nendoの「味の素」の新しい可能性を目指すデザインプロジェクト
「味の素」は、昆布や野菜のうま味成分であるアミノ酸(グルタミン酸)から生まれた、素材本来のおいしさを引き立てるうま味調味料です。
この「味の素」ブランドのイメージを強化し、新たな消費者体験を提案するプロジェクトとして、従来品よりも大きな粒子を、ミルで削ることでパウダー状となる「味の素」をデザインしました。
下部に膨らみのある従来の容器の形状を踏襲しながら、逆さまにしたようなデザインは、「味の素」らしさを保ちながらも、ひっくり返してミルを挽く使用方法を自然と伝えるデザインとなりました。
粒子が細かくなると溶けやすくなり、冷たい料理や料理の仕上げにも適してます。
従来品は振りかけるだけの手軽さが特徴でしたが、あえて削る「ひと手間」を加えることで、ガリガリッとした触感の気持ちよさという情緒的な価値を提供したいと考えました。
これは「味の素」を手に取ったことが無い人にも、料理体験を楽しんでもらうことを目指しています。
nendo
https://www.nendo.jp/
(文:制作_インテリア情報サイト編集部_2 / 更新日:2024.07.31)