各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第56弾は、デンマークの建築家・デザイナー、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)です。
<経歴>
1902年 デンマーク、コペンハーゲン生まれ
1927年 デンマーク王立芸術アカデミー
1930年 設計事務所設立
1940年 スウェーデンへ亡命
1956年-1965年 デンマーク王立芸術アカデミー教授
1957年 ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞
1971年 死去。
アルネ・ヤコブセンは、建築家としてもデザイナーとしても多数の作品を世に残した人物で、傑出したデザイナーとして尊敬を集め、今もその名声は衰えていません。
彼は建築家として以上に、家具やその他のデザインにより評価され、作品はデンマークのみならず世界の文化遺産ともなっています。
◆ Bellavista housing complex / ベラヴィスタ集合住宅 1929年
アルネ・ヤコブセンが都市計画を手がけたベルビュー・ビーチにある集合住宅
ヤコブセンの特徴である曲線が要所に使われており、ベランダの位置が段々になるように少しづつずらしてある。
◆ Radisson SAS Royal Hotel / ラディソンSASロイアルホテル 1961年
家具や照明からナイフやフォーク、ドアの取っ手まですべてをデザインした。
エッグチェア・スワンチェアなどもこのホテルのためにデザインされている。
◆ Ant Chair /アントチェア 1952年
世界ではじめて背座一体の3次曲面を実現した「アントチェア」
3本脚+人の2本足で安定感のある機能を満たすという独特のコンセプトをもとにデザインされている。
◆ Seven Chair / セブンチェア 1955年
500万本以上を販売したアルネ・ヤコブセンの最も有名なチェア
1963年ルイス・モーレイの有名なクリスティーン・キーラーのヌード写真において使用されて以来、セブンチェアは姿勢をデッサンする多くの肖像に使用されている。
◆ Egg Chair / エッグチェア 1958年
コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされた「エッグチェア」
ヤコブセンは彫刻家のように、自身のガレージで粘土を使用しシェルの完璧なフォルムを追求し、シェルの張り地の下に硬い発泡材を使用するという当時としては画期的な手法を用い、このデザインを実現した。
◆ Swan Chair /スワンチェア 1958年
コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされた「スワンチェア」
当時の製造技術において、直線を持たず、曲線のみの形状のスワンチェアは革新的なチェアだった。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2012.05.12)