HOLZ BAU[増補版]ホルツ・バウ──近代初期ドイツ木造建築
著者=福島加津也+冨永祥子+本橋仁+佐脇礼二郎
TOTO出版より発売された『HOLZ BAU[増補版]ホルツ・バウ──近代初期ドイツ木造建築』を紹介します。
自費出版での発行後2週間で完売し話題となった名著『HOLZ BAU』にアトリエ・ワン塚本由晴氏との新規鼎談を加えた増補版を発行いたしました。
近代初期ドイツ木造建築の知られざる名作を日本の建築家がリサーチした、創造的探求の記録です。取材時の写真や図面により作品をビジュアルで紹介するとともに、取材プロセスを描いた漫画で現地での感動を表現。
リサーチへの向き合い方を議論した鼎談や論考も収録しています。
URL=https://jp.toto.com/publishing/detail/A0398.htm
目次
Chapter 1 資料
新建築1938年7月号「木構造特集」再録
Chapter 2 建築
調査概要
乾式構造 クリストフ・ウンマック社
1 コンラッド・ワックスマンハウス
2 カプートのアインシュタイン邸
3 ショットランダー邸
Comic 1 「プレハブの始まり」カプートのアインシュタイン邸
Field Note 1 「世界のすべてがこの家の中にある」ショットランダー邸
乾式構造 住宅
4 カッパーハウス
5 リスト家の別荘
Field Note 2 「6つの平面」カッパーハウス
Field Note 3 「切って開く」リスト家の別荘
新興木構造 ホール
6 ヴッパータールの体育館
7 レンハウゼンの射撃協会ホール
8 ヴェルネスグリュンの納屋
9 ドルトムント・ブラッケルの木造体育館
10 フェルトキルヘン基地の格納庫
Comic 2 「 継ぎ足された時間」フェルトキルヘン基地の格納庫
新興木構造 教会
11 ベルリン・フリードリヒスハインのプロテスタント教会
12 デューレンのキリスト教会
13 キリスト変容教会
Comic 3 「緊急と永遠」ベルリン・フリードリヒスハインのプロテスタント教会
Field Note 4 「解説図」デューレンのキリスト教会
木造建設会社 住宅地開発
14 ニースキー
15 ヘレラウ
Chapter 3 論考
木造の意味|福島加津也
うつらうつらする技術―20年代ドイツと70年代日本を俯瞰する|本橋仁
デジタル時代の木造エンジニアリング|ポール・メイエンコート、ケイトリン・ミューラー
鼎談|建築家は歴史から何を学ぶのかI|長谷川豪×福島加津也×冨永祥子×本橋仁×佐脇礼二郎
往復書簡|建築家は歴史から何を学ぶのかII|ヤン・タイセン×福島加津也
鼎談|建築家はリサーチから何を学ぶのか|塚本由晴×福島加津也×冨永祥子×本橋仁×佐脇礼二郎
鼎談|『HOLZ BAU』をつくったときのこと|福島加津也×冨永祥子×本橋仁×佐脇礼二郎×西村祐一
プロフィール
福島加津也
1968年生まれ。建築家。福島加津也+冨永祥子建築設計事務所を主宰。東京都市大学教授。「工学と美学」をテーマに建築設計と研究活動を行う。
冨永祥子
1967年生まれ。建築家。福島加津也+冨永祥子建築設計事務所を主宰。工学院大学教授。「建築空間と体験の2次元表現」をテーマに漫画・ドローイングの制作活動を行う。
本橋仁
1986年生まれ。建築史家。京都国立近代美術館を経て、文化庁芸術家在外研修員としてCCA(Canadian Centre for Architecture)に滞在中。美術館のキュレーションのみならず、演劇の企画など幅広い活動を行う。
佐脇礼二郎
1990年生まれ。建築家。福島加津也+冨永祥子建築設計事務所勤務。東京理科大学理工学部卒業、デルフト工科大学大学院修了。
【書籍概要】
HOLZ BAU[増補版]ホルツ・バウ──近代初期ドイツ木造建築
著者=福島加津也+冨永祥子+本橋仁+佐脇礼二郎
発行年月=2022年9月
体裁=B5判変型(256×158mm)、並製、392頁、和英併記
ISBN=978-4-88706-398-3
デザイン=西村祐一/Rimishuna
定価4,290円(本体3,900円+税10%)
(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1 / 更新日:2022.09.08)