グリーンを空間デザインに採り入れ新たなワーク&ライフスタイルを描く
商店建築増刊『WORK,HOME and GREEN』
株式会社商店建築社から発売された、商店建築増刊号『WORK,HOME and GREEN ―緑演舎のグリーン演出、プロデュース、オペレーション 』。
最近のオフィスデザインでは、植栽を採り入れることが一般的なものになりました。その際、ただ鉢植えをちりばめるだけでなく、グリーンウォールなど「自然」を感じる演出が増えつつあります。本書では、新たなワークスタイルの具現化にグリーンデザインで寄与する緑演舎が手掛けてきた、さまざま事例を掲載。作業に集中する時間やコミュニケーションを豊かにする時間をもたらす、魅力あるグリーンの在り方を探ります。また後半では、職住一体が進む現代社会において、グリーンがもたらすワークスタイルとライフスタイルの理想的な関係を紹介します。
商店建築増刊号『WORK,HOME and GREEN ―緑演舎のグリーン演出、プロデュース、オペレーション 』https://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=405
ビルの最上階を舞台にした 「テラリウム」
(設計・植栽計画/緑演舎 撮影/中野幸英)
「緑演舎 渋谷オフィス」の中央には、水景クリエイター・本間裕介さん(アクアデザインアマノ)によるネイチャーアクアリウムと一体化したカウンターテーブルを設置。右側の壁面には、華厳の滝の六方石をモチーフにした岩組みとグリーンウォールが広がる。
緑溢れる空間で生まれる新たなコミュニケーション
(設計/dada 植栽計画/緑演舎 撮影/中野幸英)
「資生堂本社 汐留オフィス(GLOBAL VISION CENTER)」11階のオープンコミュニケーションゾーンでは、白樺で空間を緩やかに仕切り、広がりを感じさせる。また、日本の在来種に似たシルエットの観葉植物で、和の雰囲気を演出した。
造作にグリーンを採り込む
(設計/ザ・デザイン・スタジオ 植栽計画/緑演舎 撮影/中野幸英)
あるIT企業の六本木オフィスに、黒と木を基調としたパントリーのインテリアに彩りを与えるため、カウンターの一部に穴を開け、天井に届くほどの白樺の幹を貫通させた。また、アッパーライトで植物のシルエットも楽しめるようにしている。
自然を感じる場所で働く、新たなライフスタイル
(撮影/中野幸英)
本書は、「WORK and GREEN」と「HOME and GREEN」の二部構成。後者の特集記事では、長野・軽井沢の「endai」(設計/緑演舎 Atelier GRID)を舞台に、大山さんとインテリアスタイリストの窪川勝哉さんに、ワークスタイルとライフスタイルの理想的な関係を聞いた。
植栽に囲まれた豊かな暮らし
(設計/緑演舎 Atelier GRID 植栽計画/緑演舎 撮影/中野幸英)
大山雄也さんが家族と暮らす自邸には、これまでオフィスや商業空間で培ってきたグリーンデザインの手法を巧みに採り入れている。明るい自然光が差し込むダイニングキッチンでは、エアプランツで空間に彩りを与える。
グリーンにまつわる特集記事&コラム
(撮影/中野幸英)
本書では、特集記事のほか、さまざまなコラムを掲載。「プライベートサウナのすゝめ」と題したコラムでは、フィンランド式サウナを愛好する大山さんが手掛けた自邸と「endai」、K氏が所有する別荘のサウナを紹介。自宅や職場へのプライベートサウナの導入を提案する。
【書籍概要】
商店建築2022年3月号増刊
WORK,HOME and GREEN
発売日:2022年2月7日(月)
価格:3,300円(本体3,000円)
版型:A4
発行:株式会社 商店建築社
※全国の書店、ネット書店のほか、弊社ホームページ()にてご購入いただけます。
月刊「商店建築」について
1956(昭和31)年に創刊された、商業空間のデザイン専門雑誌です。毎月28日に発刊されています。
誌面はオールカラーで、店舗インテリアの写真を中心に、店づくりの専門家向けに建築図面や建材データも掲載しています。主な読者層は、日本全国の店舗オーナー、経営者、不動産ディベロッパー、商業施設開発者、飲食店プランナー、建築家、インテリアデザイナーなどの方々です。
https://www.shotenkenchiku.com
(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1 / 更新日:2022.03.10)