第二回 国際海洋環境デザイン会議
「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」を
テーマにエキシビションを開催
2023年9月29日 (金)~10月9日(月・祝)
「海と人とを学びでつなぐ」をテーマに、2015年の創立以降、海洋教育とデザインを融合しながら実践的なプログラムを提供している一般社団法人3710Lab(代表:田口康大)は、日本財団との共同開催で2023年9月29日 (金)~10月9日(月・祝)まで、六本木のアクシスギャラリーにて「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」をテーマに、「第二回 国際海洋環境デザイン会議」及びエキシビションを開催します。
地球の70%以上を覆う広大な海。あまりにも広く大きな海の存在ゆえ、私たちはその全貌をいまだ捉えることができません。それどころか、高度に都市化する暮らしの中で海とのつながりはさらに遠のいてしまっています。
その現状を「OCEAN BLINDNESS ー私たちは海を知らないー」と位置付け、海の可能性や魅力を探求することから深刻化する海洋問題まで、さまざまな論点と視点を「デザイン」の座標を持って向き合うための「第二回 国際海洋環境デザイン会議」及び、エキシビションを開催します。
第二回 国際海洋環境デザイン会議
会場:六本木 アクシスギャラリー ⇒ map
https://center.axisinc.co.jp/
会期:2023年9月29日(金)~10月9日(月・祝)
スピーカー:深澤直人、倉本仁、we +、ドットアーキテクツ、コンタクト・ゴンゾ、本多沙映、COMPANY、他
トークイベント開催中止のお知らせ
以下のイベントは、誠に勝手ながら、登壇者および関係者の都合により、中止させていただく運びとなりました。心よりお詫び申し上げます。
なお、エキシビジョン自体は本日含め10月9日(月・祝)までご覧いただくことができますので、ぜひ足をお運びくださいますようご案内申し上げます。
スペシャルオンライントーク開催 中止となりました
海外ゲスト:Tom Dixon、Gomi Design
10月5日(木)18:00より六本木 アクシスギャラリー にて
会期中の10月5日(木)に、会場にて、イギリスを拠点に活躍する2組の海外デザイナーのオンライントークを開催。
当日は、会場となるアクシスギャラリーと2組のデザイナーをオンラインで繋ぎます。
トーク1組目は、素材の特徴を活かした独創的なクリエーションでその名を世界に轟かせるインテリアデザイナー、トム・ディクソン。昨年のミラノデザインウィークで、海中で成長させた家具や、既存のデザインに海藻であるアマモを採用したバージョンを発表し、以来新たな素材の可能性の発見や開発に精力的に取り組んでいるトム・ディクソンのプロジェクトについて、自らプレゼンテーションします。
そして2組目は、プラスチック廃棄物を素材にした美しいマーブル模様のスピーカーを手がけたデザインスタジオ、Gomi Design からトム・ミードが登壇。20代半ばという若きデザイナー集団たちは、広いデザイン分野の中でもイノベーションスピードの速いテック産業を舞台に活躍。そんな彼らが日々向き合う海洋問題とデザインの役割について、またそこから生まれたGomiスピーカーの背景についてトークを行います。
世界を舞台に活躍するデザイナーたちが、自身の海との向き合い方を紹介する特別なトークイベントにぜひご参加ください。
トークイベント開催概要
日程:10月5日(木) 中止となりました
会場:アクシスギャラリー
<タイムスケジュール>
17:30 受付スタート
18:00 トム・ディクソンによるオンライントーク
19:30 Gomi Designのトム・ミードによるオンライントーク
20:30 終了予定
*各トーク後にそれぞれ質疑応答の時間を設ける予定です。
*ご予約は不要です。
*逐次通訳が入ります。
《デザイナープロフィール》
Tom Dixon(トム・ディクソン)
イギリスのライフスタイルブランド「HABITA」 のディレクターを経て、2002年に自身のデザインスタジオを設立。照明や家具、ホームアクセサリーを展開するブランド「TOM DIXON(トム・ディクソン)」をスタートする。素材そのものの特徴を生かした独創的な創作手法は、一種異端的でありながら自身のルーツでもある工業的なアプローチを体現するものである。代表作にウィングバックチェア、ビートライトシリーズなど。
www.tomdixon.tokyo
Gomi Design(ゴミ・デザイン)
イギリスのブライトンを拠点に、2017年にトム・ミードらで設立されたデザインスタジオ。廃棄物を資源として美しく機能的なデザインに蘇らせることに取り組んでいる。プラスチック廃棄物から作られた持続可能なポータブル・スピーカーやハイテク・アクセサリーの少量生産からスタートし、2022年にはワイヤレス・スピーカー「collection one」を開発、発売。廃棄物を原材料に使用するだけでなく、完全なリサイクルまで、生涯埋め立てを回避することに取り組んでいる。www.gomi.design
第二回目となる本会議では、深澤直人、倉本仁、we+など第一回目から参加するデザイナーが、海を知るために実践してきた海洋環境デザインワークショップの実施報告を行うと共に、ドットアーキテクツ+コンタクト・ゴンゾ、本多沙映、COMPANYなど新たなクリエイターたちによる、海を体感する参加型ワークショップやトークイベントを開催。
同時開催となるエキシビションでは、暮らしや街の中に生かされた海とつながる世界の海洋環境デザインの他、海洋環境デザインワークショップで立ち上がった作品も展示。会場構成は、we+が行います。
