インテリア・建築の知識が身につく専門用語を50音順に掲載しました。このページでは「は行」の「ふ」から始まるインテリア・建築用語を掲載しています。資格試験の勉強にお仕事やちょっとした調べ物に是非、ご活用下さい。
○負圧(ふあつ) == negative pressure ==
2つの圧力差のある空気に対して、圧力が低い空気の状態を「負圧」といい、高い場合を「正圧」と言います。
○ファイナンシャルプランナー == financial planner ==
個人のライフプラン(人生設計)を財政的な面から総合的にアドバイスしプランを立て実行を手助けする「家計のホームドクター」的存在の事。
○ファイバーボード == fiberboard ==
木の繊維を集めて合成樹脂で固めたボードの総称。「繊維板」とも言います。
○ファサード == facade ==
建物の正面。一般的には玄関のある面を言いますが、外観として重要な面であれば、側面または背面もファサードとも呼ぶ場合があります。
○ファブリック == fabric ==
本来は、織物や布地のことですが、インテリアでは、室内で使用される布類の総称です。
○ファンコイルユニット == fan coil unit ==
温度調整された空気を供給する小型の空調機器。
○フィニッシュネイル
仕上材や家具などに用いる仕上げ釘の事。
○フィラー == filler ==
埋めたり、詰めたりするもの。詰物。埋め物。
○フィンガージョイント == finger joint ==
木材の端部を、指と指を組み合わせたようにジグザグに切削加工して、相互にはめ込んで接着する接合方法。
○風圧力(ふうあつりょく) == wind pressure ==
風による建物に加わる水平力。
○風水(ふうすい) == Chinese geomancy ==
土地のもつ神秘的な力を信じ、その力が人々に及ぼす吉凶禍福を占う中国古来からの説。
○フーチング == footing ==
布基礎の底版部。建物の上からの荷重をフーチングで分散し、地盤の支持力を増すために幅を広くした部分。
○フートン (胡同)
中国の伝統的家屋が立ち並ぶ路地。
○フープ筋 == hooped bar ==
鉄筋コンクリート構造の柱の主筋を拘束する囲い筋。一般的に150mm以下の間隔で巻き付ける。
○フェルトグリッパー工法
カーペットの下にフェルトを敷きこんだ施工方法。転んだ時などの衝撃をやわらげる衝撃吸収性や、断熱性・防音性に優れているのが特長です。
施工方法は、先ずフェルトを敷き込みます。次に、部屋の周囲に木製グリッパー(細い木に釘を打ち込んだもの)を取り付けます。この木製グリッパーに、カーペットの端をひっかけておさめます。カーペットは伸びやすいので、十分にのばしてからグリッパーに引っ掛けるのがコツ。
○フェデラル様式
18世紀後期から19世紀全期にかけて、アメリカでは古典的な様式が流行したが、連邦制度が成立した時期に当たるので、連邦(フェデラル)様式と呼ぶ。
○フェノール樹脂 == Phenolic resins ==
フェノール類とアルデヒドを縮重合して作られる熱硬化性の合成樹脂で、商標名「ベークライト」で知られています。
○フェンス == fence ==
柵、囲いのこと。ブロックの塀に代わり、アルミや木のフェンスで敷地を囲うケースが目立ってきた。
○フォーカルポイント == focal point ==
注視点、目を引く点のこと。和室の「床の間」、洋室の「暖炉」や「ニッチ」などが、フォーカルポイントにあたります。
○フォームタイ == form tie ==
壁などのコンクリート施工に際して、型枠の間隔を一定に保ち、締め付けておくためのボルト。
○フォールドシェード
ローマンシェードの一種で、生地の重なりによる横ひだが、うち寄せる波のようなゆったりとした表情を作るシェード。柔らかなボリューム感が魅力です。
○深基礎(ふかぎそ) == deep foundation ==
一般の基礎より、根入れ深さが深い基礎。深基礎は、地盤の高低差や傾斜がある場合などに発生します。
○不活性ガス消火設備(ふかっせいがすしょうかせつび)
消火剤がガスの為、消火後の汚染が少なく、電気絶縁性と冷却効果に優れている為、電気室や美術館、精密機械、電気通信機室等に設置されるもので、消火剤による汚損が少なく、復旧を早急にすることが必要な施設に設置される消火設備です。
