ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

世界最大規模の家具見本市「ミラノ・サローネ」は、2013年4月09日から14日までの6日間、イタリア・ミラノのローフィエラ(本会場)とフォーリ(市内会場)で開催されました。

ミラノサローネ2013から、イタリアブランドメーカーの新作家具を中心に紹介しながら、これから来るであろう、フォルムやカラ―のトレンドの予測をお伝えしていきます。

Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)グループ最後は、Cappellini(カッペリーニ)です。

Cappellini(カッペリーニ)は、若手から著名デザイナーまで、実力派といわれるデザイナーらが幅広く起用され、個性豊かな魅力的デザインを多数提案しています。
 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

会場中央の大きな照明はヨハン・リンドステンの Meltdown(メルトダウン)

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

マルセル・ワンダースのフロアランプ Eye Shadow(アイシャドー)
一見するとアールデコ調のガラスの照明に見えますが、ファブリックPVCとビスコースの生地に
ジェットインク印刷されたファブリックフロアランプ。

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

ベンジャミン・ヒューバートの2012年の作品Garment(ガーメント)

アルカンターラ(人口皮革)カバーは、服をまとうように緩い一枚のシートをマジックテープ てとめただけなので、​​簡単に季節やファッションに基づいて入れ替えることができます

壁の棚はマルセル·ワンダースがデザインした、様々なサイズのレリーフ装飾が施されたドアシステム

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

マルセル・ワンダースデザインの Dalia(ダリア)
Dalia(ダリア)の名のようにカラフルな花の形に似ているメルヘンチックな現代的なアームチェアです。
 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

壁の棚はジュリオカッペリーニ のWindow

異なるサイズのコンテナをつなげることで、ダイニングルーム、ベッドルーム、ホール、どのシーンでも似合う光沢仕上げの棚システムです

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

フレームが特徴的なチェアはトム・ディクソンの Pylon Chair(パイロンテチェア)

このパイロンチェアワイヤーレームは本物のアートワークです。無重力で壊れやすく見えるますが、安全性は確保されています。
オレンジ、青や石膏白の色があります。

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

ジャスパー・モリソンの Oblong System(オーバルシステム)
両面から座ることができる組み立て自由なソファ。心材は高密度ポリウレタンフォーム、繊維、羽毛の詰め物からできており、カバーは取り外し可能なファブリックとレザーがあります。

 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

同じくジャスパー・モリソンの Cap(キャップ)
ラインと素材のシンプルな革張りのチェア
 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

ピエロ・リッソーニの Viva L'Italia
カバーは取り外し可能な粗い麻で作られていました。
 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

ラファエル・ナヴォットのPoh
アメリカンウォールナットやポプラの木のパッチワーク模様のオーバル半球形のテーブル? ベンチ? 彫刻?なんでもよさそうです。
古いものと新しいもの両方が感じられる3次元形状の家具です。

 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

nendo の Peg(ペグ)
コンパクトなサイズにもかかわらず、しっかりと腰をサポートする曲線の快適座面のチェアです。

 

ミラノサローネ2013~ローフィエラ会場Cappellini(カッペリーニ)から

 

 

新作もたくさんでていましたが、狭い会場の展示でしたので、旧作品の展示が少なかったのが残念でした。しかし、ポルトローナ・フラウグループでは一番インパクトのある展示会場でした。

 

 

 



 

(文:KEIKO YANO (矢野 恵子)  /  更新日:2013.07.27)

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