各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第25弾は、皆さんご存知の日本の建築家、安藤忠雄です。
<経歴>
1941年 大阪府生まれ
1969年 安藤忠雄建築研究所設立
1987年 イェール大学客員教授
1988年 ハーバード大学客員教授
1997年 東京大学教授
2000年 中坊公平と共に「瀬戸内オリーブ基金」設立
2002年 南カリフォルニア大学客員教授
2003年 東京大学名誉教授
2005年 東京大学特別栄誉教授
2011年 東日本大震災復興構想会議議長代理
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打ち放しコンクリートで有名な安藤忠雄。
独学で建築を学び、また、過去にはプロボクサーであったなど、建築家としては特異な経歴を持っている。
24歳からの世界放浪の中で、「人生というものは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。闘いであるからには、いつか必ず敗れるときが来る。その時は、自然に淘汰されるに任せよう」と考えゲリラ的な生き方を決意した。賛否両論の安藤氏の打ち放しコンクリートではあるが、安藤氏の打ち放しコンクリートへのこだわりは、このときの決意からも見て取れる。
六甲の集合住宅 1983年
六甲山の60度もの急斜面に建てられた集合住宅。敷地からは、大阪湾から神戸湾にかけてを一望できる。
これらの立地を生かして自然と幾何学を融合させた住宅となっている。
住宅としては初めての日本文化デザイン賞を受賞した。
光の教会 1989年
大阪・茨木市の閑静な住宅街の一画に建つプロテスタント教会。
低予算での建設が求められたために生まれた、極限までそぎ落とされたシンプルな造りの教会。
礼拝堂内部の祭壇の壁全面に十字架のスリットが設けられ、そこから射し込む光が十字架を現出させる。
フォートワース現代美術館 2003年
安藤氏がが国際コンペに当選して設計した美術館。コンクリートとガラスのシンプルな構造であるが、太陽光と水場の水面を利用して光豊かな空間を作り上げている。水場から見ると水面に浮かぶように美術館が見える印象的な建築物。
表参道ヒルズ 2006年
全長約250メートル、地上6階、地下6階の商業施設、住居施設が合わさった建造物。商業施設は6層分の吹き抜けを持ち、その周りを表参道の勾配に合わせたスパイラル状のスロープで床が構成されているのが特徴。
21_21 DESIGN SIGHT 2007年
折り曲げられた巨大な鉄板の屋根が地面に向かって傾斜する独創的な造形の建物。 三宅一生の服づくりのコンセプト「一枚の布」に着目し、一枚の鉄板を折り曲げたような屋根となっている。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.08.13)