お店や住空間、ホテル、公共の施設など、インテリアのプロフェッショナルが作り上げる空間は、華やかさや安らぎ、そして居心地の良さを感じることができ、心を豊かにしてくれます。ここではそのインテリアのプロフェッショナルを目指す人のための『インテリアの基礎知識』をご紹介します。
今回から、新シリーズ「ウィンドートリートメント」編がスタートします。
ウィンドートリートメントは、カーテンやブラインドのような窓周りの装飾全般のことをいいます。インテリアスタイルを決定づける要素として大きな役割を担うとともに、様々な機能も持っています。
第1回目は、ウィンドートリートメントの種類についてご紹介します。
【カーテン】
遮光・防音・保温・間仕切りなどを目的として吊り下げて使用する布製品です。
ウィンドートリートメントとして広く使用されているものです。
カーテンの他にも、様々なウィンドートリートメントがあります。
【ロールスクリーン】
プレーンでシンプルな感覚が好まれ、近年、住宅・店舗に多く取り入れられるようになりました。
好みの高さに止められるのが便利で、窓の他に、間仕切りスクリーンとしての使用も効果的です。
【ローマンシェード】
おろしているときは、ロールブラインドと同様にプレーンに見えますが、プルコード(チェーン)を引くと、下から折りたたみながらひだとなって仕上がっていきます。
【ベネチアンブラインド】
イタリアのベネチア生まれの横型のブラインドです。
横型のスラット(板状羽根)の角度を変えることで、光の調節と風の調節を自由に行うことができます。
【バーチカルブラインド】
縦型ルーバー(スラット)による方式です。ルーバーの開閉で出入りや視界の確保を、角度の調節で光や風を調整できます。リビングなどの大きな窓面に使用すると、スッキリとして効果の柔らかい、均一の光を広い空間に取り入れることができます。
【すだれ】
夏になると日本の家屋の軒先などに見られます。
糸で竹を編み重ねたもので、洋風のカーテンやブラインドが主流になってきた現在においても、使い勝手や見た目のよさで、広く使用されています。
いかがでしょうか。
同じ空間でも、ウィンドートリートメントを入れ替えるだけで、表情が大きく変わります。
次回は、カーテンの吊りスタイルについてご紹介します。
※画像提供(五十音順)
クリエーション バウマン ジャパン株式会社は、スイス本社工場で製造されるインテリアファブリックの輸入・販売を行っています。
http://www.creationbaumann.jp/home/
トーソー株式会社は、ブラインド・間仕切りを含む総合「ウインドウトリートメント企業」として、インテリア製品の企画、製造、販売を行っています。
http://www.toso.co.jp/
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2013.08.01)