インテリア・建築の知識が身につく専門用語を50音順に掲載しました。このページでは「あ行」の「あ」から始まるインテリア・建築用語を掲載しています。資格試験の勉強にお仕事やちょっとした調べ物に是非、ご活用下さい。
○アース == ground ==
電気回路の一部または電気機器を大地と導線(アース線)で結び、電荷を逃がすこと。または、そのための装置。
○アース付きコンセント
漏電防止や過大電流がコンセントを通じて家電器具などに流れることを防ぐために、家電機器のアース線が接続できるようになっているコンセント。
○アーチ ==arch==
石造や煉瓦造などの組積造で、開口部をつくるようなときに、上部の荷重を支えるための円弧状に築いた構造。
○アームチェア ==arm chair==
肘掛けのついている椅子。
○アームレスチェア ==armless chair==
肘掛けのついていない椅子。
○アーリーアメリカンスタイル ==Early American Style==
アメリカが1776年に独立する以前の植民地時代、および独立当初の頃の様式。
○アール・デコ ==earl・deco==
1925年にパリで開催された「現代装飾・産業美術国際展」に現れた装飾のスタイル それ以前のアール・ヌーボーが流動的な曲線を主とするのに対して、アール・デコは単純な幾何学的形態を多用し、工業化と結びついていくモダニズム初期のスタイル。
○アール・ヌーボー ==Art Nouveau==
19世紀末~20世紀初頭にかけて、ベルギーやフランスを中心にヨーロッパ各地に波及したデザイン様式。
○RC造 ==Reinforced-Concrete==
鉄筋コンクリート構造の略。
○相欠き(あいかき)==Shiplap==
二つの木材を各半分ずつ欠き取って合わせる継手。
○アイソメトリック ==Isometric==
インテリアの俯瞰図など、イメージなどを表現する場合によく使われる投影図法で、一般的に略してアイソメ図と呼ばれています。
○合抉り・相決り(あいじゃくり) ==half lap joint between parallel boards==
二枚の板の側面の厚みの部分を同じように半分づつ削り取り、かみ合わせて板同士をつなぎ合わせる工法。
○アイランドキッチン ==Kitchen Island==
人気のあるオープンキッチンの形態の一つで離れ小島のようにシンクやコンロ、作業台等、またはそれら全てをまとめたものを壁から離れたスペースに置く事。
○アウトドアリビング ==Outdoor Living==
リビングと隣接した、室内と一体的に活用する屋外空間の事。
○アウトフレーム工法 ==Out frame construction==
マンションの建築工法のひとつで、柱や梁などのフレームを室外に出す設計のこと。「アウトポール」ともいう。
○アウトレットボックス ==Outlet Box==
電気工事で配線工事の配管の中間、または 端末に取り付けられるボックス。
○亜鉛メッキ鋼板(溶融)(あえんめっきこうはん)==galvanized steel plate ==
亜鉛メッキ加工された鋼板で、鋼板を亜鉛で覆うことにより耐久性を向上させたもので、亜鉛鉄板、亜鉛メッキ鉄板、またはトタン板、亜鉛引き鉄板、トタンなどと呼ばれています。
○青田売り(あおたうり)==pre-harvest estimate of a rice field's yield and selling price==
未完成の建物を販売することを「青田売り」といいます。
○煽り止め(あおりどめ)==doorstop==
建具の扉が風などであおられないように、定位置にとめておく装置・金物。
○赤松(あかまつ)==Red pine==
針葉樹の一種。レッドパイン。
○赤身(あかみ)==heartwood ==
木材の心材部分の別称で、辺材に比べ赤みを帯びているためにこう呼ばれる。
○上がり框(あがりがまち)==piece of wood at front edge of entranceway floor, agarikamachi==
玄関や勝手口などの土間から床に上がる時の段差に付けられる化粧材
○空き(あき)
部材や仕上げの接合部にもたせる余裕。
○アキスミンスターカーペット ==Axminster carpet ==
カーペットの一種で、イギリスのアキスミンスターで作られた手織のものに始まった織り方で、現在は機械織りによって普及しています。
適当な長さにカットされたパイルをU形に挿入した形で織られ、多色の模様織りに特徴があります。
○灰汁洗い(あくあらい)==scouring; washing vegetables in lye ==