会議プログラムと登壇者のご案内
会場は入場自由となり、展示をご覧いただきながらプログラムへの参加や聴講が可能ですが、座席の準備のため事前
申し込みにご協力ください。お申し込みの詳細は、8月後半にみなとラボのHPやSNSでお知らせします。
9月29日(金)
・日本財団常務理事・海野光行TALK「海とデザインが近づく意味(仮題)」
・深澤直人による公開ワークショップ「私の思い描く海」
9月30日(土)
・ドットアーキテクツによる公開ワークショップ「海になる(仮題)」
・倉本仁によるワークショップ実施報告「無人島キャンプ(仮題)」
・we+によるワークショップ実施報告「Materials from Ocean(仮題)」
・ドットアーキテクツ×倉本仁×we+によるトークディスカッション「海洋環境デザインの夏(仮題)」
10月1日(日)
・ヘルシンキデザインデュオCOMPANYによる公開ワークショップおよびトーク
10月2日(月)以降
・海外ゲストによるトーク
・本多沙映による公開ワークショップ「海と女性(仮題)」 他
*10月2日以降のプログラム内容は決定次第、みなとラボのHPやSNSでお知らせします。
ご参加にあたってのお願い
*基本的に撮影は可能ですが、撮影をご遠慮いただくプログラムがある可能性があります。
会場内でのアナウンスに従ってください。
*本会議では、主催者による記録・広報等のため、イベントの写真撮影・録画・録音、を行う場合がございます。
予めご了承ください。
登壇者プロフィール
深澤直人(ふかさわ なおと) INSTAGRAM @naoto_fukasawa_design_ltd
1956年山梨県生まれ。1980年、多摩美術大学プロダクトデザイン学科卒業。同年 セイコーエプソン入社。先行開発のデザインを担当。1989年渡米し、ID Two (現 IDEO サンフランシスコ)入社。シリコンバレーの産業を中心としたデザインの仕事に7年間従事した後、1996年帰国。IDEO東京オフィスを立ち上げ支社長として日本のデザインコンサルタントのベースをつくる。2003年独立し、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。現在は、ヨーロッパ、北米、アジアなど世界を代表 するブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具、インテリア、建築に至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。 2018年、米ニューヨークのノグチ美術館(The Noguchi Museum)が創設した第5回「イサム・ノグチ賞」を受賞。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。 https://naotofukasawa.com/
倉本 仁(くらもと じん) INSTAGRAM @jinkuramoto
1976年兵庫県生まれ。家電メーカーのインハウスデザイナーを経て、2008年に東京目黒に『JIN KURAMOTO STUDIO』を開設。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の ”スタジオ” は常にインスピレーションと発見に溢れている。iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。グッドデザイン賞審査副委員長。
https://www.jinkuramoto.com
we+ (ウィープラス)/ 林登志也 安藤北斗 関口愛理 INSTAGRAM @weplus.jp
リサーチと実験に立脚した独自の制作・表現手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北斗により2013年に設立。日々の研究から生まれた自主プロジェクトを国内外で発表しており、そこから得られた知見を生かした、R&Dやインスタレーション等のコミッションワーク、ブランディング、プロダクト開発、空間デザイン、アートディレクションなど、さまざまな企業や組織のプロジェクトを手がける。Dezeen Awards / Emerging Design Studio of the Year Public Vote(英)、EDIDA / Young Designer ofthe Year Nominee(伊)、日本空間デザイン賞金賞他受賞多数。作品はドイツのVitra Design Museumなどに収蔵されている。
https://weplus.jp/
dot architects (ドットアーキテクツ) INSTAGRAM @dotarchitects.jp
建築家ユニット。大阪・北加賀屋にて、アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点にしている。設計だけに留まらず、施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなど多岐に渡って活動中。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)にて審査員特別表彰を受賞(日本館出展作家)。第2回小嶋一浩賞受賞。現在のメンバーは家成俊勝、赤代武志、土井亘、宮地敬子、池田藍、勝部涼亮、小林明日香の7人。 https://dotarchitects.jp/
contact Gonzo(コンタクト・ゴンゾ) INSTAGRAM @contact_gonzo
