『建築スタディ 発想の方法』デザインを決めた50人の模型・ドローイング

 

 


建築スタディ 発想の方法:
デザインを決めた50人の模型・ドローイング 

坂牛 卓 (著, 編集), 青木 淳 (著), 中山 英之 (著), 増田 信吾+大坪 克亘 (著), & 48 その他

 

 


建築家たちは何から考え始め、いつ決めるのか?
「できた」と思った瞬間、その前後を見比べると、
彼らの思考の軌跡が見えてくる
 

建築家は何から考え始め、いつデザインを決めるのか?多くの設計者が試行錯誤するスタディの手法を、建築家50人の頭の中に探る。気づきのきっかけは方法・関係・構造・空間・表皮・ディテール・社会・環境など様々。思案中の模型やドローイング、そして「できた!」と思った瞬間のものとで見比べると思考の軌跡が見えてくる。

 

【目次】
プロローグ

●1章 考え方に気づく
ch1:方法
青木淳 馬見原橋……「設計ってなにをすること?」が腑に落ちた瞬間
中山英之 ある高齢者介護施設建替計画……「ない」ことが生まれる?──即興という方法
増田信吾+大坪克亘 始めの屋根……問いを問い直す──考えたこともなかったものを創造するために
西澤徹夫 東京国立近代美術館所蔵品ギャラリーリニューアル……ニュートラルさをチューニングする
北川原温 バレエ『One of a kind』舞台美術……オートマティスムを試行する
NOIZ Patterns as Time……自然と人工、無数のパターンを凝縮する方法
古澤大輔 古澤邸……複数の問いを重ね合わせて解く
遠藤克彦 大阪中之島美術館……単純さの中にある複雑な事象を表す
藤村龍至 すばる保育園……機能主義でも直感でもなく、帰納的に飛躍をつくる
古谷誠章 せんだいメディアテーク(案)……シャッフル──メディアテーク的建築のはじまり

 

 

 


●2章 物、空間を練る
ch2:関係性
千葉学 工学院大学125周年記念総合教育棟……アトリウムから“隙間”へ
山梨知彦 桐朋学園大学調布キャンパス1号館……手作業とBIMが生んだ新しいナチュラル
香山壽夫 東京大学工学部6号館屋上増築……素材と形、空間を同時に考える瞬間
五十嵐淳 house vision……新しい「窓」の誕生
坂本一成 egota house Werkbundsiedlung……スモール・コンパクト・ユニットとアイランド・プラン

 

 

ch3:構造
大谷弘明 積層の家(自邸)……絵の積み重ねが建築をつくる
金箱温春 青森県立美術館……構造のストーリーとルールを描く
原田真宏 XXXX……スケッチがジオメトリへ、結晶化する時
山下設計(基本設計)+Arup(基本設計協力事務所) 東京アクアティクスセンター……「どう建築するか」から生まれた「リフトアップ」と「4本柱+フラットルーフ」と「屋根免震(=マスダンパー)」

 

 

ch4:空間
伊東豊雄 中野本町の家……軸線が消えた瞬間
畝森泰行 Small House……断面図への集中から見えてきた環境と結びつくスケール
前田圭介 こどもえんつくし ダイニングホール棟 forestaカランころ……領域が変化する森のような居場所
長谷川豪 経堂の家……夢のような現実
中村拓志 Optical Glass House……堆積し続ける建築

 

 

 

ch5:表皮
永山祐子 東急歌舞伎町タワー……“建築がどうそこにあるか”表層から考える
小堀哲夫 NICCA INNOVATION CENTER……バリで出会った透ける布
日建設計 有明GYM-EX(旧・有明体操競技場)……標準規格にない80mm角の製材外装
隈研吾 竹田市城下町交流プラザ……構造とスクリーンに関する哲学的転換

 

ch6:ディテール
宇野友明 高峯の家……デッサンをするように
安田幸一 福田美術館……ディテールに始まり配置に終わる設計法

 

 

 

●3章 社会や環境を思う
ch7:社会
平田晃久 太田市美術館・図書館……決別の前夜
飯田善彦 龍谷大学深草キャンパス……大模型から見えてきた地域と大学の関係
金野千恵 春日台センターセンター……地域の具体からつくる風景
ツバメアーキテクツ ツルガソネ保育所・特養通り抜けプロジェクト……敷地の外側へ意識を向ける──ソーシャル・テクトニクスの建築
山本理顕 ひょうたん型ダイアグラム……ダイアグラムの発見と進化
内藤廣 紀尾井清堂……建築をあきらめるな

 

 

 

ch8:場所
長谷川逸子 湘南台文化センター……丘を立ち上げ、新しい建築をめざして
保坂猛 ほうとう不動……富士山と雲 ほうとう不動
田根剛 エストニア国立博物館……一本の線、その線が二本に分かれるとき
佐藤尚巳 青山OMスクエア……人と車の適度な共存関係が街をおもしろくする
宮崎浩 長野県立美術館……敷地の持つポテンシャルを引き出す
平瀬有人・平瀬祐子 御嶽山ビジターセンター〈やまテラス王滝〉〈さとテラス三岳〉……インデックスとしての赤い屋根と穿たれたフレーミング
中川エリカ 桃山ハウス……街がどうできているのか、よく見て、建築につなげる
大江一夫 Port House……プランとファサードを同期させる
比嘉武彦 桜川市立桃山学園……揺籠 子どもたちを育む廻廊
ヨコミゾマコト O市市民ホール……異化効果
室伏次郎 球磨焼酎「蔵」建て替え計画……盆地と古民家の景観、そして幻の湖
久米設計 有明アリーナ……独自性と機能性を備えたアリーナの誕生

 

ch9:環境
末光弘和 百佑オフィス……発想を膨らますためのツールとしての環境シミュレーション
能作文徳+常山未央 西大井のあな……「あな」を通り抜ける暖かい空気

 

著者について
坂牛 卓(さかうし・たく)
建築家、東京理科大学教授。1959年東京都生まれ。1985年UCLA大学院建築学科修了。1986年東京工業大学修士課程修了、日建設計入社。1998年伊藤博之、木島千嘉とO.F.D.A設立。信州大学教授を経て2011年より東京理科大学教授。


【書籍概要】
出版社 ‏ : ‎ 学芸出版社
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 224ページ
寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.7 x 2 cm

 

 

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(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1  /  更新日:2024.08.26)

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