[Ginza Flagship Store, Tokyo]
ABCクッキングスタジオや巣鴨信用金庫のデザイン・建築設計を手掛けている東京在住フランス人建築家・デザイナー エマニュエル・ムホーから、世界のユニクロ主要店舗で手がけたインスタレーションの案内が届きました!!
「Bonjour ! ユニクロ秋の定番商品 "エクストラファインメリノ" のためのインスタレーションが世界のユニクロ主要店舗で同時展開されました。写真ができましたので是非ご覧下さい」エマ
東京、ニューヨーク、サンフランシスコ、上海、ベルリン、ロンドン、パリ
なめらかで着心地の良い良質なエクストラファインメリノの羊毛は髪の毛の約5分の1の細さと言われ、その繊細さを細く長い糸で表現。ウィンドウの中で重なり合う細長い色の集まりをメリノウールと重ねてディスプレイするインスタレーション。銀座旗艦店をはじめ、ニューヨーク5番街店やロンドン311オックスフォードストリート店、パリオペラ店など、海外グローバル旗艦店を含めた世界6か国で同時展開。肌寒さを忘れさせる秋色の空間を世界中に届けるウィンドウになった。
[Ginza Flagship Store, Tokyo]
"thin thin thin"
細長い真っ直ぐな無数の糸でできたボリュームが立体的に交わり合い、色が三次元的に重なり合う空間を創り出す。そしてメリノウールをまとったマネキンは糸のボリュームによりできた空間にたたずみ、糸と重なり合う。
インスタレーションを実施した最初の店舗である銀座旗艦店では、1階ガラスケース内に2,420本の糸でボリュームを創り、それを立体的に交差させることで、色の重なりによる表情の変化を様々な角度から体験することができる。60色の糸は床から天井に向かって放射状に広がり、集まった色の線で空気を包み込む。秋を連想させるマスタード、カーキ、ワインレッドなど落ち着いた色合いを60色の中に取り入れた。ファサードのガラスケースには細い線の集まりを表現するグラフィックパネルと、ガラスに施した線のシートの層が繊細に重なり合い奥行を与える。反射と屈折を繰り返す糸が無数に現れる光景は、繊細なメリノウールのミクロの世界を見ているようである。
動画もご覧下さい >> vimeo
[Ginza Flagship Store, Tokyo]
[Left: Ginza Flagship Store, Tokyo] [Right: 311Oxford Street, London]
[Ginza Flagship Store, Tokyo]
[Ginza Flagship Store, Tokyo]
[5th Avenue, New York]
[Soho, New York]
Photos: Daisuke Shima / Nacasa & Partners
エマニュエル・ムホー PROFILE
東京在住フランス人建築家・デザイナー。日本古来のデザインを現代にも活かしたいという想いから、伝統的な間仕切りにヒントを得た色とりどりのパーティションシリーズ「色切/shikiri」を編み出す。その「空間を色で仕切る」というコンセプトから、色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱い、建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインまで幅広く手掛ける。
東北芸術工科大学准教授、東京建築士会正会員、日本建築学会正会員
東京都千代田区内神田1-14-14-3F
03 3293 0323
contact@emmanuelle.jp
http://www.emmanuelle.jp/
(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2014.11.22)