植物を焼いて灰にしたものを水に漬けてから取る上澄みをアク(灰汁)といい、強いアルカリ性を示し、洗浄作用がある。
これによって古くなったり汚れてきた木等を洗うと、汚れが綺麗になって新しい状態に復元出来る。 現在では、苛性ソーダなどの薬品が使われるのが一般的である。
○アクセントカラー ==accent color ==
インテリアの色彩を決めて行く上で、基調色(ベーシックカラー)や配合色と関連して、色彩上のアクセントをつけるために用いられる強調色。
○アクリル系シーリング材 ==acrylic sealant ==
硬化すると弾性体になり湿った箇所にも使用可なシーリング材。
○アクリル樹脂 ==acrylic resin ==
アクリル酸、及びその誘導体の重合で作られる熱可塑性の合成樹脂。
○アクリル板 ==acrylic plate ==
アクリル樹脂でできた板。
○アクリルラッカー塗料 ==acrylic lacquer paint==
硝化綿とアクリル樹脂を主体とした速乾性の塗料で、ラッカー塗料に比べ耐候性がよく、変色しないために家具以外の塗料にも広く使用されています。
○揚板(あげいた)==loose plate==
揚蓋(あげぶた)とも言い、床板の一部が取り外しできるようになっている板のこと。
○上げ下げ窓(あげさげまど)==double hung window ==
ガラス戸が上下にスライドして開閉する窓。
○アコーディオンドア ==accordion door ==
鋼線の骨組に、ビニールレザーをかぶせた伸縮式の折りたたみドア。アコーディオンカーテンとも呼ばれる。
○麻(あさ)==flax==
亜麻(リネン)と草麻(ラミー)の総称。
○朝顔(あさがお)
建築の工事中、上階にある資材又は残材が、道路あるいは隣地に落下しないように、これで受け止めるために、建物の2階または3階部分の周囲に傾斜して張りめぐらした仮設の板材。
○麻の葉模様(あさのはもよう)==flax ornament a design==
正六角形を基礎にした幾何学模様。
○足場(あしば)==footing==
工事を用に組み立てる仮設の作業床、通路。
○足元灯(あしもととう)==Foot lights==
「フットライト」ともよばれ、夜間でも安全に歩けるように、廊下や階段の昇り口・降り口などの壁の足元廻りに取り付ける小型の照明器具。
○脚物(あしもの)==legged==
洋家具類を形態上から分類したときの呼び名。
○アシンメトリー ==asymmetry ==
左右の大きさ、色、形などがある軸線に対して左右非対称、不均整なこと
○アジアンスタイル ==Asian Style==
東南アジアのインテリアスタイルで、籐やバンブーなど、亜熱帯の自然素材を使って、手仕事で作り上げ自然の風合いを残す素朴な家具などが特徴な様式。
○アジャスター ==adjuster ==
床の不陸を調整し水平に保つため、テーブルの脚やキャビネットなどの台輪の内側に取り付ける調整金具。
○網代(あじろ)==wickerwork==
木材のそぎ板や竹皮などを、編んだもの。天井などに使われる。
○飛鳥建築(あすかけんちく)==The Asuka architecture==
推古天皇の前後(540~670年)の建築で、奈良の法隆寺の金堂がその代表的建築です。
○アスファルト ==asphalt==
天然歴青(てんねんれきせい)の一種又は天然瀝青の加熱によって生じる種々の暗色の物質で、比較的に不揮発性で主として炭化水素から成り、一般に防水性・耐水性・耐久性があります。
○アスファルトシングル ==asphalt shingle ==
アスファルトルーフィングに着色砂を付着させたもの。勾配屋根の屋根葺き材として使用される。
○アスファルトフェルト ==asphalt felt ==
動植物 又は 鉱物の繊維でつくったフェルトにアスファルトを浸潤させたもので、木造の外壁のラスモルタル塗りの下張りなどに用いられます。
○アスファルトプライマー ==asphalt primer ==
ブローンアスファルトを揮発性溶剤に溶かして液状にした塗料で、アスファルト防水に用いられます。
○アスファルトルーフィング ==Asphalt roofing felts==
屋根の野地板の上に、雨水の浸入を防ぐために設ける、フェルトにアスファルトをしみこませた防水紙。
○アスベスト ==asbestos=
石綿ともいわれる天然に存在する繊維状の鉱物のこと。
アスベストを吸い込むと肺がんや中皮種などの健康被害を引き起こす可能性があることがわかり、現在は製造・取り扱いなどが法律で規制されています。
○東屋(あずまや)==an arbor==
