【ミラノサローネ2024】⑨「サローネ国際家具見本市・リッツウェル」会場の様子を紹介


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

 

 

【ミラノサローネ2024】
Salone del Mobile.Milano2024
(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)

第62回ミラノサローネ
『サローネ国際家具見本市』の「リッツウェル」会場の様子を紹介

 

 

ミラノ・ロー市で2024年4月16日(火)~21日(日)の期間開催の第62回ミラノサローネ国際家具見本市/Salone del Mobile.Milano2024(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)は、35カ国から1,950の出展(サローネサテリテ参加デザイナー含む)で、2023年比17.1%増で、総来場者数361,417人(キッチン、バスルームの展示があった2022年比100,000人増)という、記録的な数字を達成しました。

 

ミラノ・ロー・フィエラの会場174,000平方メートルの展示スペースに35カ国から1,950社以上の出展者を迎え、テーマ「経験が進化する場所」に今年は6つの見本市「サローネ国際家具見本市」、「サローネ国際インテリア小物見本市」、「Workplace3.0」、「S.Project」、「EuroCucina(エウロクチーナ)」、「サローネ国際バスルーム見本市」を開催。若手デザイナー展示「SaloneSatellite (サローネサテリテ)」では、「Connecting Design since 1998(1998年からデザインを繋ぐ) 」をテーマに25周年を祝いました。

 

6つの見本市を開催:
サローネ国際家具見本市
・サローネ国際インテリア小物見本市
・Workplace3.0
・S.Project
・エウロクチーナ
・サローネ国際バスルーム見本市

若手デザイナー展示:
・サローネサテリテ

 

こちらのページでは「サローネ国際家具見本市」での「Rizwell/リッツウェル」会場の様子を紹介していきます。

▼ Rizwell/リッツウェル
サローネ常連ブランドに成長したリッツウェルは、パビリオンの再構成に伴い、世界を代表するラグジュアリーブランドと共にHALL9に出展。昨年の展示面積を大きく上回る184平方メートルの展示ブースには、年々高まってきたリッツウェルブランドの認知度を裏付けるように、過去最高となる来場者が訪れ、人気ブランドが集まるHALL9の中でもひときわ高い注目を集めました。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi   Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

3年ぶりの新カタログ発刊に先立ち、2つの新商品と共に、厚革と塗装の新色のお披露目となったリッツウェルのプレゼンテーション。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi   Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

無垢材の削り出しによる美しいフォルムが魅力のCONSTANTINO(コンスタンティーノ)アームチェアとMTリビングテーブルの新商品を中心に、厚革の新色(3色)やマットウレタン塗装の新色(3色)が施された新旧のアイテムが、穏やかな調和を生み出しています。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

今までのリッツウェルと趣を異にした明るいしつらえのブースデザインは、昨年同様、イタリアの建築スタジオ967ARCHが手がけたもの。心地よい開放感が漂う自然との調和を意識した美しいブースには、連日多くの人が訪れ、一時、展示アイテムをゆっくり検討することのできない時間帯もあったほど。
 


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi   Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

昨年に引き続き、糸島シーサイドファクトリーの職人による手しごとのデモンストレーションも行われ、ていねいに作り込まれた家具とそれを支える職人の技を間近で感じようと熱心に見入る来場者の姿は、今やリッツウェルのお馴染みの風景となっています。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

創業時から変わらない思想をベースに、デザインや素材に新たな価値を吹き込んだNew Collection。サローネでのプレゼンテーションを通して、リッツウェルの素材に対するユニークな発想と新たなアプローチに、新鮮な驚きとたくさんの共感をいただくことができました。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

 


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

今年、“NEW SUSTAINABLE VALUE”のコンセプトのもと、デザインに新しい可能性を見出した素材への取り組みが大きな反響を呼んだリッツウェル。従来は欠点ともみなされたウォールナット材の白太を、「欠点として排除するのではなく、ただ一つの個性としてデザインへと昇華させたい」という思いから、2年以上の歳月をかけて開発したマットウレタン塗装の新色「蒼墨色 (SOHBOKU )」と「玄色(GEN)」。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

隠すのではなく、素材の潜在的な魅力と可能性を引き出すという新たな発想が、ウォールナットの木目の特徴を活かしたその美しい仕上がりと共に高く評価されたことは、サスティナブルデザインを目指す私たちにとって大きな収穫でした。


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景

温かさと程よい緊張感をもたらす  CONSTANTINOアームチェアと、日本古来のモジュールを採用した独特の存在感が魅力のMTリビングテーブル 。オーク材とウォールナット材の無垢材を削り出した美しいフォルムにマットウレタン塗装を施した2つの新商品には、その見事なデザイン性と素材開発の背景に対して、多くの関心が集まりました。
 


©Rizwell  Photo and Video by Marco Reggi  Salone del Mobile.Milano 2024 会場風景


抑制のきいた仕上がりが素材の美しさを引き立てるマットウレタン塗装の新色「蒼墨色(ソウボク)、玄色(ゲン)、ホワイト」と、革本来のナチュラルな色合いが空間を明るく彩る厚革の新色「ECRU(エクリュ)、AMBER(アンバー)、TERRACOTTA(テラコッタ)」が加わったことで、既存のイメージに新たな世界観をもたらしたリッツウェルのプレゼンテーション。
ブランドとしての話題性の高さはもちろんのこと、建築家、インテリアデザイナーからの注目も高く、新たな取引先とのビジネスの可能性を確信したサローネとなりました。


 URL :https://ritzwell.com/

 

 

63回ミラノサローネは202548日から13日まで開催予定です。

 

 

 

> サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)公式ホームページ

>日本公式サイト

 

 

About Milano Design Week
毎年4月にイタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインイベント。会場の中心は、ロー市にある東京ドーム11個分の広さをもつと言われる巨大展示場「フィエラミラノ」で開催の、略称でミラノサローネとも呼ばれているサローネ・デル・モービレ・ミラノ(ミラノサローネ国際家具見本市)。毎年1400を超える企業と500名を超える若手デザイナーが出展し、国内外から約40万前後の来場者がある。最先端のデザイン、インテリアが集まる国際的なイベントとして世界の注目を集めている。それに対して、ミラノ市内各所で行われるデザインイベントがフォーリサローネで、ミラノサローネとフオーリサローネを総称して「ミラノ・デザイン・ウィーク」と呼ばれている。現在活躍している多くのデザイナーやメーカーは、このイベントの出展から世界へと羽ばたいている。

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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2024.06.25)

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