○葺き足(ふきあし) == working length of roofing ==
瓦葺きや化粧スレート葺きなどの屋根において、一つの瓦の下端よりその下の瓦の下端までの長さ。
○葺き土(ふきつち)
瓦を葺く場合に、瓦桟を用いない場合に用いる土。
○吹付仕上げ(ふきつけしあげ)
塗装を行なう際、スプレーガンで塗料を吹付け、仕上げる工法で、吹き付けタイル・リシン吹付け・スタッコ吹付けなどの吹付仕上げがあります。
○吹付けタイル
外壁仕上用の厚塗りの吹付材で、主に合成樹脂などの結合材とけい砂・寒水石・軽量骨材などが主原料の複層仕上塗材です。
○吹抜(ふきぬけ) == wellhole ==
二層以上に渡って床を設けず、天井が高い空間。
○吹寄せ(ふきよせ) == pier panel ==
格子や障子の桟などで、2本あるいは数本の間隔を狭め、他のものとの間はやや大きく開けて並べる形を言います。
○複合基礎(ふくごうきそ) == combined footing ==
2本以上の柱を、一つの基礎で支える基礎形式。
○複合サッシ
内側を木製 または 樹脂製のフレームに、外側をアルミ製のフレームにしたサッシ。
○複合フローリング == Compound floorings ==
木質系材料からなる床板(フローリング材)。
○複層ガラス(ペアガラス) == multi-layered glass ==
2枚の板ガラスの間に乾燥空気を入れて密閉し組み立てられたガラスで、「ペアガラス」とも呼ばれています。
○袋張り(ふくろばり)
壁紙やクロスで壁を仕上げるようなとき、下地となる和紙などの周囲のみ糊付けして、中央部には糊を付けない張り方。
○節(ふし)
木材では、幹の中に枝としての組織が残っている部分。
○襖(ふすま) == fusuma ==
和室に用いられる建具で、木で骨組みを行い両面に襖紙を張った戸。
○襖縁(ふすふち)
襖の外周部の4周の縁を指し、襖の強度を増す役割と、襖を開閉する際、手アカなどで襖紙を汚さないようにする役割をはたします。
○伏図(ふせず) == framing plan ==
上から見下ろした形状が記載された図面(見下げ図)で、主に構造図に用いられる図面です。
○附帯工事費(ふたいこうじひ)
建物の本体工事費以外にかかる工事費。また、別途工事費。
○付着強度(ふちゃくこーど) == bond strength ==
コンクリートに鉄筋が固く付着していること。また、その強さ。
○普通鋼(ふつうこう) == common steel ==
炭素鋼材で軟鋼に属する鋼材。
○普通合板(ふつうごうはん) == Plywood for general use ==
木材を薄くむいた単板(ベニヤ)を木目が直交するように重ねて貼り合せ、表面に塗装などせず、貼り合せた木地のまま一般用途に使う合板。
○フックドラグカーペット
一本の刺繍針で、パイルを刺しこんでゆく手工芸的なカーペット。
○太め釘
耐久性を確保するために溶融亜鉛メッキにて防錆処理を施された釘。
○不動産(ふどうさん) == real estate ==
土地とその土地に建っている建物を指すことが一般的です。
○不動産取得税(ふどうさんしゅとくぜい) == a real estate acquisition tax ==
不動産の取得に際して、1回だけ課せられる税金。土地と建物それぞれにかかります。
○不動産登記簿(ふどうさんとうきぼ)
土地や建物の所在、面積、所有者の住所、氏名などを記載した公の帳簿。
○不同沈下(ふどうちんか) == unequal settlement ==
建物の基礎の沈下が一様でなく、建物に亀裂(クラック)が入ったり、傾いたりすること。
○船底天井(せんていてんじょう)
天井の中央が両端より高くなって勾配がついた天井。
○不燃材料(ふねんざいりょう) == non-combustible material ==
通常の火災時に燃焼せず、有害な煙やガスを発生しない建築材料の総称。
○踏板(ふみいた) == step tread ==
階段の踏面(ふみづら)の板。
○踏込み床(ふみこみいた)
床の間の形式で、床框がなく和室の畳面と同じ高さに地板(床板)だけを設けた形式の床の間。
○文机(ふみづくえ) == desk ==
床に直接座って使うタイプの背の低い机。
○踏面 (ふみづら) == wheel tread ==
階段のステップ部分を指します。