庭園に設けられた休憩、又は眺望に使用される建物
○畦(あぜ)
敷居や鴨居の溝と溝の間の凸部分を言う。
○校倉造り(あぜくらづくり)==Build log house==
三角、四角、あるいは丸太の断面の木材を水平に積み重ね、角の部分でかみ合うように交差させて壁体を構成する工法。
○アセスメント==Assessment==
評価、査定の意味。
○アセテート ==Acetate==
酢酸繊維素をアセトンに溶かし、絹のような感触と光沢があり、吸湿性、弾性にもすぐれ、衣料用途として使用される繊維。
○アセトアルデヒド ==acetaldehyde ==
刺激臭のある無色の液体で、沸点が20.2℃で高揮発性です。反応性がいいので合成樹脂、合成ゴムなどの様々な化学製品を合成するときに原料として使われます。
○あて
木材の欠点で、樹木が山の斜面など特殊な環境によって生じる、傾いた木や曲がった木にできる部分を言いい、「陽疾(ようしつ)」とも言います。
木材繊維細胞が正常と異なるので、曲がり、反りなどの狂いが生じやすいので、使用に際しては気をつけなくてはなりません。
○頭つなぎ
柱の間をつないでいるという意味
上からの荷重がかからない場合、単に柱の上部を固定するために、柱の上に水平に渡した部材のこと。
又は、荷重がかからない簡易な間仕切り壁などの上部に設ける部材。
○当り欠け(あたりかっけ)
2つの取り合う木材の一方を欠きこむ仕口。
一般的には、母屋と垂木の取合において、屋根の勾配に沿って母屋を欠きとる仕口。
○アダム様式 ==Adam style ==
18世紀後半、イギリスのロバートアダムとその兄弟たちによる古典主義的な様式。
○圧縮(あっしゅく)==compress==
材料が両端から中心に向かって軸方向の力を受けること。
○圧縮強度(あっしゅくきょうど)==compressive strength ==
材料が軸方向に押される力の強さの度合。
○圧着貼り工法(あっちゃくばりこうほう)==Bonding paste method==
湿式工法での壁タイルの施工方法。
圧着貼り工法は、下地 モルタル面に貼り付け用モルタルを塗り付け、硬化しないうちに、その上にタイルをもみ込むようにして貼って行く工法です。
○アッパーライト == Upper Right ==
下から上向きに照らす照明。間接照明の一つ。
○アップフォルスター
座面にクッションになる詰め物をのせて、上から布などを張ったソファや椅子。
○アトリウム ==atrium==
本来は、古代ローマでの住宅建築において、吹き抜けになっており、天窓のある、床に石を敷き詰めた広間、または、初期キリスト教会の前面に設けられた回廊で囲まれた中庭のこと(atrium)を言う。
○アネモスタット ==anemostat==
天井面に設置される空調の吹き出し口で、丸形あるいは角形のコーン状をした複数の羽根をもつ吹き出し口。
○アパート ==Apartment==
建物の内部を複数に区切り、それぞれを独立した住居として居住者に賃貸する集合住宅。
○あばら筋(あばらきん)
鉄筋コンクリート構造で 梁 のせん断破壊を防ぐために入れる補強筋。
○アピトン ==apitong==
広葉樹の一種。東南アジア地方から輸入される木材で、フタバガキ科の常緑高木の材。
色は赤味を帯び重くて硬い、板材や壁材などの仕上材や家具材として使われる。
○アプローチ ==approach ==
道路から門、玄関にいたるまでの通路およびその周辺。
○雨押え(あまおさえ) ==flashing ==
雨水の浸入を防ぐために、外壁と開口部の上枠や、屋根と壁の立ち上がりの取合などに取り付ける板、若しくは 部位を指します。
○雨仕舞い(あまじまい) ==flashing; weathering ==
雨水が建物の内部に浸入したり漏ったりするのを防ぐこと。または防ぐための施工方法。
○雨戸(あまど) ==a sliding shutter==
家の外回りに取り付けられる、主に風雨を防ぐことを目的とした戸。
○雨樋(あまどい) ==downspout==
屋根から流れ落ちる雨水を軒先に集め、下の排水口まで導いて排水する部材。
○網入りガラス(あみいりがらす) ==wire glass==
割れても破片が崩れ落ちないように、ガラス面内に金属線が入れ込まれたガラス。
○アメリカ積み ==American bond==
煉瓦の積み方の一種で、5~7段を長手積みにし、1段小口積みを挟む積み方。
○洗い落し式便器(あらいおとししきべんき)
水の落差による流水作用で汚物を押し流す方式で、構造がシンプルで安価です。
○洗い工事(あらいこうじ) ==Wash work==
