インテリア・建築の知識が身につく専門用語を50音順に掲載しました。このページでは「は行」の「ひ」から始まるインテリア・建築用語を掲載しています。資格試験の勉強にお仕事やちょっとした調べ物に是非、ご活用下さい。
○ヒーター式床暖房
床内部に電気ヒーターを敷設して床表面を暖める方式で、ユニット化されたパネルを敷設する床暖房システム。「電気式床暖房」とも言われています。
○ヒートブリッジ == Heat Bridge ==
熱橋ともいい、外壁と内壁の間にある柱などが熱を伝える現象のことで、断熱性能の低下につながります。
○ヒートポンプシステム == Heat pump system ==
媒体が気体から液体に凝縮する時に放出する熱や、液体から気体に気化する時に、周囲の熱を奪う性質を利用して冷暖房を行なうシステム。
○火打(ひうち) == horizontal brace ==
木造で床組や小屋組の変形を防止するために、設ける斜材。1階床に用いるものを火打土台、2・3階床、小屋組で用いられるものを火打梁という。一般的には木材を使用するが、最近では火打金物の使用も多くなってきている。
○火打金物 == corner bracing ==
木製火打材の代わりとなる、床構面の隅角部にかかる圧縮・引張に対抗するための構造金物です。取り付けは、六角ボルトと平釘の併用が必要です。
○火打梁(ひうちばり) == angle brace ==
木造で床組や小屋組の変形を防止するために設ける斜材。
○控壁(バットレス) == buttress ==
壁に加わる横方向の力に対して、転倒を防ぐために壁から突き出した状態の補強用の壁。
○日影図(ひかげず) == sun shadow diagram ==
太陽光線を受けた建物が、落とす影を時刻ごとに表した図面。「にちえいず」とも呼ばれています。
○引込み戸(ひきこみど)
戸を壁の中に引き込むことのできる引戸。
○挽きたて寸法(ひきたてすんぽう)
木材を製材した状態の寸法で、通常製材工場出荷時の寸法を指し、流通時の呼称寸法となります。
○引き違いサッシ == double sliding sash ==
左右2枚のガラス障子をスライドして開閉するサッシ。
○引き違い戸
横方向にスライドさせて開閉する扉。
○引戸(ひきど) == sliding door ==
水平方向に動かすことで開閉する建具。
○挽物(ひきもの) == turnery ==
木工旋盤や轆轤(ろくろ)で加工した、断面が円形の木製品。
○曳家(ひきや) == house moving ==
建築物を解体せずにそのまま水平移動させて、他の場所に移すこと。
○庇(ひさし) == eaves ==
出入口や窓の上部に設け、日差しや雨を防ぐ片流れの小さな屋根状のもの。
○非常警報器具(ひじょうけいほうきぐ) == Emergency warning equipment ==
火災が発生した時に、防火対象物内の人々に拡声器や警報音などによって伝達するための、警鐘・携帯用拡声器・手動式サイレンなどを指します。
○非常警報設備(ひじょうけいほうせつび) == Emergency alarm systems ==
防火対象物内にいる人に警報音や音声により、火災が発生したことを有効、且つ速やかに知らせるもので、消防法に規定され、非常ベルや自動サイレン、非常放送設備などが非常警報設備にあたります。
○非常電源(ひじょうでんげん) == emergency electric power source ==
電力会社から供給される常用電源が停電になった場合の緊急時に必要な電力を確保するための電源で、自家発電や蓄電池によるものや、非常用電源専用受電設備によるものなどがある。
○非常用進入口(ひじょうようしんにゅうこう) == rescue entrance ==
非常時に消防隊等が破壊して進入できるように、3階以上の階で高さ31メートル以下の部分には、建築基準法で非常用進入口の設置が義務付けられています。
○櫃(ひつ) == wooden container ==
