120 Anniversary FUKAGAWA-SEIJI「21乃気品」

120 Anniversary FUKAGAWA-SEIJI 「21乃気品」

FUKAGAWA-SEIJI 深川製磁

120 Anniversary FUKAGAWA-SEIJI「21乃気品」

 

HEIR「 継承者 」
創業120周年のために、デザイナー深川惠以子は、「HEIR」をデザインコンセプトに新しく日本独自のモノ作りを発信した。作品は、彼女がインスパイヤーされた初代深川忠次の工藝思想を踏襲している。しかし、その作品に現代的なモダニズムを感じるのは、磁器素材における新たな美的価値に挑戦しているからである。陰影をはらみ時に意志の強い彫刻作品の佇まい、「静寂の美」を湛えている。確固とした方向性を持った力強さとデリケートなニュアンスとのバランスを現代的に再構築している。洗練された曲線やエッジの効いた直線も彼女の手にかかると上品な香りを乗せた風のような空間に変わる。しかもその革命的なデザインは居心地の良い空気感を漂わせる。彼女は、「過去」「現在」「未来」を自由に操れるクリエーター。100年前の技法で未来の「美」を表現できる職人でもある。

 

■出展者
Designer Eiko FUKAGAWA
出展ブランド
FUKAGAWA-SEIJI 深川製磁
 
■会期
2013年4月9日(火)~14日(日)14:00~19:00
PARTY: 2013年4月10日(水) 18:00~20:00

■会場
FUKAGAWA-SEIJI Milano Studio
Vicolo Ciovasso、1 20121 MILANO ITALY
 Tel./Fax:+39 02 865138
 e-mail:fukamil@attglobal.net

■URL: http://www.fukagawa-seiji.co.jp/

深川製磁

深川製磁は、有田焼の工藝会社として世界に知られています。17世紀初め、日本で最初に磁器を焼成したとして知られている有田焼は、欧州では「オールド イマリ」としての呼び名がむしろ有名です。
特に深川製磁の名を世界に知らしめたのは、1900年パリ万国博覧会で金賞を受賞したことでしょう。
初代深川忠次のデザインは、世界中の陶磁器愛好家をたちまちのうちに魅了しました。
深川製磁の、陶磁器の魅力は、高温焼成による透きとおるような白磁にあります。
さらに初代が残した意匠を復元する為の技法は、現在ではほとんど見ることが出来ない特殊な技術を継承しており深川製磁のデザインに対する神秘性になっております。世界の陶磁器愛好家は、この意匠を尊敬の念をもって「深川様式」と呼んでおります。

(文:インテリア情報サイト編集部-3  /  更新日:2013.03.29)

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