パナソニック 汐留ミュージアム
「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」 開催
パナソニック 汐留ミュージアムでは、世界的に活躍するプロダクトデザイナー、深澤直人ふかさわなおと(1956-)の国内初個展となる展覧会「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」を2017年7月8日(土)~10月1日(日)まで開催します。
本展覧会タイトルである「Ambient」とは直訳すると「環境」ですが、深澤はこの言葉を「周囲」や「雰囲気」と捉えています。深澤は、環境からものの輪郭を導き出していますが、それはつまり、その環境が要請したもの、そこにあるべきものを生み出すことなのです。そのようにして生み出されたものがその場所に投じられることによって、ものと空間が相互に作用し、はじめて「いい雰囲気」が醸し出されるのです。本展覧会では、その「いい雰囲気」を醸し出すことを実践しています。深澤がデザインした「もの」は、生活の中で使用されることにより、さらにその周囲の空気をもデザインすることになるのです。
ALESSI、ARTEMIDE、B&B ITALIA、BOFFI、DANESE、MAGIS、BELUX、LAMY、THONET、HERMAN MILLERなど世界を代表するブランドのデザインや、国内ではパナソニックや無印良品、マルニ木工などのデザインやコンサルティングを多数手がけており、電子精密機器から家具、インテリアに至るまで、手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡っています。深澤は、人間の、意識していないときの行動の中にデザインのきっかけがあることを見出し、それを「Without Thought(思わず)」と名付け、1999年以降その名を使ったデザインワークショップを毎年開催し、書籍とともに発表を続けています。また、「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表わすとともにデザインの具体を通してその実践を続けています。
《モディファイ スフィア》パナソニック株式会社、2009年、パナソニック 汐留ミュージアム 蔵
《加湿器》±0、2004年、NAOTO FUKASAWA DESIGIN蔵
《HIROSHIMA アームチェア》マルニ木工、2008年、株式会社マルニ木工 蔵
《Cha クリーマー》ALESSI、2015年、アレッシィショップ青山 蔵
《AWA》B&B ITALIA、2009年、NAOTO FUKASAWA DESIGIN 蔵
《ISSEY MIYAKE TWELVE NY0P001》セイコーウオッチ株式会社、2015年、
セイコーウオッチ株式会社 蔵
《NOTO》LAMY、2008年、NAOTO FUKASAWA DESIGIN 蔵
今回、無印良品、au(KDDI)、B&B Italia、パナソニックなどのブランドの製品としてデザインされ、グッド デザイン賞など著名な賞を受賞した作品が多数出品されます。展示室という空間のなかに、イスや家電、住宅設備など生活のためのデザイン作品を配置することで、 深澤の思考を立体化します。会場では深澤直人が生み出す生活の空気を体感していただけることでしょう。
| イベント・講演会
■ トークショー「空気の輪郭」
本展出品作家である深澤直人氏が、もの自身がもつ輪郭と環境から導き出される輪郭の二つの側から具体化するプロセスについて、インターフェースデザイナーの中村勇吾氏を聞き手として紐解きます。
講師:深澤直人氏
聞き手:中村勇吾氏(インターフェースデザイナー)
日時:7月17日(月・祝) 午後2時~3時30分定員250名(要予約)
聴講費:無料(ただし本展の観覧券が必要です)会場パナソニック東京汐留ビル5階ホール
*未就学児はご遠慮ください。
申し込み方法 → → ☆
■ ワークショップ「ミュージアムの展示デザイナーに、なってみよう!」
講師:パナソニックES社 デザインセンター・デザイナー
日時:8月5日(土) 午後2時~3時30分定員30名(要予約・小学生5年生以上)
聴講費:¥1,500会場パナソニック東京汐留ビル3階ホール
申し込み方法 → → ☆
【開催概要】
開館期間:2017年7月8日(土)~10月1日(日)
開館時間:午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
休館日:水曜日、8月14日(月)~16日(水)
入館料:一般:1000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円 小学生以下無料
20名以上の団体は100円割引。
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
ホームページ割引引き換え券はこちら → → ☆
https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170708/
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、毎日新聞社後援港区教育委員会協力ALESSI、株式会社大直、KDDI株式会社、セイコーウオッチ株式会社、ハーマンミラージャパン株式会社、B&B ITALIA Japan、PLANK、Magis Japan、株式会社マルニ木工、株式会社 YAMAGIWA、LAMY、株式会社良品計画、モダンリビング(ハースト婦人画報社)特別協力NAOTO FUKASAWA DESIGN
パナソニック 汐留ミュージアムへのアクセス → → ☆
<会場風景>
http://panasonic.co.jp/es/museum/
(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2017.05.13)