上に蓋が付いた大きめの箱。古代から衣類などの収納用に使われてきた。
○引掛け工法(ひっかけこうほう)
乾式工法による壁タイルの施工方法。
○引掛け桟瓦(ひっかけさんがわら)
桟瓦とは、丸瓦と平瓦を使って葺く本瓦葺きの弱点である、重量対策にて考案された波状の瓦。
○引掛けシーリング
ペンダント照明やシャンデリアなどを吊るすことができる天井付けコンセント。
○引張(ひっぱり) == tension ==
材料の外側に向かって引っ張られる力を受けること。
○引張強度(ひっぱりきょうど) == ultimate tensile strength ==
材料が外部から引っ張られる力の強さの度合。
○必要換気量(ひつようかんきりょう) == volume flow rate requirement ==
室内の空気の清浄度を保つために必要な換気すべき空気量。
○雛留め(ひなどめ)
長押と床柱との取合部の納め方で、床柱の正面の見付幅の1/6程度残した位置で長押を止めて、その小口を同材にて留に納める方法です。また、和室の真行草で言うならば「草」にあたります。
○避難設備(ひなんせつび) == refuge accomodation ==
火災などの災害が発生したときに、避難のために使われる機械器具や設備を言い、大きく分けて「避難器具」と「誘導灯・標識」に分類され、消防設備のひとつです。
○ひねり金物
垂木を母屋・軒桁・棟木などに取り付けるための金物で、ST-9・ST-12・ST-15の3タイプがあり、垂木の勾配や風の吹き上げ力によって使い分けます。また、ひねり金物の同等認定品、ハリケンタイ・タルフィック・タル木どめⅡ・ラフターバンド・タル木クランプなどがあります。
○桧(ひのき) == hinoki ==
針葉樹の一種。ヒノキ科の常緑高木。
○樋端(ひばた)
敷居や鴨居に彫られた溝の両端の外側の凸部分。和室側を内樋端(うちひばた)、その反対側を外樋端(そとひばた)と言います。
○ヒューム管 == Hume concrete pipe ==
遠心力鉄筋コンクリート管ともいい、 コンクリートの締め固めに遠心力を応用して成形された鉄筋コンクリート管で、1910年にオーストラリアのヒューム氏によって発明されたコンクリート管で、日本では1925年より製造販売されました。
○日干し煉瓦(ひぼしれんが) == adobe brick ==
粘土を煉瓦状に形作ったのち、日光で自然乾燥して作られた煉瓦。
○評価額(ひょうかがく) == appraised value ==
固定資産税評価額のこと。各市町村の固定資産課税台帳に登録された土地や建物の評価額。
○表具(ひょうぐ) == mounting ==
布や紙を張って、巻物、掛軸、屏風、襖などを仕立てること。
○標準貫入試験(ひょうじゅんかんにゅうしけん) == standard penetration test ==
JIS A 1219に規定される地盤の工学的性質(N値)及び地盤の試料を採取するために行われる試験。
○標準仕様(ひょうじゅんしよう) == standard specification ==
新築一戸建てやマンションに設定されている、設備機器・外装・内装仕上げなど、その建物の標準となる仕様のこと。建物の「坪単価」は通常、この標準仕様をもとに算出されています。
○表示錠(ひょうじじょう) == indicator lock ==
内側から施錠し外側に色や文字によって使用中かどうか表示される錠。
○表面波探査法(ひょうめんはたんさほう)
起震機により表面波を地中に送り、地中からの反射波を受信して地盤支持力(地耐力)を算出する地盤調査法。
○平織りカーペット
カーペットの一種で、経糸(たていと)よ緯糸(よこいと)を組み合わせたカーペットで、パイルのないカーペットのことを言います。
○ひら金物(ひらかなもの)
外壁廻りの下地材の施工に支障がある場合のかすがいに代わる金物として開発された補強金物です。
○平書院(ひらしょいん)
