建築家・光嶋裕介の
これまでの住宅作品をまとめた最新著
『ぼくらの家。9つの住宅、9つの物語』 刊行
株式会社世界文化社は、建築家・光嶋裕介さんの最新著『ぼくらの家。 9つの住宅、 9つの物語』を2018年7月14日(土)に刊行しました。
建築家、独立10周年
著者・光嶋裕介さんは、 2008年に独立し、思想家・内田樹さんの自宅兼道場《凱風館》の設計でデビューしました。その記録は「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載され、『みんなの家。建築家一年生の初仕事』として一冊の本になっています。それからあの「建築家一年生」は、どのような建築をつくり、活動してきたのでしょうか。
10年間でつくった8つの住宅と、未来の自邸をめぐる、 9つの住宅物語
本書は、これまでに光嶋さんが設計した《凱風館》も含む8つの住宅と、いつか建てたいと思っている自邸、合計9つの住宅をめぐるエッセイ集です。書き下ろしのテキストに加え、各住宅の写真や間取り図、そして各お施主さんたちからいただいた生の感想文を収録しています。
『ぼくらの家。 9つの住宅、 9つの物語』p136-137《旅人庵》
『ぼくらの家。 9つの住宅、 9つの物語』p182-183《森の生活》
住宅づくりには物語がある
いかなる建築にも、物語があるものです。
とりわけ住宅という建築には、住まい手たちの物語があり、それは、どこか生命体のように、設計者である建築家の意図をはるかに超えて、時間とともに大きく成長していきます。
住宅には、住まい手たちを中心にしてコスモロジーがつくられていくのです。
それを、ぼくなりに綴ったのが、この一冊です。 ――「あとがき」より
これらの物語を通して、世界に一つだけのそれぞれの家がつくりあげられるまでを、一緒に体験してみてください。これから家をつくる方にも、そうでない方にも、暮らしの原点である住宅を見つめなおすきっかけを、きっと与えてくれる1冊です。
【著者プロフィール】
光嶋裕介(こうしま・ゆうすけ)
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。早稲田大学理工学部建築学科卒業。 2004年同大学院を卒業し、ドイツの建築設計事務所で働く。 2008年帰国後、独立。 2011年、内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》を設計、若手建築家の登竜門である「SDレビュー」2011に入選。神戸大学で客員准教授、早稲田大学などで非常勤講師を務める。著書に『みんなの家。建築家一年生の初仕事』(アルテスパブリッシング)、『幻想都市風景』(羽鳥書店)、『建築武者修行――放課後のベルリン』(イースト・プレス)、『これからの建築――スケッチしながら考えた』(ミシマ社)、『建築という対話――僕はこうして家をつくる』(ちくまプリマー新書)など。
【もくじ】
はじめに
凱風館(2011)記憶の器としての「みんなの家」
祥雲荘(2013)都市の中で伸びやかに住まう
如風庵(2014)素材に対する徹底的なこだわり
望岳楼(2015)つくり続ける悦び
旅人庵(2015)地層のように積み重なる家族の時間
群草庵(2017)空っぽの中心が引き寄せるもの
森の生活(2018)移ろいを囲みながら
静思庵(2018)毎日のわくわくドキドキ
未来の光嶋邸(20XX)家を他者に開く
おわりに
ほぼ日刊イトイ新聞
www.1101.com/home.html
糸井重里が主宰するウェブサイト。1998年6月6日創刊以来、一日も休まず更新している。糸井重里の日替わりエッセイ「今日のダーリン」/有名無名を問わずたくさんのゲストが登場するコンテンツ/60万部を売り上げる「ほぼ日手帳」などのグッズも発売中。
【書籍概要】
『ぼくらの家。 9つの住宅、 9つの物語』
定価 :1,728円(税込)
刊行 :株式会社 世界文化社
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(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1 / 更新日:2018.07.18)