インテリア・デザインの国際見本市
「インテリア ライフスタイル 2018」 レポート①
秋冬商戦に向けたインテリア・デザインの国際見本市「インテリア ライフスタイル2018」が東京ビッグサイトにて、2018年5月30日(水) - 6月1日(金)まで開催。
この見本市は6月に「インテリア ライフスタイル」を、11月に(一社)日本家具産業振興会との共催で「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」を開催しています。どちらも家具から小物、雑貨まで衣食住に関わる商材を持つ出展者が集まる「ライフスタイル提案型」のインテリア・デザインの総合見本市でドイツ・フランクフルトで開催される世界最大級の国際消費財見本市『アンビエンテ』と、ホームおよびコントラクトテキスタイル国際見本市『ハイムテキスタイル』の 2つを母体とする姉妹見本市です。
| 「アトリウム特別企画」の会場風景
「インテリア ライフスタイル」では毎年テーマを変える「アトリウム特別企画」を、会場構成の目玉としています。
今回のテーマは、「For Here or To Go?」。
海外のファストフード店やコーヒースタンドでもお馴染みのこのフレーズは、ここで食べるか、持ち帰るかという意味ですが、商談をここで詰めるか、社内で会議するか、とバイヤーの意識を問い直すテーマ。見本市は、ものを見るだけでなく、話をすることが大事であるとの考えのもと、バイヤー、商社、メーカー、デザイナー、プレスなど出展者と来場者が気軽に会えて、世間話や挨拶が買い付けや企画に繋がっていくような、ものとことが絶妙なバランスで共有できる場所をイメージします。出展商品の導入を検討しやすい工夫や、ものが生まれる前段階でのアイデアや情報のトレードもしやすい環境作りで、今後の合同展示会の理想形を目指します。
会場構成はシンプルに、実際の店舗づくりと同じように間口を広げて奥行きを浅くして、来場者がさっと歩くだけで商品が見れるようなブースに、家具、インテリア小物、テキスタイル、ファションアイテム、フードなど暮らしを彩る様々なアイテムが並びます。
中央にはテーブルが用意され、物をきっかけに話ができるような構成で様々な出会いや交流を体現していきます。
会場構成は山田遊氏。氏は南青山のIDEE SHOP のバイヤーを経て、2007 年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動開始。現在、株式会社メソッド代表取締役として、グッドデザイン賞審査委員など各種コンペティンションの審査員や、教育機関や産地などでの講義・講演など、多岐にわたって活動されています。
デザイン市場で経験豊かなバイヤー、山田遊氏ディレクションの下、新しい商談の場作りを実現しました。
| フードスタンド
「インテリア ライフスタイル」と言えばやはりフードスタンドは欠かせません。いつもスタイリッシュで美味しいフードスタンドですが、今回は「For Here or To Go?」のテーマにぴったりのスタンドが用意されていました。
お昼前から長蛇の列でした。
| アトリウムの出展企業風景
このイベントは、世界 30カ国・地域から、デザイン性の高いジュエリー、ファッション雑貨からキッチンツール、フード、ハイエンドな家具に至るまで、衣食住と日々の生活にまつわる様々な分野のプロダクトのデザイン、製造、販売を行う出展者約800社が参加します。そして、国内外より約30,000人ものビジネス来場者が訪れ、人、モノ、情報を通じたさまざまな出会いが巻き起こるインテリア・デザインの総合見本市です。
【開催概要】
名称:インテリア ライフスタイル/Interior Lifestyle Tokyo
会期:2018年5月30日(水) - 6月1日(金)
時間:10:00~18:00 (最終日は16:30 まで)
会場:東京ビッグサイト西ホール全1・3・4ホール+アトリウム
出展者数: 803 社 / 30 カ国・地域(4月16日現在)
入場料:2,000 円(Web 事前登録者、招待状持参者は無料)
※商談を目的とした B to B の商業見本市の為、一般の方はご入場いただけません。
WEB:https://interiorlifestyle-tokyo.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja/visitors/welcome.html
(文:制作_インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2018.05.30)