各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第51弾は、イギリスのデザイナーユニット、バーバー・オズガビー(Barber Osgerby)です。
Edward Barber(エドワード・バーバー)とJay Osgerby(ジェイ・オズガビー)によるデザインユニット。
共に1969年イギリス生まれで、ロンドンのRCA(ロイヤル カレッジ オブ アート)で建築を学んだ後、1996年にスタジオを設立。
ヴィトラ、クラシコン、マジス、エスタブリッシュド&サンズ、フロスなど、グローバルに展開する名門家具ブランドから優れたプロダクトを発表し数多くのデザイン賞を受賞しています。
近年ではロンドンオリンピックのトーチのデザイン(2012年)を担当するなど、プロダクトや空間デザインの分野で独創的なスタイルを提案しています。
◆ LOOP TABLE / 1997年
Barber Osgerbyが最初にデザインしたテーブル
オフセットに設置された2本の脚は、見る角度によって1本脚で宙に浮いているように見える。
当初Isokon Plusによって製造販売されていたが、現在はCappelliniでも製造されている。
◆ Tile for Stella McCartney store / 2002年
ファションデザイナーのステラ・マッカートニーのフラッグショップ用のタイル
タイルはリテラル(植物の花弁の形)とアブストラクト(六角形の持つ幾何学的な要素)の融合を表現し、一面に並べると花弁、星形、六角形の3つの図像を見ることができる。
◆ H&M facades / 2008年
H&M ロサンゼルスのファサード
ひだ状のアルミニウムで作られた幾何学的なファサードは光を受けて様々な顔を見せる。
◆ Contemplating Monolithic Design / 2010年
ミラノサローネ2010でsonyとのコラボレーション
ソニー+バーバー・オズガビーは、「Contemplating Monolithic Design」として、一枚の板、つまりモノリシックなデザインの世界観を提示した。山の高さの異なるくさび形をした吸音材に覆われた展示スペースが、5つの原型(アーキタイプ)を生み出している。いずれも光、音、映像を融合させた未来のホームプロダクツの理想像だという。
◆ Tip Ton / 2011年
ミラノサローネ2011でVitraから発表された「Tip Ton」
ベースの先端(=Tip)に傾斜があり、座り方によって前傾する形状から「Tip Ton」と名付けられた新感覚のチェア。
絶妙に計算された9度の傾斜による軽快なチルトアクション(前方に座面が傾く機能)で、日常のデスクワークや食事をするときも、骨盤と背骨を正常な位置に保つことができるという。
耐久性および費用対効果を考慮し、プラスチックの射出成形で現代的に表現。
カラフルな8色展開でスタッキングも可能。
◆ The Olympic Torch / 2011年
2012年ロンドンオリンピックのトーチ
アルミ合金製のトーチには8000個の穴があり、トーチリレーに参加する8000人のランナーを表している。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2012.03.31)