○フラッシュ戸 == Flush doors ==
骨組みに合板などを張って、表面を平らに仕上げたドア。また、単に、表面に凹凸ない戸を「フラッシュ戸」と呼ばれています。
○フランス落し == flush bolt ==
扉、または窓框に浅く彫りこんで取り付ける金物で、扉や窓が閉じた状態で施錠するときに固定する、上げ落とし式の棒状の金具を用いた戸締まり金具。
○フランス丁番
軸をくるむナックルが2管でできていて、ドアを締めると軸の部分だけが見え、取り外しが簡単にできる丁番。
○フランス積み == Flemish bond ==
煉瓦の積み方一種で、各段に長手積みと小口積みを交互に並べ、小口の縦芯(センター)と上下に積まれた長手の縦芯が必ず揃わせる積み方。
○不陸(ふりく) == unevenness ==
壁や床面がでこぼこで水平・垂直でない症状。
○フレーム式
システムキッチンのシンクや洗面カウンターの洗面器の取り付け方法のひとつで、ステンレスのフレームで固定して取り付ける方法。
○フレキシブルダクト == flexible duct ==
曲げ施工がある程度自由にできるダクトで、材質はアルミ・鉄・樹脂・グラスウールなど、さまざまな材質のものが有ります。
○フレキシブルボード == Flexible board ==
「繊維強化セメント板」の一種で、セメントと補強繊維を原料に高圧プレスで成形した不燃材。
○フレンチカントリースタイル == French Country Style ==
フランスのカントリースタイルで、無垢材の床張りに、漆喰塗りの壁、明るい色みのファブリックなどが特徴。
○フロアスタンド == floor lamp ==
床に置く可動式の照明器具。
○フロアヒンジ == Floor-hinges ==
ドアクローザーの床に埋め込むタイプ。
○フロート板ガラス == float plate glass ==
最も一般的な透明ガラスで、熔融金属の上にガラス素地を流し、火造りのまま連続製造されるガラス。
○フローリング == wooden floor ==
木の床材で、材質、塗装、加工方法で趣が異なります。
○フロストガラス
透明ガラスの表面(片面のみ)を薬品処理(フッ酸による科学的な加工)して細かく滑らかな凹凸を施したガラス。
○粉末消火器(ふんまつしょうかき) == Dry chemical fire extinguishers ==
一般的な消火器で、消火剤(粉末)を炭酸ガスなどの高圧ガスで放射、粉の種類によってABC粉末とBC粉末があります。
○粉末消火設備(ふんまつしょうかせつび) == Dry chemical fire extinguishing systems ==
噴射ヘッドおよびノズルから粉末を放射し、主に、粉末消火剤の燃焼反応に対する抑制作用により消火する消火設備です。
○歩掛り(ぶがかり) == labor productivity unit ==
必要とする単位(m・㎡など)当りの資材標準数量や労働者の標準人工数などを表す。
○仏間(ぶつま) == Buddhist family chapel ==
仏壇を安置する部屋を指します。
○武家造り(ぶけづくり) == samurai-house style ==
鎌倉時代の武家の住宅の形式をいうが、様式的な独自性は乏しく、今日では寝殿造りに包含され、室町時代以降は書院造りに発展した。
○ブナ == Japanese beech ==
広葉樹の一種。ブナ科の落葉高木。
○ブラインド == blind ==
スラット(羽根)を回転させることで採光を自由に調節でき、窓からの光を優しくコントロールできるウィンドウトリートメントです。
○ブラケット照明
壁面に付ける照明器具。
○ブラッシュ・カットパイル == Brush cut pile ==
カーペットのカットパイルの一種。
○ブリード汚染
シーリング材と外装の塗膜が化学反応をおこし、仕上げ面の塗膜が粘着性を持ち、ホコリを吸い付けてしまう現象。
○ブリキ板 == Tinplate ==
低炭素の鋼板(薄鋼板)の両面にすずをメッキした金属被覆鋼板。
○ブリティッシュカントリースタイル == British Country Style ==
英国のカントリースタイルで、家具はオーク材やパイン材などを使い、素朴でシンプルな木の家具や石造りの家など、イギリスの田舎暮らしスタイルが特徴です。
