nendoがデザインした
スキップフロアのような棚
デザインオフィス nendo から新しいプロダクトデザインの情報が届きましたのでご紹介します。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
イタリアのデサルト社のために、スキップフロアのような棚をデザインしました。
単純な四角い本棚を中央で分割し、垂直方向に「ずらした」ような形状をしたシェルフのコレクション。棚の端部がブックエンドとしての役割を果たすだけでなく、従来の棚にありがちな強い水平性がもつ緊張感を和らげることができました。それはまるで、独立した個室が積層された「ワンルームマンション」のような存在から、上下階に繋がりのあるひとつの大きな「一軒家」に生まれ変わったような感覚かもしれません。
棚板はカンチレバー構造となるために高い剛性と接着強度が要求されましたが、高密度木質繊維板を使用することで板の厚みを12mmに抑えながら実現することができました。
棚板はネジを使用せずに付け外しができる工法によって自由に取り換えができます。
また、色は黒、グレー、白の3色を用意し、1000×1700×320mmのもののほか、壁面用の横長のものと、タワー状の3種類のがあり、いずれも複数の棚を組み合わせて使うことを想定したサイズ感とプロポーションとなっています。
Photographer: Akihiro Yoshida
nendoの記事をもっとみる > > > #nendo1 #nendo2
問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
この本を購入する
どこにでもある普通の「コップ」を主人公にした絵本。自身に注がれたカフェラテを混ぜるためのスプーンがないことに気づいたコップが、自らの形状を次々と変化させながら問題を解決しようとする物語。デザインとは単に造形することだけではなく、日常におけるちょっとした不便を発見し、それに対する解決策としてのカタチを生み出すことであるという、デザインやその本質をできるだけわかりやすい形で表現。一個のコップに対して、「これはふつうのコップだな」と決めつけるのではなく、「コップってよく見たら面白いな」「どうやったらもっと面白いコップになるのかな?」というものの見方をすることで、日常の中に新たな豊かさを感じてもらいたいと考えた。
http://www.nendo.jp/jp/works/not_just_a_cup/
全国の家具/日用品/住宅設備メーカーの営業・ショップスタッフ・バイヤー・インテリアコーディネーター・ショップデザイナー・プロダクトデザイナーなどインテリア業界の求人を紹介しています。
→ インテリアのお仕事求人サイト
(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2019.11.14)