が手がけた店内の造作と家具が調和する統一感ある空間が広がっています。


名古屋の中心地、栄エリアの新しいランドマークとして、2024年4月にオープンしました。中日ビルの1階角地に位置するブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェは、久屋大通公園に面し、地下鉄の駅からもほど近い場所に位置しています。
 


カリモク家具の地元、愛知県初出店となるブルーボトルコーヒーのカフェは、多くの人々が行き交う名古屋の中心地に位置し、街のランドスケープの延長となる様な上品で落ち着いたインテリア空間です。
 

岐阜県で作られた濃淡2種類のピンク色のタイルが張られた壁面は、日の差す時間帯は薄桜の様な色味が空間を包み、また夕刻はその表情を変え落ち着いた印象を生み出します。店内のインテリアには、同じく岐阜の美濃焼の器を用いた表情のある照明を設え、元々の高層ビル構造を活かした力強い建築的な要素と見事に調和し、可愛らしくも上品で落ち着いた空気を纏う名古屋の街のランドスケープに溶け込んだ空間になりました。
 



カフェを訪れる人々の多様な過ごし方を想定し、高層ビルの構造である大きな柱を活かした3つのゲートによって分けられた空間の中央には、岐阜県産のタイルを天板にした大きなテーブルとソファを配したラウンジスペースが設けられています。このスペースに合わせて、ソファに差し込みが可能なサイドテーブルを、芦沢啓治、Norm Architectsがそれぞれ新たにデザインしました。
 


芦沢啓治が手掛けたサイドテーブルは、素材の本質的な価値を引き出すことで彫刻のような佇まいを持ち、ソファの差し込みだけでなく単体でも使用できるようにデザインされています。また、Norm Architectsが手掛けたサイドテーブルは、日本の伝統的な建築から得たインスピレーションをもとにデザインされており、意図的に間隔を設けた非対称の形状や、天板のハンドルに巻かれたペーパーコードのアクセントを特徴とします。
 


両製品とも、コーヒーと共にゆったりと腰かけてくつろげるよう設計された機能性と、これまでのKarimoku Caseの製品群とも優雅に重なり響きあうデザイン性の両方を有しています。この2つのサイドテーブルが、Karimoku Caseの新たなラインナップとして加えるべく、現在開発を進めています。

 

 

 

 

 



超高層ビル構造の大きな柱と梁が生み出す力強く潔い建築的空間が、素材と見事に調和し、多くの人々が訪れる温もりある憩いの場となりました。

 

Karimoku Caseとは
Karimoku Case(カリモクケース)は、日本を代表する木工家具メーカー「カリモク家具」が立ち上げた日本を拠点に設立されたライフスタイルブランドです。 静謐な美への敬愛、素材の豊かな表現、時間に左右されない魅力に対する共通した価値観がプロジェクトを通じて世界中の建築家の手により具現化されました。 カリモクケースの各コレクションはそのコンテンポラリーな魅力を空間にもたらし、背景にある物語を伝えます。

 

(文:制作 PR-K_PR制作部-5  /  更新日:2024.06.10)

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