各国のインテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第9弾は、デザインカップル ニパ・ドーシ&ジョナサン・レヴィンです。
<経歴>
ニパ・ドーシは1971年にムンバイのグジャラート人の家族に生まれました。
1997年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業しましたが、彼女はすぐ、インドに戻って、地元の職人と共に働いていました。
ショートステイの後、彼女は、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで家具デザインを学んだジョナサン・レヴィン(スコットランド人)に出会い、ロンドンに戻りました。
そして2000年、ロンドンを拠点とする設計事務所「ドーシレヴィエン」を設立、し、結婚しました。
家具デザイン・プロダクトデザインからインスタレーションまで行っています。
こちらは、ミラノサローネ2010でmoroso(モローゾ)から発表された『Paper Planes(紙飛行機)』。
その名の通り、紙飛行機のような構造を持つ、多面的なチェア。
グラフ用紙を折って、椅子にしたらどうだろうか。そんな数学的で科学的な発想から生まれた椅子。スチールの構造に、熱しないで曲げたポリウレタンフォームを張りぐるんでいる。スワロフスキーのクリスタルを織り込んだ生地か、ジャガードを選べます。
こちらは、2009年にmoroso(モローゾ)から発表された『My beautiful Backside(マイビューティフルバックサイド)』。
その名の通り、背もたれのデザインにこだわったソファ。クッションの色や形もさまざまあり、カスタマイズできるようになっています。
また同じく2009年にmoroso(モローゾ)から発表された『Charpoy(チャールポイ)』。
インドの職人の手作業で刺繍を施したベンチ。この家具で、彼らは一躍脚光を浴び始めました。
その他、プロダクトでは『Sheesha』。
5つのステッチが施されたミラー。
TEFALの『Mosaic』シリーズ。
調理器具の『Smart Tool』など。
ふたつの文化が融合する彼らのデザインは、非常に革新的なものです。ニパのインドに根付く視覚文化とインド産の材料が、ジョナサンの工業デザインとうまく融合しています。
こういった異文化が融合するような家具がこれから、世界にどんどんあふれてくるでしょう。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.01.17)