各国のインテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第22弾は、イタリアで活躍したデザイナー、エットレ・ソットサス。
<経歴>
1917年 オーストリア インスブルック生まれ
1939年 トリノ工科大学(Politecnico di Torino)建築学科卒業
1947年 ミラノに建築・デザイン事務所設立
1958年 オリベッティ社チーフ・デザインコンサルタント就任
1959年 イタリア最高のデザイン賞を受賞
1976年 スタジオ・アルキミア(Studio Alchimia)設立
1980年 ソットサス・アソシエイツ(Sottsass Assosieti)設立
1981年 デザイングループメンフィス(Memphis)結成
1993年 ロード・アイランド・デザイン大学より名誉博士号授与
1994年 ハンノーバー工業デザインフォーラムよりIFデザイン賞受賞
1996年 ロンドン王立芸術学院より名誉博士号授与
2007年 12月31日死去
デザイナー、建築家、都市計画家、画家、旅人写真家と様々な肩書きをもち、イタリアのみならず世界を代表するデザイナーエットレ・サットサスは。戦後イタリアン・デザインに対する世界的な評価を高めた一人で、ポストモダンデザインの最も大きな牽引力となった。1981年、世界中のデザイン・建築界に多大な影響を与えたデザイングループ「Manphis(メンフィス)」を結成する。主流であった機能主義を、モノを詩的かつ感覚的に創ることで徹底的にデザイン界を改革した。その作品・スタンスは、影響力が強く、派手で独創性に優れ、世界中に多大な影響を与えた。日本人デザイナー倉俣史朗の友人であった。
Valentine
真っ赤なカラーリングが印象的なオリベッティ社のタイプライター「ヴァレンタイン」
ニュ-ヨ-ク近代美術館の パーマネントコレクションにも選ばれた、通称「赤いバケツ」と親しまれている名作ポーダブル・タイプライター。
Carlton
メンフィスで手掛けたシンボリックな作品「カールトン」
革新的で自由な表現にその思想が体現されている。各国美術館にも所蔵されるデザイン史上の名作。
Casablanca
カールトン同様に左右対称の幾何学的な美しさと無秩序なユニークさを兼ね備える「カサブランカ」
カールトンがポップな印象を持つのに対して、こちらはヴィヴィッドで官能的なデザイン。まだら模様の使い方も実にソットサスらしい。
Murmansk
シルバー925を贅沢に使ったフルーツボウル「ムルマンスク」
美しく凛としたトップに対し支柱は激しく情動的。磨かれた台座は支柱を倍の長さに見せるトリックになっている。
Ashoka
Memphis Milano(メンフィス・ミラノ)コレクションのためにデザインされた照明器具「アショカ」
Ettore SottsassとMemphisの象徴的な照明器具の一つで、イタリアンデザインの単一性を証明する真のアイコンと言えます。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.07.23)