日比谷音楽祭の
グラフィックデザインとアプリ監修を
担当したnendo
デザインオフィス nendo から新しいデザインを手掛けた情報が届きましたのでご紹介します。
2019年6月1日、2日に開催された日比谷音楽祭にてグラフィックデザインとアプリ監修を担当しました。
東京・千代田区に位置する日比谷公園は日本初の近代的な洋風都市公園で、公園内の野外音楽堂や公会堂は近現代日本の音楽史を支えてきました。音楽プロデューサーの亀田誠治氏が発起人となりこの日比谷公園で開催された誰もが参加できる無料の音楽フェスティバル「日比谷音楽祭」の企画と総合デザインを手がけました。
日比谷音楽祭は大小の野外音楽堂や公会堂だけでなく、図書館、花壇、広場など、公園全体を使い、コンサートや体験型ワークショップ、教育プログラムなどを開催することを特徴としています。
このように、日比谷公園の魅力を最大限に生かしたオープンな音楽祭であることから、ロゴマークは公園を上から見たときの形状をそのまま生かし、特徴的な噴水や池、花壇の位置にそれぞれをイメージした差し色を施しました。
ポスターやサイネージといったビジュアル類は、まるで公園のようにロゴの上や周辺を様々な人たちが過ごしているようなデザインにし、PC用サイトはあえて横スクロールの構成にすることで公園内を散歩しているような感覚を味わえるようにデザインしました。
https://hibiyamusicfes.jp/
さらに、専用アプリを開発し、公園内に隠れている「様々な楽器の音」を拾っていくことでオリジナルの楽曲を聴くことができる遊びも用意し、日比谷公園の新たな魅力を発見してもらえることを考えました。その際、全ての「音」を集めるとフルバージョンが完成しますが、集めきれなくても曲が楽しめるように工夫されています。
いつでもどこでもダウンロードして音楽が聴ける昨今だからこそ、「今ここじゃないと聴くことができない」ことの価値に期待をしました。
Collaborator : sus, nsz, kaw, mit, DeNA, Seiji Kameda
Photographer : Daisuke Yoshinari, Takumi Ota
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問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
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どこにでもある普通の「コップ」を主人公にした絵本。自身に注がれたカフェラテを混ぜるためのスプーンがないことに気づいたコップが、自らの形状を次々と変化させながら問題を解決しようとする物語。デザインとは単に造形することだけではなく、日常におけるちょっとした不便を発見し、それに対する解決策としてのカタチを生み出すことであるという、デザインやその本質をできるだけわかりやすい形で表現。一個のコップに対して、「これはふつうのコップだな」と決めつけるのではなく、「コップってよく見たら面白いな」「どうやったらもっと面白いコップになるのかな?」というものの見方をすることで、日常の中に新たな豊かさを感じてもらいたいと考えた。
http://www.nendo.jp/jp/works/not_just_a_cup/
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2019.08.01)