各国の建築・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・インダストリアルデザイン業界の有名デザイナーを紹介していく、「デザイナーをもっと知ろう!!」シリーズ。
第29弾は、ミッドセンチュリー・モダンを代表するアメリカのデザイナー、チャールズ&レイ・イームズ(Charles & Ray Eames)です。
チャールズ・イームズ
1907年 ミズーリ生まれ
1929年 キャサリン・ウォーマンと結婚
1930年 建築事務所を設立
1941年 キャサリンと離婚
レイ・カイザーと再婚
1978年8月21日 死去
レイ・イームズ
1912年 サクラメント生まれ
1941年 チャールズ・イームズと結婚
1988年8月21日 死去
イームズ夫妻は建築、家具のデザインを続け、初期に手掛けた合板加工だけでなく、プラスチック、繊維強化プラスチック、ワイヤーを素材とした椅子をデザインし、20世紀における工業製品のデザインに大きな影響を与える作品を残しました。
Plywood Chair プライッドチェア 1945年
イームズがデザインした、背、座、脚のすべてのパーツがプライウッド(成形合板)で作られたチェアです。構成する5つのパーツはショックマウントと呼ばれるゴム製のクッションを挟んで組み立てられ、程よい弾性を持っています。この椅子はMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションになっています。
La Chaise ラ・シェーズ 1948年
MoMAと家具非営利団体の共催で行った「ローコスト家具デザインコンペ」に出品した作品。ラ・シェーズの独特な形は、彫刻家ガストン・ラシェーズ(Gaston Lachaise)の彫刻作品「フローティング・フィギュア(Floating Figure)」からインスピレーションを受けたそうです。2枚のガラス繊維のシェルを重ねて中に硬質ゴムを挟みこみ、隙間をスチレンで埋めた構造のため、当時の技術では製造するにはあまりにも困難・高価であることから、生産されることはありませんでした。レイ・イームズが生前一番好きだった椅子として大変有名です。
Plastic Chair プラスティック・チェア 1950年
1948年に「ローコスト家具デザインコンペ」に出品した作品をベースに作られたチェア。当初FRPで製品化されましたが、リサイクルできないという環境的な理由から生産を中止していました。しかし技術や素材の進歩により、1998年素材をポリプロピレンに変更しオリジナル仕様のまま復刻され、現在でも多くの人に愛されています。
Wire Chair ワイヤー・チェア 1951年
シェル部分はプラスチック・チェアと同じ形で、「ローコスト家具デザインコンペ」応募時に試行錯誤したプレス加工金属、プラスチックチェア用の工業技術、ワイヤ用新素材など今まで、イームズオフィスが取り組んだ技術を集結した延長線上に位置したモデル。イームスといえばプラスチック・チェアとこのワイヤー・チェアをまず思い浮かべる方も多いかと思います。
Lounge Chair & Ottoman ラウンジチェア&オットマン 1956年
イームズ夫妻の友人であったハリウッドの映画監督ビリー・ワイルダーに依頼されて製作されたラウンジチェア。
「よく使い込まれた一塁選手のグローブみたいに暖かい印象で優しく包み込んでくれるような椅子」がデザインコンセプトだそうです。アメリカでは尊敬する人への価値あるギフトとしてよく使われています。
Aluminum Group アルミナム・グループ 1958年
エーロ・サーリネンが設計し、アレキサンダー・ジラードがインテリアデザインを手がけた住宅「ミラー邸」のために室内でも屋外でも使用できるようにイームズがデザインしたことにより生まれたアルミナム・グループ。このシリーズは、リビングからオフィスまで幅広い場面で使用される椅子やテーブルがそろえられています。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.10.22)