【Louis Poulsen x Taveggia】
「ミラノデザインウィーク2022」で初披露となる新作コレクションも登場
ミラノの老舗カフェが“ペールローズ”一色に染まる?
ルイスポールセン インスタレーションを実施
ルイスポールセンは、2022年6月12日まで開催の「ミラノデザインウィーク2022」への出展で、会期中、老舗カフェ「Taveggia Milano 1909」をジャックし、限定品や特別仕様のショーピースを用いたインスタレーションを実施しました。
クリエイティブコンセプトはイタリアの建築デザインスタジオ《Locatelli Partners》が手掛け、ペールローズ一色に染まった老舗カフェ<Taveggia>のインスタレーション空間では、「ミラノデザインウィーク2022」で初披露となる≪PH Pale Roseコレクション≫をはじめ、今回のために特別にあつらえたペールローズ色の≪PH アーティチョーク≫と≪PH セプティマ≫がショーピースとして展示され、来場者を色と光の世界へ誘います。
老舗カフェ「Taveggia Milano 1909」
住所:Via Uberto Visconti di Modrone, 2 ⇒ map
ルイスポールセンCCCOであるDavid Obel Rosenkvistは、「ミラノデザインウィークは、ルイスポールセンにとって常に非常に重要なイベントです。その重要な場所で、最新作《PH Pale Roseコレクション》をお披露目できこと、そして私たちのブランドに新しい風を吹き込むことができたことを大変嬉しく思います。今年は、これまでのルイスポールセンとはまったく異なるイメージのインスタレーションを行います。これは、私たちのブランドを紹介する新しい体現方法なのです。」と語っています。
Taveggiaのオーナー・Alessio Conti氏は、「品質と伝統がルイスポールセンとTaveggiaを見事に結び付けた。」と語ります。このカフェの長い歴史とエレガンスが、2つのブランドの共通点となり呼応し合うインスタレーション空間となりました。今回の設置は、アレッシオ・コンティが情熱を注ぐタベッジャの新時代の幕開けとなるものです。「Taveggiaの再生を実現させることができてとても嬉しく思っています。今回のインスタレーションによってTaveggiaは魂と心を取り戻しました。」ルイポールセンは、伝統あるカフェとのパートナーとしてTaveggia再開に携わることがきたことを誇りに思います。
このクリエイティブコンセプトは、イタリアの著名な建築デザインスタジオ《Locatelli Partners》とのコラボレーションによって実現されました。このインスタレーションの目的は、「ルイポールセンのブランドの本質と品質を尊重しながら、“現代的な手法”と“ピンクのニュアンス”で変化をもたらすこと。」と、Massimiliano Locatelli氏(Locatelli Partnersの共同設立者・建築家)は述べています。会場を訪れた人は、クラシックなイタリアの老舗カフェに細部まで考え抜かれた“ペールローズカラーの世界”に足を踏み入れます。このインスタレーションの会場選びにおいてもこだわりがありました。「Taveggiaは、イタリアのカフェの伝統とミラノの街の雰囲気が融合し、ルイスポールセンの伝統を物語るうえで最適な素晴らしい場所です。」とMassimiliano Locatelli氏は語ります。伝統を重んじながら、現代的タッチを絶妙なバランスで融合させたインスタレーションにより、Louis Poulsen × Taveggiaは、両ブランドの歴史と現代の関連性を強調しています。
ポール・ヘニングセンの「色」と「光」がインスピレーション
「ミラノデザインウィーク2022」でのお披露目を機に、ポール・ヘニングセンが手掛けた名作ランプ《PH 3 2/1-3 ペンダントランプ》と《PH 2/1テーブルランプ》は、《PH 3 2/1-3》と《PH 2/1Pale Rose真鍮テーブル》として生まれ変わり、《PH Pale Roseコレクション》として、一部地域を除く全世界の直営店およびオンラインショップで発売開始*します。光沢のあるペールローズ色のガラスシェードは、時に鏡のように周囲を映し出しながら、淡く心地の良い光で周囲を満たし、趣のある空間を作り出します。
PH Pale Roseコレクション_PH 2_1Pale Rose真鍮テーブル
PH Pale Roseコレクション_Pale Rose真鍮ペンダント