内装工事が出来上がり、照明器具や衛生陶器などの器具が取り付いた、工事の最終(建物引き渡し前)段階に、建物の清掃及びフロアーなどのワックス掛けを行なう工事。
○荒壁(あらかべ) ==scratch coat ==
小舞 下地に粘性のある土を塗った壁。
○荒組障子(あらぐみしょうじ)
桟を荒く組んだ障子。
○アラバスタ == alabaster ==
石膏の一種で、雪花石膏(せっかせっこう)のこと。
白色の緻密な微粒の石膏で、半透明で良質のものは装飾用彫刻材として使用される。
○アラベスク == arabesque ==
アラビア風の意。一般的にはイスラム美術の装飾模様を指します。
○蟻掛け(ありかけ)
片方の木材の先に蟻ほぞ(鳩尾状に突き出させた柄)をつくって、他方の木材につくった蟻穴に接ぐ仕口。
○蟻継ぎ(ありつぎ) ==swallowtail joint ==
木材の接合の仕方で、継手のひとつ。
木材の一方の端に通常、蟻と呼ばれている鳩の尾 或いは蟻の形のような突出部を作り、他の木材の端に同形の穴を彫ってふたつを接合する方法。
○アルコーブ == alcove ==
マンションなどの集合住宅の玄関前で、外壁面から一部後退して少し窪んだスペース。 玄関ドアを開け閉めするときに共用廊下を人が歩いていてもぶつからない。また、外からの視線が遮られるなどのメリットがある。
○泡消火器(あわしょうかき) == Foam fire extinguishers ==
二つの液を混合して泡を発生させ、放射する消火器で一般火災や油火災に適した消火器です。
○泡消火設備(泡消火設備) == Foam fire extinguishing systems ==
屋内消火栓設備・スプリンクラー設備等、水による消火方法では適さない油火災等の消火を目的としたもので、消火原理は、水と泡消火剤を比例混合し、水溶液状で泡放出口(フォームヘッド・フォームチャンバー・高発泡機等)まで送液し、さらに泡放出口で空気を吸引して空気泡(エアーホーム)を発生させ、その泡によって消火をおこなう消火設備です。
○合わせガラス == Laminated glass ==
2枚または数枚のガラスの間に透明の接着力の強い中間膜、ポリビニルプチラールなどのプラスチックシートをはさみ、加熱圧着ではり合わせた安全性の高いガラス。
○アンカーボルト == anchor bolt ==
鉄骨部材や木造の土台をコンクリートに緊結するための埋込みボルト。
○アンダーカット == undercut ==
居室の換気経路を作るために、開きドアの設置されている場所の通気を行うように、ドア本体にガラリをつけたり、ドアの下部を1cm程度カットすることにより、空気の通る道をつけること。
○アングル == angle ==
一般に直角となっているもので、建築材料では、断面形状がL型をしている鋼材。
○安山岩(あんざんがん) == andesite ==
火成岩の一種でマグマが短時間で冷やされ固まり、結晶が十分成長していない岩。
○アンダーカーペット == undercarpet ==
オフィスなどで、カーペットの下にOA機器などのための配線をすること。
○アンダーカウンター == under the counter ==
システムキッチンのシンクや洗面カウンターの洗面器の取り付け方法のひとつで、縁の部分がカウンターの下面に来る納まり。
○アンダーレイヤー == under Layer ==
カーペットの敷き込みの際に、床との間に敷き込むクッション材。
○アンティーク == antique ==
骨董品や古美術品を指します。
○アンティーク フィニッシュ
家具などの仕上げにおいて、古い時代のもののように見せる仕上げ方法。
○安定器(あんていき) == stabilizer ==
蛍光ランプや水銀ランプのような放電ランプの放電を安定させる装置。
○行灯(あんどん)
シェードとして枠に紙を貼ったものの中に油皿を置いて灯す、日本の古くからの照明器具。
○あんどん部屋
直接外気に接する開口部がない部屋。
○アンピール様式 == Empire styles ==
19世紀初めフランスにおけるナポレオン1世の帝政時代を中心とした装飾様式。
全国の家具/日用品/住宅設備メーカーの営業・ショップスタッフ・バイヤー・インテリアコーディネーター・インテリアデザイナー・プロダクトデザイナー・・などインテリア業界の求人を紹介しています。
→ インテリアのお仕事求人サイト
インテリアのお仕事求人サイトはインテリア情報サイトが運営する求人情報サイトです。
(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.11.20)