書院の一種で、付書院を略した形式の書院で、床の間脇の縁側の壁に書院窓を設け、付書院のような地袋や棚板がないもの。
○広縁(ひろえん) == broad or spacious veranda ==
幅の広い縁側のことで、概ね幅0.75間(1365mm)以上の縁側を指します。
○広小舞(ひろこまい) == cant strip ==
軒先の先端、垂木の上に取り付ける板状の部材。
○品確法(ひんかくほう)
良質な住宅を安心して取得でき、万一トラブルが発生した場合でも、消費者保護の立場から紛争を速やかに処理できる機関の整備など、住宅市場の条件整備と活性化を目的とした法律です。
○品質表示ラベル == quality labels ==
消費者が家庭用品を購入する際に、品質が解りやすいように表示を行なうことを目的とした「家庭用品品質表示法」に基づいて貼られるラベル。
○ビーダーマイヤー様式
台頭し始めた自由主義を抑え込もうとするウィーン体制の時期、1815年から1848年3月革命までの頃のドイツ、オーストリアにおける家具、インテリアを中心にした様式。
○ビームランプ
レンズあるいは反射板などを使い、集中配光させる電球、あるいは照明器具。
○ビザンチン様式 == Byzantine style ==
4世紀に始まった東ローマ帝国の建築などの様式。コンスタンチヌス1世が首都とした今日のイスタンプールを中心に展開。ハギア・ソフィア大聖堂に代表される大ドームとモザイク壁画に特徴がある。
○ビシャン叩き仕上げ
石材の表面仕上げの一種で、「ビシャン」と言う石工事用の特殊硬質合金の金槌で石材を叩き、平滑に仕上げた表面仕上げ。
○ビストロテーブル == Bistro Table ==
円形の天板に一本脚がついた、小さな円形テーブル。
○ビニールクロス
壁装材でポリ塩化ビニールを主原料とする壁紙のことを「ビニールクロス」、若しくは「ビニル壁紙」、又は、略して「ビニクロ」と言います。
○ビヒクル == vehicle ==
着色剤の成分のひとつで、顔料粉末と混ぜて練り合わせ、物体の表面に顔料を均質に固着させ、塗膜を形成させる媒体。
○ビビッドトーン
さえた、鮮やかな色調。それぞれの色みに混じりけのない色合のこと。
○ビューロー == bureau ==
引き出しつきデスク。
○屏風(びょうぶ) == folding screen ==
風と人の視線を遮るための折り畳み式の衝立。
○ビラ == villa ==
田舎の邸宅。イタリアなどで都市の郊外に建つ田園的な別荘。
○ビルトイン == built-in ==
家の一部や住宅設備機器(住設)などに、あらかじめ取り付けて構成すること。
○ビルトインガレージ
建物内部に駐車スペースをもうけたガレージ。
○ピーコックシェード
ローマンシェードの一種で、シェードを裾から少し上げると下部が半円形上になり、裾まで下ろした状態では基本的にシャープシェードと同じ裾がフラットになります。
○ピクチャーウインドー == picture window ==
外の景色を1枚の絵のように窓枠の中に取り入れる効果を持つ窓を指します。
○ピクチャーレール == picture rail ==
絵画などの額を吊る金具が掛けられるように壁面の上部に渡された桟。
○ピポットヒンジ
扉の上端と下端に取付け、上下軸を支点に開閉する金具。
○ピロー == pillow ==
ベッドで使う羽毛や綿を入れた枕。
○ピロティ == piloti ==
建物を高い位置に支え、地上面を吹き放しにする柱、あるいはそのような柱が並んだ開放的な空間を指します。尚、ピロティとは、フランス語で建物を支える杭のこと。
○ピン構造 == pin-connected construction ==
部材と部材の接合部が、部材相互を回転可能な形の「ピン接合」とした構形式。
○ピンコロ
正方形の石のことで、やや不整形。小さな舗石を指す場合もあります。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.12.16)