へニングセンが手がけた名作PHランプに現代らしいインテリアの“トーン&マナー”が表現され、雰囲気を高め空間をモダンに昇華させます。ポール・へニングセンが1927年に発明した3枚シェードシステムに基づき設計され、光を下方に集めると同時に、程よく部屋の上方も照らしだします。ペールローズ色のオパールガラスシェードは、光沢のある表面と、内側には白色ガラスにサンドブラスト加工を施したマット仕上げになっており、心地の良いソフトな光を均等に拡散します。どちらのモデルもオリジナルモデルにならい、無塗装の真鍮をツヤなく仕上げています。無塗装の真鍮表面は、時の経過とともにひとつひとつが異なる美しい古味をおびていきます。
【PH Pale Roseコレクション特設ページ】
https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private/news/ph-pale-rose
*… PH Pale Roseコレクションの日本国内およびアジア展開は直営オンラインサイトのみで数量限定で購入予約を開始予定(今現在発売時期未定)
PH Pale Roseコレクションデザイン背景
1930年頃、ルイスポールセンはポール・ヘニングセンとともに初めて色付きガラスシェードを用いたモデルの照明を発表し、大成功を収めました。琥珀色や赤色や黄色の“カラーグラスシェード”はひねりが効かせながらも、光の質を損なうことなく暖かみのあるランプとして大好評でした。今日でも、ビンテージランプとして人気です。またヘニングセンは、当時からペールローズ色を好んでおり、ランプや光の表情を多様化させるために採用していたようです。《PHセプティマ》として2020年に復刻をしたオリジナルのセプティマのカラーバリエーションとして、7枚シェードのガラス製の《Rosa Septima》を開発しました。その約30年後、《PH アーティチョーク》の美しい真鍮製シェードの内側にペールローズ色を採用しています。
《ルイスポールセンについて》
Design to Shape Light ̶ 光をかたちづくるデザイン
ルイスポールセンは長年にわたり、単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくってきました。機能美を備えたルイスポールセンの製品は、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。1874年に創業したデンマークの照明器具メーカー、ルイスポールセンは、デザインと光の両方を追求した製品を作り続けています。デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。ルイスポールセンは、住宅、建築、ランドスケープのための、屋内と屋外両方の照明ソリューションを世界中で提供しています。光をかたちづくるという哲学のもと、ポール・ヘニングセンをはじめ、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、佐藤オオキ、ルイーズ・キャンベルといった、才気あふれるアーキテクトやデザイナーと密接なパートナーシップを組み、デザインと機能美を備えた照明器具を数多くリリースしてきました。ルイスポールセンは世界の照明のトップ・ブランドとして、コペンハーゲン(本社)、マイアミ、オスロ、東京、シンガポール、デュッセルドルフにショールームを置き、グローバルな事業を行っています。
https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private
About Milano Design Week
毎年4月にイタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインイベント。会場の中心は、ロー市にある東京ドーム11個分の広さをもつと言われる巨大展示場「フィエラミラノ」で開催の、略称でミラノサローネとも呼ばれているサローネ・デル・モービレ・ミラノ(ミラノサローネ国際家具見本市)。毎年1400を超える企業と500名を超える若手デザイナーが出展し、国内外から約40万前後の来場者がある。最先端のデザイン、インテリアが集まる国際的なイベントとして世界の注目を集めている。それに対して、ミラノ市内各所で行われるデザインイベントがフォーリサローネで、ミラノサローネとフオーリサローネを総称して「ミラノ・デザイン・ウィーク」と呼ばれている。現在活躍している多くのデザイナーやメーカーは、このイベントの出展から世界へと羽ばたいている。
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(文:制作_インテリア情報サイト編集部_3 / 更新日:2022.06.10)