オシャレなセレクトショップに街で評判のパン屋さん、こだわりのレストランにセンスの良いカフェ、一度は憧れる「自分のお店」。今回はそんな「ショップオーナー」になるには、どんな準備が必要なのかインテリア情報サイトが注目した職種ごとに隔週に渡りご紹介します。第二回目は「カフェ」
オーナーのこだわりが詰まったステキなカフェをオープンにするにはどんな準備が必要なのでしょうか?
カフェを開業するにあたり、カフェ専門の資格は特にありません。最近ではカフェスクール(専門学校)というものがあり、カフェ開業に関するあらゆる知識を教えてくれます。また、スクールに通わなくてもカフェでの経験が豊富な人はそのまま独立というケースも多いようです。
飲食店開業の為に必要な資格はありますので、下記を参考にしましょう。
1 食品衛生責任者
保健所で申込み書をもらって記入、郵送し、講習を受けます。
地域によって異なりますが、東京都では月に5~7回開催されています。
※ ただし、以下の条件に該当する方は講習を受ける必要はありません
1.栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、船舶料理士、食品衛生管理者の有資格者
2.保健所長が実施する食品衛生責任者になるための講習会または知事の指定した講習会の受講修了者
3.都道府県、指定都市、もしくは、中核市の衛生関係条例に基づく資格、または、その他知事、もしくは。市長 が食品衛生等に関して、同等以上の知識を有する資格として、認めた資格を有する者。
2 営業許可書
カフェを開業するには、営業許可というものが必要です。
営業許可を受けるためには、営業許可申請をすることと、食品衛生法施行条例が、定める施設基準に合致した施設を作ることが必要です。
また、営業許可申請は、営業所を管轄する保健所で行います。
営業許可には、期限があるので、満了後も引き続き営業を継続される方は、許可の更新手続を行います。
※もし純粋にカフェを開業するので料理は一切提供するつもりがないという場合には、喫茶店営業許可を得ないといけません。
カフェの開業資金として一般的に必要とされている資金は1,000万円から1,500万円くらいといわれています。主に物件の保証金、内装や水道工事・電気工事、什器や食器代・キッチンの機材や半年分の営業資金が必要です。しかしこれはあくまで目安で個人のこだわりなどによって開業資金はだいぶ異なってきます。
カフェは空間の雰囲気がとても重要になりますので内装で手は抜きたくないですね。
カフェの開業にあたってとっても重要になるのがお店のコンセプト作りです。
どんなこだわりを持ったお店にするのか?ターゲットはどんな層にするのか?
オーナーの明確なコンセプトを初めからはっきりと決めておくとそのコンセプトを土台にスムーズに開業までの道のりを歩むことができます。また内装や外観もコンセプトを元に作りますのでステキなお店作りの為にもしっかりとしたコンセプトを用意しましょう。
実際にカフェを開業するまでにやらなくてはならないことはメニュー構成をどのようなものにするかです。カフェの重要な要素となるメニュー、定番ものの他にもそのカフェ独自のメニューが必要となります。また、食材をどこから仕入れてくるのか仕入れ業者を選ぶ必要もあります。
開業後、たくさんのお客さんに来てもらう為、充分な宣伝も行いましょう。広告費をかけずとも最近ではインターネットを使ってホームページを作成したりブログなどで宣伝することもできます。
雑誌やテレビなど多くのメディアで注目されている「カフェ」
そのぶん、ライバルが多く入れ替えも激しい世界です。重要なのは、初めに決めたコンセプトを貫きかつお客さんに満足してもらいたいというサービス精神を強く持たなくてはいけないという事。また、開業までに多くの店舗を視察するのも良いでしょう。何か良い発見があるかもしれません。
長く愛されるカフェを経営する為にも準備はしっかりと行いましょう。
次回は『セレクトショップ』のオーナーになるには?をご紹介します。
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(文:インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2011.11.04)