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【レビュー・レポート】
東京・天王洲のスペースG1-5Fで開催の大規模な世界巡回展
「STAR WARS™ Identities: The Exhibition|
スター・ウォーズ アイデンティティーズ」日本展
展覧会レビュー・レポート
スター・ウォーズ アイデンティティーズ日本実行委員会は、スカイウォーカー家の物語を描く『スター・ウォーズ』完結編「スター・ウォーズ /スカイウォーカーの夜明け」の12月公開を記念して、大規模な世界巡回展「STAR WARS™ Identities: The Exhibition(以下、スター・ウォーズ アイデンティティーズ)」の日本展として、東京・天王洲のスペースG1-5Fにて2019年8月8日(木)~2020年1月13日(月・祝)まで開催します。
【関連記事】
・スター・ウォーズ™の大展覧会「STAR WARS™ Identities: The Exhibition」寺田倉庫G1-5Fにおいて開催
※会場風景を更新しました。
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これまでに7カ国12都市で開催され、累計で約200万人を動員してきた体験型ミュージアムのこの展覧会は、単に映画で描かれたキャラクターの衣装やスケッチ、原画が展示されたものではなく、強いメッセージ性がこめられたものです。
その内容を会場構成ともにレポートしていきます。
| 10のスペースを廻る“インタラクティブ・クエスト”
会場には、The Lucas Museum of Narrative Art所蔵の200点以上の膨大なオリジナル・コレクションから、小道具、模型、衣裳、映画のコンセプト・アートを展示。それ以外に、来場者の性格や価値観などのアイデンティティーが反映されたオリジナルキャラクターを作ることができる、インタラクティブ・クエストが今回の注目コンテンツです。
入場前にID付きのブレスレットとイヤホンが渡されます。ID付きのブレスレットは、10カ所のインタラクティブスペースで、質問に対して選択したものにかざします。
日本展アンバサダー モデルの市川紗椰さん © & TM 2019 Lucasfilm Ltd.
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このように「QUEST」していくと自分のデータが蓄積されます。
イヤホンは会場内の床に柵が描かれたスペース内に入ると解説が流れます。
自分の内面に潜むもの、つまりアイデンティティを「起源」「影響」「選択」の3つの角度から掘り下げていく旅の始まりです。
1つ目は「起源」、私たちのはじまり
2つ目は「影響」、私たちはなにに影響をうけてどのように成長するのか。
3つ目は「選択」、私たちはどのような選択をして大人になっていくのか。
このような観点から展示を構成しています。
まずはキャラクターを選ぶところから始ります。
選んだら、六角形の部分にID付きのブレスレットをかざします。
展示作品を見たり、 インタラクティブ・クエストに答えたりで時間がいくらあっても足りません。
家族、友人、趣味、職業、身につけたい能力など、1人1人の価値観を反映させる質問ばかり。真剣に答えていきます。
最後には自身のアイデンティティが反映されたキャラクターが完成。創り上げたキャラクターは自分のメールに送ることができるほか、その場で大型ディスプレイに映し出すことも可能です。
X3 プロダクションズとモントリオール・サイエンス・センターの協力によって開発された科学的根拠にもとづくコンテンツで、5000万通り以上の完成キャラクターがでてきます。キャラクターの外見は決まっているモノを選択するのですが、ほぼ、内面的データは会場にいる人とキャラクタがーかぶることはありません。プロフィールを読むと、占いよりも明確に自分の内面が現れます。
アナキン・スカイウォーカーとルーク・スカイウォーカーの育ち方などを例にとって、経験や選択次第では、ジェダイ(光)にもシス(闇)にもなりうる人生が待ち受けていることなど、人間という形で生活しているわれわれのもう一つの姿を映し出しているのが「スターウォーズ」のキャラクターたちです。どこから来て、何に影響されてどのようにして人格を形成し選択をして成長したのか。『スター・ウォーズ』の物語の中のキャラクターになることで、自分自身を見つめる機会にもなります。
人はみんな「起源」「影響」「選択」を経験します。「STAR WARS™ Identities: The Exhibition(スター・ウォーズ アイデンティティーズ)」は、人生に迷ったとき、どう生きていけばいいのかを考えるのではなく“今をいきる”という「スターウォーズ」の普遍的なテーマを再確認できる展覧会です。
インタラクティブな展覧会も増えてきましたが、ここまでAIデータベースを反映させたインタラクティブは初めての経験です。展覧会の構成としては非常に満足のいくものでした。
| トークセッション
展覧会「STAR WARS Identities:The Exhibition」の日本展アンバサダーを務めるモデルの市川紗椰さんと「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」アーカイブディレクターのレイラ・フレンチさんの天王洲の展覧会場近くでトークセッションが行われました。
「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンとして知られる市川さんは同展のおすすめとして、みんなで楽しめる体験型展示「インタラクティブ・クエスト」を挙げました。
子供向きかもと思わず、大人の方もまじめにインタラクティブクエストをやってほしい。本当にびっくりするくらい自分自身が見えてきます。キャラクターのビジュアルは種族や色が選べるのでファンとしての嗜好ですが、内面的なもののプロフィールは、直結した質問に答えていないのにめちゃくちゃ当たっている」と、大興奮。
質問は心理学に基づいて作っているので、『スター・ウォーズ』のことだけでなく、自分について知ることもできる。不思議な展覧会です。とおっしゃる市川さん。
また、もうひとつの楽しみ方として1回目は正直にまじめに、2回目は自分がなりたいキャラクターとして答えてみるとまた違ったおもしろさがあります。あと、家族、友達、恋人と一緒にやることで、そこで違う一面が見えてくるのではないかと思います。
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日本で開催されることは「スターウォーズ」が故郷に帰っているような感じがする。とおっしゃるのは、「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」にてアーカイブディレクターとして活躍のレイラ・フレンチさん。
日本には「スターウォーズ」を深く愛してくれる多くのファンがいます。また、日本のアーティストたちは、キャラクター一つ一つを掘り下げて、新しいアイデアで作品作りをします。その連絡があるときは感銘をうけます。
また、撮影の裏話でアナキン・スカイウォーカーが新三部作で乗っていたスピーダー・バイクの部品の一部にオーストラリアの郵便ポストの一部が使用されている。とエピソードを明かされました。市川さんは「ボバ・フェットの衣装はもともとEP5とEP6の2種類ありますが今回はどっちが来ているのか尋ねると、EP5の『帝国の逆襲』のときの衣装だそうです。目印は手袋の腕カバーの色がちょっと薄いところ。それを聞いときものすごく興奮しました」と『スター・ウォーズ』マニアぶりを発揮されていました。
最後に子供から大人まで幅広いファンが多い「スターウォーズ」ですが、これほど長く多くの人をひきつけるのはなぜか?という質問に「それはジョージルーカスの魔法だから(笑)」とウェットな答えが返ってきました。
大規模な世界巡回展「STAR WARS™ Identities: The Exhibition(以下、スター・ウォーズ アイデンティティーズ)」の日本展は、東京・天王洲のスペースG1-5Fにて2019年8月8日(木)~2020年1月13日(月・祝)まで開催します。ご興味のある方は是非足を運んでみてください。
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2019.08.08)