ミラノサローネ2013～ローフィエラ会場Cassina(カッシーナ）から
世界最大規模の家具見本市「ミラノ・サローネ」は、2013年4月09日から14日までの6日間、イタリア・ミラノのローフィエラ（本会場）とフォーリ（市内会場）で開催されました。
ミラノサローネ2013から、イタリアブランドメーカーの新作家具を中心に紹介しながら、これから来るであろう、フォルムやカラ―のトレンドの予測をお伝えしていきます。
引き続きローフィエラ（本会場）、インテリアデザイン業界を牽引するブランドメーカーをお伝えしていきます。
2009年からポルトローナフラウグループに加わったCassina(カッシーナ）のブースです。
昨年までトルトーナ地区で展示会を開催していたポルトローナフラウグループが、この会場に復活したことで、ローフィエラ（本会場）デザインブースは尚一層華やかでにぎやかでした。
フィリップ・スタルクの“省資源化”というアイデアと、カッシーナブランドの高い品質と美学が融合して誕生したシンプルで実用的な新作システムソファ My World
くつろぐ、会話する、食べる、飲む、招く、もてなす、愛し合う、働く、つながりをもつ。とくに自宅を仕事場にするユーザーにとって、社交的、個人的、職業的にも自由に使うことができるというコンセプトのもと製作された、新作システムソファ My Worldは、あまりの人の多さでゆっくり見ることはできませんでした。
シャルロットペリアンの NUAGE
ルカ・ニケットの新作 MOTEK
折り紙を参考にした形状は、微妙な曲線と角度を作り出しています。
ルカ・ニケットは、家具業界の発展に伴い、典型的な自動車産業に見られる生産技術を探求してきました。
この椅子は、シートシェルを形成するために加圧成形する工程を採用しました。結果、金型から取り外されると、軽さを失うことなく重量を支えることができるわずかに湾曲した独特な背もたれ付きの、シンプルな幾何学的構造の椅子が出来上がりました。
引き続き、ポルトローナフラウグループブースをご紹介していきます。
（文：KEIKO YANO (矢野 恵子) / 更新日：2013.07.02）
