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ビールと泡の黄金比率7:3を実現する、
2つのプルタブを備えた缶「foam-can」をデザイン
デザインオフィスnendoがデザインした、ビールと泡の黄金比率を実現する、2つのプルタブを備えた缶「foam-can」を紹介します。
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ビールと泡の黄金比率を実現する、2つのプルタブを備えた缶をデザインいたしました。
ビールの香りや風味、炭酸ガスを保持するための理想的な泡が作れる、新しい缶をデザインいたしました。
この缶には、一般的な缶とは異なり、通常1つのプルタブが2つ付いています。それぞれのプルタブとフタとの距離により、フタの開き具合が異なる仕様になっています。
1つ目を開けることでフタが少しだけ開き、多めに泡を作ることができます。
グラスの半分程度にまで泡ができたら、いったん注ぐのをやめ、泡が落ち着くのを待ちます。
そして、2つ目のプルタブを開くことでフタが全開になり、缶に残っているビールを静かに泡の下に注ぎ、黄金比率と呼ばれる「液体7:泡3」の1杯を手軽に作ることができます。
プルタブを1つ加えるだけで、缶ビールの新しい飲料体験が可能となりました。
photographer: Masahiro Ohgami
movie : Yumika Kanechika
nendoはクライアントワークに加え、日々自分たちが生活する中で生まれるアイデアや考えていることを実際に形にしてみることも大切にしています。本プロジェクトも、デザイナーがフライト中に缶ビールを飲んだ際の体験から、泡にフォーカスすることで生まれたアイデアです。ご興味ある方はお気軽にお問合せくださいませ。
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部_2 / 更新日:2023.05.10)