スイス現代建築界の中でも特異な存在感を放つ、異才の建築家クリスチャン・ケレツ氏の日本初の個展を開催します。
「建築とは一種の冒険であり、また既成のルールや固定概念を破る“知的な作業”である」と言うケレツ氏は、模型やレンダリング技術などを駆使し、諸々の条件を起点に空間や構造についての検討を繰り返すことによって、周到に練り上げていく設計スタイルをとります。既成概念にとらわれず、プロジェクトごとに振り出しに戻り、そのたびに改めてコンセプトやアイディアを練りながら新しいオーダーを見つけ出していく。そして、複雑なものを単純化し、建物をひとつの思想、ひとつの原理にまで還元し、そこから無限にヴァリエーションを増やしていくこと――「知性のミニマリズム」によって空間が自由で豊かになると言います。
本展では、近作の大型プロジェクトである3つの設計競技案――「ワルシャワ近代美術館」(2006-2012)、「ホルシム研究開発センター」(2008)、「スイス・リー・ネクスト」(2008)、そして2つの進行中プロジェクト――「鄭州の高層ビル 第1・2案」(2011/2012-2013)、「パライゾポリスの公営住宅」(2009-2014)を、コンセプト模型と図面・CG画像や映像などで紹介。ケレツ氏の建築における現在進行形の原理・原則――“The Rule of the Game”が表現されます。
クリスチャン・ケレツ(Christian Kerez)
1962年、ベネズエラのマラカイボ生まれ。スイス連邦工科大学チューリヒ校で学び、建築写真家として多くの作品を発表後、1993年にスイスのチューリヒに建築事務所を設立。2001年よりスイス連邦工科大学チューリヒ校建築学科の講師を、2003年より同助教授を務め、2009年に正教授に選任される。2012~13年度にハーバード大学大学院デザイン学部丹下健三記念客員教授を務める。
実作に「フォースター通りのアパートメント」(チューリヒ、2003年)、「壁一枚の家」(チューリヒ、2007年)、「ロイチェンバッハの学校」(チューリヒ、2009年)など。現在はサンパウロの公営住宅や中国の高層オフィスビルが進行中。
©Karin Hofer/ NZZ
[開催概要]
展覧会名(日):クリスチャン・ケレツ展 The Rule of the Game
展覧会名(英):Christian Kerez:The Rule of the Game
会期:2013年7月19日(金)~9月28日(土)
開館時間:11:00~18:00(金曜日は19:00まで)
休館日:日曜日・月曜日・祝日・夏期休暇8月11日(日)~19日(月)
入場料:無料
会場:TOTOギャラリー・間
〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
TEL:03-3402-1010 URL:www.toto.co.jp/gallerma/
主催:TOTOギャラリー・間
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄 委員:岸和郎/内藤廣/原研哉/エルウィン・ビライ
後援:一般社団法人東京建築士会/一般社団法人東京都建築士事務所協会/公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部/一般社団法人日本建築学会関東支部
特別後援:スイス大使館
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(文:制作 PR-N_PR制作部-3 / 更新日:2013.06.28)