○ブリティッシュスタイル == British Style ==
インテリアスタイルの一種で、イギリスの伝統的なスタイル。
○ブレーカー == a circuit breaker ==
電気回路に一定以上の電流が流れると、回路を自動的に遮断する装置。
○分岐回路(ぶんきかいろ) == branch circuit ==
分電盤からの配線系統。
○分電盤(ぶんでんばん) == Panel boards ==
外部に設けられている電気配線(本線)から、配電されてきた電気を住宅内に分岐するための機器。
○分筆(ぶんぴつ) == subdivision of lot ==
登記簿において、一筆になっていた土地をいくつかに分割すること。
○分離発注(ぶんりはっちゅう) == division order ==
ひとつの工事をふたつ以上の業者に分けて発注する形式。
○プッシュプルドアハンドル == Push-pull door handles ==
開き戸についたハンドルを、軽く押したり(プッシュ)、引いたり(プル)するだけで開閉できるもの。
○プラスター == plaster ==
鉱物質の粉に水を加えて練り混ぜた塗壁材料の総称。
○プラスター塗り
鉱物質の粉末と水を練り合わせた塗壁で、石膏を主材にした「石膏プラスター」と、白雲母を焼いて水和熟成させた「ドロマイトプラスター」があります。
○プラスターボード == plasterboard ==
石膏を芯材として、その両面と側面をボード用紙で被覆したボード。
○プラスチック == plastic ==
熱や圧力を加えることにより成型加工ができる有機高分子物質の総称で、「天然樹脂」と「合成樹脂」とがあります。
○プラ束(ぷらずか)
1階の床組で、大引を受ける床束の一種で、合成樹脂でできた既製品の床束。
○プリーツスクリーン == pleated screen ==
スクリーンにプリーツ加工(ヒダ加工)した布などを上下に昇降させて開閉するタイプのウィンドウトリートメント。
○プリント合板 == printed plywood ==
合板の表面に模様や木目を印刷したもの。
○プルスイッチ == pull switch ==
照明器具や換気扇などに付けられた、ひもを引くことで作動するスイッチ。
○プルボックス == pull box ==
電線管などの配管工事で、電線の接続や取り出し、器具の取り付けのために設ける鋼板製などの箱。
○プレーンシェード
ナチュラルシェードとも呼ばれ、自然な形で生地を平行にたたみあげていくシェードです。
○プレカット == pre-cut ==
大工さんが図面をもとに柱や梁に墨付けをし、木材の仕口や継手を手加工で行なっていた部分を、コンピューター制御による機械で全て行い、手加工によって生じやすい品質のバラツキをなくし、現場の省力化、工期短縮を計る工場生産システム。
○プレキャストコンクリート == precast concrete ==
コンクリートの製造設備が整備された工場、または、建設現場に設置された仮設工場で、練りまぜ、打設、養生までを一貫して行い、完成品として建設現場に運べるようにしたコンクリートの部材、または部品。
○プレストレストコンクリート == prestressed concrete ==
PC鋼線などを使用してその部分にあらかじめ圧縮力を導入したコンクリート。
○プレゼンテーションボード == Presentation boards ==
仕上材や建具、照明器具、家具などのインテリアエレメントについての提案を、クライアントに示すためのボード。
○プレナー仕上
材木表面の凹凸を削って仕上げるための電動工具。その電動工具を使って仕上げることを「プレナー仕上げ」と言います。
○プレハブ工法 == prefabrication method ==
前もって主要部材を工場で生産し、それを現場で組み立てたり設置する建築工法。
○プロバンススタイル == Provence style ==
外壁は塗り壁、屋根はテラコッタなどの瓦屋根を用い、室内は塗壁で、床はタイルや石が用いられた南欧スタイル。
○プロペラファン == propeller fan ==
プロペラ状の羽を回転させて空気を吸い込み、排気する換気扇で、壁に設置した換気扇が代表的です。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.12.17)