ABCクッキングスタジオや巣鴨信用金庫のデザイン・建築設計を手掛けている東京在住フランス人建築家・デザイナー エマニュエル・ムホーから、新しく手がけたインスタレーションのお知らせが届きました!!
「Bonjour! 増上寺で開催された、FURLA展示会の会場構成とインスタレーションを手掛けました。また100 colorsシリーズを初めて海外展開しましたのでお知らせします。さらに、8月の終わりからは、東京で同時に2つの100 colorsシリーズの新作を展示しますので、近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。」エマ
"dance"
イタリアのファッションブランドFURLA(フルラ)が2015-2016秋冬コレクションの展示会を増上寺光摂殿で開催するにあたり、その会場構成と新たなコレクションを彩るインスタレーションを手掛けた。
「dance」と名付けたインスタレーションは、本コレクションの「エクスプローション オブ ジョイ(爆発的な喜び)」をテーマに、その伝統を守りながら革新をし、常に未来に向けて進化し続けるブランドを、軽やかに踊る色とりどりのモビールで表現した。全100色の円とFURLAのアルファベット文字が、グラデーションを帯びながら宙を舞い、非日常な高揚感を演出。新作のバッグやシューズは、艶やかな丸いテーブルの上で浮いているかのようにディスプレイし、空間全体を浮遊感のある構成にした。またステージ上に作られたラウンジは、目線の高さでモビールを眺めながら、来場者が寛ぐことが出来る場所である。
常に表情を変えながら舞う100色のモビールは、一日限りの空間、特別な瞬間に色の風を吹き込んだ。
動画はこちら → https://vimeo.com/132677963#t=2s
Photos: Daisuke Shima / Nacasa & Partners
2015年春、「100 colors」は初めて海を越え、アメリカ・ピッツバーグ州のカーネギーメロン大学でシリーズ第4弾を発表した。凝縮された100色はまるで浮かぶ彫刻のように佇み、歴史的建築の中で鮮やかな空間を創り出した。
2013年から手掛けている「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現すべく、既存空間に100色を重ね合わせ構成し色が空間に溢れだす感覚を体感してもらうプロジェクト。色を通して「エモーションを感じてもらいたい」という想いで今後も「100 colors」を世界各地で展開していく。
Photos: Andrew Viny, Jake Marsico
エマニュエル・ムホー PROFILE
東京在住フランス人建築家・デザイナー。日本古来のデザインを現代にも活かしたいという想いから、伝統的な間仕切りにヒントを得た色とりどりのパーティションシリーズ「色切/shikiri」を編み出す。その「空間を色で仕切る」というコンセプトから、色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱い、建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインまで幅広く手掛ける。
東北芸術工科大学准教授、東京建築士会正会員、日本建築学会正会員
東京都千代田区内神田1-14-14-3F
03 3293 0323
contact@emmanuelle.jp
http://www.emmanuelle.jp/
(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2015.08.09)