2006年結成。肉体の衝突を起因とする牧歌的崇高論を応用し、即興的なパフォーマンスや映像、写真作品の制作、マガジンの編集などを行う。多くの国際展や芸術祭などに参加し、2013年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)にてパフォーマンスを発表している。現メンバーはNAZE、松見拓也、三ヶ尻敬悟、塚原悠也の4人。独自に製作した構造物でレモンなどの果物を時速100キロで撃つ事ができる。
本多沙映(ほんだ さえ) INSTAGRAM @sae_honda_
デザイナー / ジュエリーアーティスト。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科非常勤講師。既存の価値体系に詩的なアプローチでゆるやかに疑問をなげかけながら、オルタナティブな美意識を探究。自然と人工物の境界線が曖昧になりつつあるこの世界を俯瞰で見つめながら、新しい価値をかたちにしている。作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵されている。
www.saehonda.com
COMPANY INSTAGRAM @com_pa_ny
フィンランド、ヘルシンキを拠点に活動するJohan Olin(ヨハン・オリン)とAamu Song(アーム・ソン)からなるアート、デザイン・ユニット。ヘルシンキで自身がデザインしたプロダクトを販売するショップ「Salakauppa」を手掛ける。2007年から伝統工芸との融合を試みるプロジェクト「Secrets」シリーズを開始。ミラノ・サローネやロンドン・デザイン・フェスティバルなど大規模な国際展にも参加。2010年にはフィンランドのデザイン分野で最も栄誉のあるフィンランド国家デザイン賞を受賞。www.com-pa-ny.com
主催:3710Lab(みなとラボ)について
設立日:2015年4月1日
代表理事:田口 康大/兼任 東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任講師
2015年、みなとラボは海洋教育とデザインを融合した実践的なプログラムを開発・実施・提供するプラットフォーム として設立。海洋や教育、デザインなどの専門家との協働による実践的なプログラムを通して、環境問題や社会課題、地域のコミュニティ課題に向きあっている。2021年からは、海洋環境デザイン教育プロジェクトを立ち上げ全国にて実施。同年、日本財団と瀬戸内4県とが取り組む海洋ごみ対策プログラム「瀬戸内オーシャンズX」(https:// setouchi-oceansx.jp/)の教育部門にてプロジェクトを展開。
https://3710lab.com/
みなとラボ代表理事:田口康大(たぐち こうだい)
青森県生まれ。秋田県を経て、宮城県仙台市で育つ。現在、東京大学大学院教育学研究科附属 海洋教育センター特任講師。教育学・教育人間学を専門とし、人間と教育との関係について学際的に実践研究を行っている。近年は、人間
が生きる上での表現のあり方について考察し、学校の授業デザインや、学校を軸にした地域づくりを通して、新しい教育のあり方を探求している。
共催:日本財団について
1962年、日本最大規模の財団として創立以来、 人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、 幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/
「国際海洋環境デザイン会議」について
深刻化する海洋環境問題にアプローチの場として”デザイン” の分野からアクションを起こすべく始まりました。「海を知るための具体的なアイデアから、社会への実装を目指すものです。2022年7月に発足し、同年7月30日(土)東京都渋谷区にて「第一回 国際海洋環境デザイン会議」を開催しました。第一回開催時は、基調講演に深澤直人、登壇者に山野英之、we+、大城健作、倉本 仁、Sarah K(Supercyclers)、土田貴宏、山田泰巨らを迎えました。
開催にあたって
OCEAN BLINDN ESS ー 私たちは 海を知 らないー
過去に類を見ないほど暑い今年の夏。
国連事務総長のグテーレスは「地球沸騰化」という言葉を用いて、この異常な状態に警鐘を鳴らしました。
人類が経験したことのない夏。そこに大きく影響を与えているのが、海です。
海は、私たち生命を生存可能にする存在。
豊かな生き物を育み、物流の大きな要となり、エネルギーの宝庫でもある。海は人間の営みそのものです。
一方で、海は地球上の最大の未踏の地であり、多くの可能性を秘めながら私たちはそれに気が付いていません。
私たちが海をみているとき、それは海のほんの一部なのです。
みなとラボは、大きすぎて見えていない海、見えているようで捉えきれない海について、「OCEAN BLINDNESS」という言葉をテーマに、「デザイン」を通して紐解いていきます。
【開催概要】
会議概要 名称 第二回 国際海洋環境デザイン会議
International Conference on Design for Ocean Environments 2nd
開催日 2023年9月29日(金)~10月9日(月・祝)
開館時間 10:00~20:00(9月29日は16:30~21:00)
休館日 無休
会場 アクシスギャラリー 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
https://center.axisinc.co.jp/
入場 無料
主催 3710Lab(みなとラボ)
共催 日本財団
(文:制作 PR-W_PR制作部-5 / 更新日:2023.08.24)