ミラノサローネ “DESIGN” ホールに
日本の家具メーカーとしては「初の単独出展」
株式会社リッツウェルは、2013年4月9日(火)~14日(日)イタリア・ミラノで開催される「ミラノサローネ(ミラノ国際家具見本市SALONE INTERNAZIONALE DEL MOBILE)」に出展します。
ミラノサローネへは、既に2008年より、“sozo_comm”(ソーゾーコム:日本のデザインを牽引する複数社で構成されるプロジェクト)のメンバーの1社として出展してきましたが、本年度は日本の家具メーカーとしては初めて、単独での“DESIGN”ホールへの出展が決定しました。
出展予定品は、新商品の5アイテムを含む全11アイテムです。
日本の家具ブランド初の“DESIGN”ホール進出にふさわしく、今回のミラノサローネでは、新作を中心に日本の高い技術力と日本人の持つ静謐でしなやかな精神性を具現化した11アイテムを発表します。
日本文化が生み出した様々な意匠をモチーフに、精神性をも内包した独特のフォルムに昇華させた今回の新作は、木の美しさを極限まで追求した造形美が特徴です。
日本の風土や暮らしの中で培われた“変わることのない伝統美”に“時代という風”を吹き込みながら、常に「今」を意識した真のスタンダードを目指し続けるリッツウェルブランド。
リッツウェルは、ミラノサローネへの出展を、日本ブランドと弊社商品の魅力を海外市場にアピールするとともに世界に販路を開拓する場として位置づけています。
近年、世界各国で支持され始めた日本ブームですが、単に表層的な日本文化の表現にとどまらない、リッツウェルの深遠かつ革新的な試みをご覧ください。
■Ritzwell プロダクトデザイン コンセプト 「愛着を記憶する家具」
Ritzwellのデザインのベースとなっているのは、バランスのとれた簡潔なフォルムと素材を生かした有機的なモダニズム。
「実用性」と「審美性」の二つの視点から幾度ものブラッシュアップを繰り返し、過剰さをそぎ落として家具として造形していくプロセスこそが、時を重ねて美しさを増すRitzwellの家具の魅力を生み出しています。素材を使い込むほどに、背のかたちや皮革のしなやかさ、親しみのある皺までがいとおしいものとして記憶され、時と共に新たな表情を生み出し続けます。
■2013 出展アイテム
■2013 展示ブースプラン コンセプト 「MACHIYA」
今回の展示ブースでは、日本の建築家、井本重美氏監修のもと、日本の伝統的な京都の町屋をイメージした空間を創出します。日本の繊細な縦格子を用いたファサードの仕掛けは、内と外を明快に隔てることなく自然の気配を感じて暮らす日本人独特の美意識を表現したもの。
間口が狭く奥行きの長い町屋の特徴をそのままに、高さを抑えた導入部でより日本的な空間を意識しつつ内部の広がりへと続く空間演出を試みることで、新鮮な驚きを感じさせるブース構成をめざしています。
井本重美
1953年宮崎県生まれ 九州芸術工科大学(現 九州大学) 環境設計学科卒業後、アメリカのアーコサンティ(アリゾナ)で、パオロ・ソレリのアーコロジーを学ぶ。1985年 井本重美建築設計事務所設立。現在は、従来の建築設計事務所の枠を越えた活動を行うため、(株)無重力計画を設立し、建築設計はIMOTO ARCHITECTSとして活動中
■開催概要
会期:2013年4月9日(火)~ 14日(日)
会場:ホール10(DESIGN)B19
問合せ先
株式会社リッツウェル
海外営業部:矢野 亙
Tel.03-5772-3460 Fax.03-5772-3461
e-mail:info@ritzwell.com
www.ritzwell.com
(文:インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2013.03.15)