【AXIS(アクシス)】
特集:次世代デザイナーの群像
世界に伝えたい若き日本人デザイナー14組
2023年10月号 特集:次世代デザイナーの群像
2023年10月号AXIS誌では日本の若⼿デザイナー特集を展開します。
昨年11⽉の「UP NEXT」という特集では、海外の若き才能12組を紹介しましたが、今回は日本人デザイナーに限定した特集になります。
もちろんAXISはこれまでもテーマ毎の特集や連載などを通して、多くの日本人デザイナーを取り上げてきましたが、紙面スペースの制約やタイミングの問題で残念ながらその機会を逸することもありました。今回「デザイナー特集」というストレートな看板を掲げることで、ジャンル・活動拠点を問わず、新進気鋭の才能たちに幅広くコンタクトします。
本格的なポストコロナ時代に突入した2023年、若きデザイナーたちの群像から日本のデザインの新たな潮流が浮かび上がってくることを切に願います。ご期待ください。
Insight
●AIとメタバースがデザインを変えるーーザハ・ハディド・アーキテクツの考察
ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、2017年のザハ・ハディドの急逝後もそのスピードを緩めることなく精力的に活動する。現在のディレクターは生前からザハの右腕だったパトリック・シューマッハー。社内にAIリサーチグループを設け、AIによるデザインツールをプロセスの初期段階に用いることの有用性を説いている。さらに、6月1日には新プロジェクトとして「メトロピア・メタバース」を発表。シカゴの革新的な建築プラットフォームArchAgendaと共同で、デジタル版ヴェネチア・ビエンナーレと称し、自社のみならずOMAや藤本壮介の作品までも仮想空間に置き換え考察する。AIとメタバースで変わる建築デザインの行方を探る。
●アーティストのトマス・セラーノが掲げる環境主義に学ぶ
アルゼンチン生まれ、ベルリンを拠点にするアーティストであり社会活動家のトマス・セラーノ。2021年十和田市現代美術館で個展を開催したが、日本ではあまりその名を知られていない。ロンドンでスタートした彼の個展のタイトルは、スタジオで長年飼育している蜘蛛の巣に因んだ「Web(s) of Life」。アニマルライツや南米が原産とされるリチウムの採掘に対する問題提起を行うなど、「環境正義」と「異種間の共生」を掲げて活動する。ここでいう環境主義とは? 異種間の共生とは? 人々にリアクションとアクションを起こさせるセラーノの活動は、デザイナーにとってもひとつの指針になるのではないか。
連載
●LEADERS 東浩紀(批評家)
●田川欣哉のBTCトークジャム ゲスト:秋吉浩気(VUILD代表取締役)
●TAKT PROJECTの東北考
●クリエイターズナビ
ほか
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(文:制作 クリエイティブ事業部_PR / 広告-1 / 更新日:2023.09.07)