nendo デザイン
1日に2回だけ本来の姿を現す時計
デザインオフィス nendo から新しいプロダクトデザインの情報が届きましたのでご紹介します。
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THE HOUR GLASS(シンガポールの高級時計専門店)のために、1日に2回だけ本来の姿を現す時計をデザインしました。2本の針を使って時刻を伝えてくれる時計。長針と短針が重なる瞬間は1日に22回あるものの、そのうち「12時」と「0時」というたった2度だけ、2本の針が垂直方向に綺麗に重なります。
この、どことなく気持ちをリセットさせてくれるような感覚をよりどころに、キューブ型の時計をデザインすることに。
キュープのカドを斜め方向に2箇所スライスすることで、切り取られたパーツが2本の針となっています。さらにもうひとつのカドを切り取ると台座となり、上を向いている稜線が「12時」を示します。このように、要素を加えていくのではなく、切り取っていくことによって1日にたった2回だけ本来の姿を現す時計が生まれました。
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2020年よりTHE HOUR GLASSウェブサイトにて販売予定です
https://www.thehourglass.com/cultural-perspectives/oki-sato-nendo/
Collaborator : nis
Photographer : Hiroshi Iwasaki
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問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
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どこにでもある普通の「コップ」を主人公にした絵本。自身に注がれたカフェラテを混ぜるためのスプーンがないことに気づいたコップが、自らの形状を次々と変化させながら問題を解決しようとする物語。デザインとは単に造形することだけではなく、日常におけるちょっとした不便を発見し、それに対する解決策としてのカタチを生み出すことであるという、デザインやその本質をできるだけわかりやすい形で表現。一個のコップに対して、「これはふつうのコップだな」と決めつけるのではなく、「コップってよく見たら面白いな」「どうやったらもっと面白いコップになるのかな?」というものの見方をすることで、日常の中に新たな豊かさを感じてもらいたいと考えた。
http://www.nendo.jp/jp/works/not_just_a_cup/
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2019.12.05)