各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第42弾は、イギリスのインダストリアルデザイナー、トーマス・ヘザーウィック(Thomas Heatherwick)です。
<経歴>
1970年 イギリス・ロンドン生まれ
1994年 トーマスヘザウィックスタジオ設立
2006年 最年少で王室工業デザイナー任命される
自身を3次元デザイナーと語るトーマス・ヘザーウィック。
彼の手にかかったプロジェクトは、常に革新的であり、一つ一つが違った個性を持つ。
そしてそれこそが、見る者に息を飲むほどの感動を与える。
◆ Materials House / 1998年
ロンドン科学博物館にある、絨毯・ビニールなどさまざまな建築材料の層からなる作品。高さ6メートルのMaterials Houseは213層の素材からなり、合計約4トンにもなる。
◆ Rolling Bridge / 2004年
ロンドン・パディントンにある、全長12メートルのユニークな可動式の歩道橋。小埠頭へのボートの乗り入れのために可動橋とされた。
◆ Bleigiessen / 2005年
大晦日に鉛を使って行われるドイツの伝統的な吉凶占い「Bleigiessen」からインスピレーションを受けて造られた作品。Wellcome Trust Museum内の30メートルの吹き抜けに造られた構造物。15万個の特殊加工ガラスの球体を長さ約100万メートルのステンレス製の極細鋼線でつるしている。ガラス内には2層のフィルムが仕込まれ、光が乱反射し虹色に光る。
◆ Extrusions / 2009年
Haunch of Venisonのロンドンのギャラリーで発表されたアルミ製の椅子
◆ Spun / 2010年
ミラノサローネ2010で発表された360度コマのように回るチェア。回転ポリエチレン成形で制作され、座り心地もやわらかく快適で軽量。
◆ Shanghai Expo 2010 UK Pavilion / 2010年
木造の構造体がベースで、そこに長い透明なアクリル棒を6万本差し込んで造られている。透明なアクリル棒を通じて、昼間はここから内部に光が入り、夜は内部照明の光が外に出る。アクリル棒の先端には植物の種が埋め込まれている。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2012.01.21)