各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第41弾は、イギリスのプロダクトデザイナー、トム・ディクソン(Tom Dixon)です。
<経歴>
1959年 チュニジア・スファックス生まれ
1963年 イギリスに移住
1991年 「SPACE」設立
1994年 「ユーロラウンジ」設立
1998年 ハビタ社のデザインヘッドに就任
2000年 大英勲章を受章
2002年 「トム・ディクソンLtd」設立
2004年 アルテック社のクリエイティブ・ディレクターに就任
かつてはパンクバンド(Funkapolitan)に所属し、DJなどの音楽活動をしていたが、バイク事故で自身のバイクを修理したのをきっかけにプロダクトデザインの世界に進んだという特異な経歴を持つトム・ディクソン。
◆ S chair 1991年
カッペリーニ社とコラボレーションし作られたチェア。
無駄のない流線形の美しいデザインが特徴的。
彼の名を知らしめるきっかけとなったチェア。
MoMAの永久コレクションになっている。
◆ Pylon Chair 1992年
pylon(塔)は送電線を支える鉄塔をイメージしてデザインされたチェア。
◆ The Jack light 1997年
スツールにもなるフロアーランプ。ライトを、ライトとしての機能だけでなく、プラスの機能をもたせた。ミレニアム・マーク賞を受賞。
◆ Fresh Fat Easy chair 2001年
プラスチックの硬いという先入観を壊すことに挑戦したFresh Fat Collection の作品のひとつ。プラスチックを細長いチューブ状にして絞り出す機械を使い、自由な形状にプラスチックを曲げて造られたチェア。プラスチック自体は半透明でクリアな印象となっている。
◆ Copper Shade Pendant 2005年
プラスチックポリカーボネート製の本体に、銅のコーティングを施したペンダントライト。特殊な装置を用いて真空中でプラスチックに金属をコーティングさせ作られている。
◆ Beat Light 2006年
ハンドメイドの伝統技術を残すプロジェクトの一環としてインドの真鍮職人に依頼して製作された真鍮製の照明。シェードのフォルムはインドの寺院の屋根のかたちに触発されたもの。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2012.01.14)