"Altar of Laughter"
Kazuhiro Nomura 2015
Towada Art Cneter
@Takaaki Tsuchii
昨年9月に出版された野村和弘テキスト集「笑う祭壇」に続き、同名のインスタレーション作品を扱ったカタログ冊子「笑う祭壇 2」を、出版する運びとなりました。それに伴い、出版記念レセプションと、9名の賛助出品者と共に「赤のコルパー」と題した美術展を行います。出版記念レセプションと美術展のオープニングを兼ねたパーティーでは、言葉によるパフォーマンスも披露される予定です。ぜひ、ご高覧ください。
「赤のコルパー」展
出品作家:柴田健治、武田航太、戸田拓、永田洋平、野村和弘、橋本玲美、
藤原大典、水戸部七絵、宮島達男、谷地田圭
会 期:2015年8月29日(土) ~ 9月27日(日)
時 間:11:00 ~ 21:00 無休
会 場:TIME & STYLE MIDTOWN
野村和弘作品集「笑う祭壇 2」出版記念レセプション
2015年8月29日(土) 19:00 ~ 20:00
「赤のコルパー」診断は、こうだった?美術には幻想がなくなって、死に体となってしまった。もう、無理なんじゃないかと思う(と、耳に されたとしても、嫌ですねー、何と大げさな、でも逆でしょ、むしろどんどんと浸透して広がりを見せてますよ、最近は誰もが、現代美術という呼び名を知ってるし、トレンディーな雑誌も見てくださいね、アートのある生活が頻繁に特集されているでしょ、コレクターさんもたくさん登場してますよ、と呆れられて、オチなのかも知れないけれど)。たとえば、ピンク色の身体(赤のコルパー)が存在するとして、底腫れの症状が隠せなくなってきたのか(ちょっと若返ってすら、映りかねない?)、病状が回復に振れて、血の気が戻ってきたのか、どっちなんだろう?あり方が似ているものには、注意が必要とされる(最初は、違和感?何かが違う?と感覚できないことには、始めようがないのだとしても)。その反対に、成り立ちが似ていて、あり方の違うことだってあるんじゃないか?少なくとも、このような見極めを、簡単にしてしまおうとする働きには加担すべきではないだろう(腫れが何だろうが、今がステキなら、それ以上は問わないことにしようという誘惑に駆られそうだ)。それが、始まりだった(だとすれば、新しい共同体や、ちゃんとしたことを教えてくれる学校が必要なのではないか?教えてもらいたいと思ったら、退場!仕切りたいと思ったら、退場!秘密結社的でありながらも、入会の儀式もない。入会者ではない人が、入会者だったりもする)? ( 野村和弘 )
柴田健治(Kenji Sibata)1971年、新潟県生まれ。茨城県在住。
武田航太(Kouta Takeda)1995年、千葉県生まれ。千葉県在住。
戸田拓(Taku Toda)1994年、東京都生まれ。東京都在住。
永田洋平(Yohei Nagata)1987年、東京都生まれ。東京都在住。
野村和弘(Kazuhiro Nomura)1958年、高知県生まれ。神奈川県在住。
橋本玲美(Remi Hashimoto)1992年、東京都生まれ。東京都在住。
藤原大典(Daisuke Fujiwara)1974年、鳥取県生まれ。東京都在住。
水戸部七絵(Nanae Mitobe) 神奈川県生まれ。神奈川県在住。
宮島達男(Tatsuo Miyajima)1957年、東京都生まれ。茨城県在住。
谷地田圭(Kei Yachida) 1990年、群馬県生まれ。神奈川県在住。
柴田健治/作品タイトル 649866517 31.9×41.2cm oil on paper 2006
野村和弘/作品タイトル 片方のイヤリング 鉄、プラスチック 2012
宮島達男/Clear Zero in the Water at Fondation Cartier 1996
TIME & STYLE MIDTOWN
東京都港区赤坂9-7-4
東京ミッドタウン ガレリア 3F
PHONE:03-5413-3501
OPEN:11:00-21:00
(文:制作 TIME & STYLE_PR制作部-1 / 更新日:2015.08.19)