建築の知識はインテリアプランニングをする上でも大切なもの。ここでは、インテリアプランニングをするうえで必要な建築の法律規制知識を身につけます。
第1回目は「容積率」「建ぺい率」です。「容積率」「建ぺい率」制限は、建築物の計画に際して一番大事な規制で、インテリアプランニングには直接は関わってきませんが、建築知識として理解しておく必要があります。
「容積率」「建ぺい率」
容積率は、延べ床面積の敷地面積に対する割合を言います。つまり、敷地面積に対して何倍までの建物の床面積を確保できるか。原則として指定容積率を上回る延べ床面積の建物を建ててはならないことになっています。上限については用途地域と都市計画の指定によって定められています。
(基準の詳細は、建築基準法52条で定められている。)
建ぺい率は、建築面積の敷地面積に対する割合を言います。つまり、敷地の何割まで建物を建てられるかであり、「敷地面積のうち、建物がおおっている面積の割合」とイメージすれば少し分かりやすいでしょう。
以下に容積率、建ぺい率の算定式を示しておきます。
S=敷地面積:100㎡
V=延べ床面積:360㎡
A=建築面積:60㎡
容積率=V/S=360㎡/100㎡×100=360%
建ぺい率=A/S=60㎡/100㎡×100=60%
となります。
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2013.01.23)