Tatsumi Orimoto 《ART-MAMA+Son September 24,2008》2008年
従来のアートの枠組を越えて、身近な社会や人々の暮らしにかかわっていく、
コミュニケーション型の表現に注目した展覧会「アナタにツナガル」展 開催
新潟市美術館は、2016年02月13日(土)から4月10日(日)まで、企画展「アナタにツナガル」展を開催いたします。
たとえば介護問題のように、一見美術館とは縁遠く見える存在をテーマに、その向こう側「彼方(あなた)」にコンタクトしようとするアーティストたちがいます。美術は本当は、他者とつながる術。言語や文化など見えない境界を越えてゆくアートの挑戦を、5人のアーティスト(折元立身・岩井成昭・神林美樹・田中仁/角地智史)が紡ぎ出します。会期中はさまざなパフォーマンスやトークイベントなども開催いたします。
従来のアートの枠組を越えて、身近な社会や人々の暮らしにかかわっていく、コミュニケーション型の表現をぜひご覧ください。
わたしたちは、ほんとうにだれかと、ツナガルことができるのでしょうか
遠くて近い、アナタへ、愛をこめて。
折元立身《500 人のおばあさんの昼食》2014 年
折元立身《子ブタをおんぶする》2012 年
神林美樹《ゴム人間》2014 年
<作家紹介>
Tatsumi Orimoto《Bread-Man Son + Alzheimer Mama.1996》1996年
折元立身(おりもと たつみ)1946-
言葉の通じない、異国の地で始まったパン人間は、フランスパンを顔にくくりつけた異形の人物がまちなかでゲリラ的にパフォーマンスを行う、世界的にも知られた代表作。
今回はパン人間が美術館で目の見えない人との出会いを体験します。アルツハイマーの母の介護の日常から生まれる「ART MAMA」、動物たちをパートナーにしたコミカルなパフォーマンスのシリーズも、写真や映像で紹介。ドローイングも多数展示します。
岩井成昭《未来への命名》2015 年-2016年
岩井成昭(いわい しげあき)1962-
秋田に暮らす視線から、新潟市内の空き家を取材した大規模な映像インスタレーションを制作、初公開。同時に、新しい命を宿した女性たちのインタビューを重ね、赤ちゃんの名前とそこに託される母の思いを作品に結晶させます。見えない過去と、希望の未来に関係する、対照的な二つの「器」のイメージが展示空間に交錯します。展覧会と並行して、美術館にほど近い、商店街の空き店舗を活用したフルマチ・アートスタジオでも、人々と交流しながら、滞在型プロジェクト「ナマエラボ」を展開予定。
神林美樹《陸のまち》2013 年
神林美樹(かんばやし よしき)1949-
市内の福祉作業所でこつこつと制作に励む神林さん。木工室の木っ端、海岸で拾った流木、牛乳パックや端切れなど、なんでも素材にしてしまいます。知的障がいがありますが、絵を描くことが大好き。たくみな見たてによって、思いがけない動物や妖怪、まちの姿をつくり出します。
田中仁
角地智史《花を持つ》2015 年
田中仁(たなか ひとし)1959- 角地智史(かくち さとし)1989-
肌身離さずカメラを持ち歩く田中さん。角地さんは、アートキャンプ新潟のメンバーとして、障がいのある人の表現を支援する活動をしています。花の写真もたくさん撮っている田中さんのために、角地さんはいつも花をもって田中さんを訪ねます。好きな写真を選んでもらったり互いに撮影しあったりすることで、なぜ撮るのかをともに考え、自身にも問いかけ続ける、二人の二人三脚の表現を紹介します。
関連イベントのご案内
①トーク「障がいとアート つくるをささえる/つくるをつなげる」
出演:角地智史氏(本展出品作家/アートキャンプ新潟)
聞き手:塩田純一(当館館長)
日時:2016年2月28日(日)14:00~15:30
会場:新潟市美術館 講堂
聴講無料・事前申込不要・開場30分前・定員80名
②アーティストトーク 折元立身
出演:折元立身氏(本展出品作家)
日時:2016年3月6日(日)14:00~15:30
会場:新潟市美術館 企画展示室
要当日観覧券・事前申込不要
③アーティストトーク
岩井成昭×ナシモトタオ
出演:岩井成昭氏(本展出品作家)×ナシモトタオ氏(映像作家/国
際映像メディア専門学校映画プロデュース科 科長)
日時:2016年3月13日(日)14:00~15:30
会場:新潟市美術館 講堂
聴講無料・事前申込不要・開場30分前・定員80名
④鑑賞の時間
*本展担当学芸員によるギャラリートーク
日時:2月21日(日)、3月27日(日) 各日14:00~(約30分)
会場:新潟市美術館 企画展示室
要当日観覧券・事前申込不要
■フルマチ・アートスタジオ アーティスト・イン・
レジデンス 岩井成昭《ナマエラボ》
日時: 3月20日(日)~27日(日)
会場:フルマチ・アートスタジオ
新潟市中央区古町通6番町980番地 バリウスビル1階
主催:まちなかアート・スタジオ実行委員会
会期中、本展の出品作品と関連したプロジェクトを古町6番町内の空き店舗を活用したスペースで行います。詳細は下記にて随時お知らせします。
【開催概要】
「アナタにツナガル」展
会 期:2016年2月13日(土)~4月10日(日)
開館時間 :午前 9 時 30 分~午後 6 時(券売は午後5時30分まで)
休 館 日 :毎週月曜日(ただし3月21日(月)は開館)、3月22日(火)
会 場 :新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191-9)
電 話 :025-223-1622
料 金:一般1,000円、高大学生800円、中学生以下無料
場所:新潟市美術館
951-8556 新潟市中央区西大畑町5191-9 → map
TEL:025-223-1622
FAX:025-228-3051
http://www.ncam.jp/exhibition/2583/
https://www.facebook.com/ncam.tsunagaru/
新潟市美術館外観.
新潟市美術館ホームページ
http://www.ncam.jp/
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(文:制作 PR-C_PR制作部-5 / 更新日:2016.02.20)