ABCクッキングスタジオや巣鴨信用金庫のデザイン・建築設計を手掛けている東京在住フランス人建築家・デザイナー エマニュエル・ムホーから、100 colors シリーズの新作のお知らせが届きました!!
「Bonjour ! 2年程前から展開している100色シリーズの新作ができました。今回は色を肌で感じてもらうためのファッションアイテムです。是非ご覧ください」エマ
"mino"
100色に身を包む - 色を肌で感じる感覚、新たな色の体感をminoで表現した。
蓑-みの。たくさんの藁(わら)を束ね体を覆うように編み上げたもの。雨風や寒さをしのぐため衣服の上から羽織る日本古来の外衣である。細く長い100色の紙を束ねたmino。身にまとい歩み出すと、色も風に乗って流れ出す。
100色を独自の配列で構成、1束30枚ずつ積層した紙の束を連ねることで深みを与えた。表層の色が舞い上がると隠れていた色が姿を見せ、瞬間的に100色が立ち現れる。今回、レディースとメンズの異なる2種類をデザイン。レディースは5mm幅に切り出した紙3450枚を重ね、しなやかな動きを作り、メンズは20mm幅1140枚を積層し一体感のある動きで力強さを持たせた。ショルダーバックも風を受け爽やかになびく5mm幅の紙100色をあしらいデザインした。
色鮮やかな優しい風を連れ軽やかになる足取り。いつもと変わりない街並みに清々しい景色が広がっていく。
クレジット
デザイン:エマニュエル・ムホー/emmanuelle moureaux architecture + design
写真:志摩大輔/Nacasa & Partners
プロジェクトの概要
カラー:100色 + 白
アイテム:レディースmino/メンズmino/ショルダーバック
素材:紙
協力:株式会社竹尾
展示会場:TOKYO DESIGNERS WEEK 2014
様々な風景の中で纏ったminoの動画はこちら → http://vimeo.com/114414598
蓑(みの)
エマニュエル・ムホー PROFILE
東京在住フランス人建築家・デザイナー。日本古来のデザインを現代にも活かしたいという想いから、伝統的な間仕切りにヒントを得た色とりどりのパーティションシリーズ「色切/shikiri」を編み出す。その「空間を色で仕切る」というコンセプトから、色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱い、建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインまで幅広く手掛ける。
東北芸術工科大学准教授、東京建築士会正会員、日本建築学会正会員
東京都千代田区内神田1-14-14-3F
03 3293 0323
contact@emmanuelle.jp
http://www.emmanuelle.jp/
(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2015.01.29)