【フォト・レポート&レビュー】没入感体験に感動「イマーシブミュージアム」


photo:@interior-joho,com

 

 

 

【フォト・レポート&レビュー】
芸術作品を新しい鑑賞形態で体験する没入型ミュージアム
「Immersive Museum」
公式アンバサダー女優 杏さんが「Immersive Museum」体験を語る

2022年7月8日(金)~2022年10月29日(土)
 

 

 

モネをはじめとする「印象派」の芸術作品を新しい鑑賞形態で体験する没入型ミュージアム『Immersive Museum(イマーシブミュージアム)』が2022年7月8日(金)~10月29日(土)の期間、日本橋三井ホール(日本橋コレド室町1)にて開催。

『Immersive Museum』は、近年演劇やアート、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている“Immersive=没入感”をキーワードとする、新たなアート体験プログラムです。特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、視覚を通した「見る」「鑑賞する」といった行為を超え、音と映像によりあたかも全身で名画の世界に入り込んだような究極のアート体験が可能になりました。

チケットhttps://immersive-museum.jp/

 

7月7日に開催された内覧会から『Immersive Museum』体験と、公式アンバサダーである女優の杏さんが出席したトークイベントと展覧会の様子をレポートしていきます。


photo:@interior-joho.com

今回の内覧会では『Immersive Museum』公式アンバサダーの杏さん、また、『Immersive Museum』の監修をされた専門は近現代アートの早稲田大学教授 坂上桂子氏、『13歳からのアート思考』の著者である末永幸歩氏が、登壇で3者によるクロストークが実施されました。

 

左より)MCの坂上桂子氏、杏さん、坂上桂子氏、末永幸歩氏  photo:@interior-joho.com

杏さんは、「幼少期から絵を描くことが好きで、仕事先で海外にいったとき時間があれば美術館を訪れます。アートは心の栄養と考えています。印象派の作品を初めてみた時、実際の距離感で目の前に立つことで、彼らがどういうに風景を描こうとしたのかを体感できたのですが、今回はその絵の世界に入り込むいう体験です。すごく心地よく部屋の中にいるはずなのに風さえ感じる、水も触われるような気がして、筆の細かい毛の一本一本の動きもわかりました。令和、2020年代になってこそ味わえる体験⇒没入なんだなと感じました。」と一足先に体験した 『Immersive Museum』について、感想を述べられました。

「印象派の絵画については、モネの睡蓮の太鼓橋の場所がフランスのジヴェルニーにあると聞いてバスに乗って訪れたことがあります。あの日見た睡蓮の池に入り込むことができるなんてと感無量です。これは、ここで直接体験しないと味わえない感動ですので、たくさんの方に味わっていただきたい。子どもたちがどんな風に感じるかも楽しみです。」ともおっしゃっていました。

 

自分なりのものの見方をして自分なりの答えが見つかる「13才からのアート思考」の著者であり、美術教師・アーティストの末永幸歩氏は、「こどもはすでにアート思考ができています。大人になるにつれてどんどん常識的なものの見方しかできなくなります。考え方や視点を変えることはきっかけが必要で、それができるのが『Immersive Museum』です。“Immersive=没入する”ですよね。巨大な映像をただ見るだけでは本当の没入になりません。この有名な印象派絵画を常識をはずして自分の心を動かして見ることで、自分なりの答えがみるかるのでは。そこを意識することが必要です。」と語られました。

 

「映像という特殊な技術で通常では味わえない鑑賞ができます。サイズがクローズアップされるので絵の細部まで見ることができますので普通では気が付かないところまで見えるかもしれません。初めて印象派の絵に接する人は印象派がどういうものがを学んで楽しんでほしい。すでに何度も鑑賞された方はいままでとは違う印象派絵画の新たな発見ができるのはと思います。暗いニュースが多い昨今ですが、印象派絵画の特徴は一番は幸福感です。印象派の世界観を是非楽しいでほしい」と、この会場を監修担当された早稲田大学の美術史学者である坂上桂子教授はおっしゃっていました。

 


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いままでにないアートの“鑑賞”体験

高さ6m、約700㎡の巨大空間*に、印象派の作家たちの視点で見た作品世界を再現し、アートの “鑑賞”体験を大きく進化させます。
*高さ、面積とも空間面積全体を指します。投影面積は異なります。


上映前の会場の様子   photo:@interior-joho.com

日本開催第一弾となる今回のテーマは“印象派” IMPRESSIONISM。世界的に人気の高いクロード・モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」といった、印象派の名画の数々を映像化。


photo:@interior-joho.com

最新鋭のプロジェクターと音響技術を駆使した会場は、4壁面全体から床面まで、印象派の名画の映像で埋め尽くされます。筆のタッチで「光」を追求する印象派の技法、眩い輝きや清涼感が伝わり、その中に本当に自分がいるようで、印象派の画家の隣で風景を見ているような錯覚に陥ります。

「部屋の中なのに、風さえ感じるような、水さえ触れられるような気がします」と杏さんが興奮気味に語られたとおり、"没入感"を十分に体験できます。まさにこれが今話題のメタバースの世界観でしょうか。

絵を鑑賞するとき、この絵の世界をのぞいてみたい感覚に陥りませんか。ふと昔、2次元の世界である絵画でこのような3次元体験ができることを感じたような気がする。それが実現したような感覚です。

特に印象派絵画は、それまで王侯貴族のもであったアートが、大衆ものとなり一般市民がビジュアルアートを楽しむきっかけとなったものです。その時代の人々の日常を楽しむ話声がこの絵画たちから聞こえてくるのです。

むずかしいことは考えず、ただただここに来てアートを感じてみてください。アートがより身近になってくるはずです。

 


杏さんが鑑賞する会場の様子 hpoto:Immersive Museum実行委員会 提供

没入型ミュージアム『Immersive Museum(イマーシブミュージアム)』は、ここに来てみなくては感じられない驚きと感動があります。ご興味のある方は是非足をお運びください。

 

 

 

【開催概要】
イベント名:Immersive Museum(イマーシブミュージアム)
期間:2022年7月8日(金)~2022年10月29日(土)
場所:日本橋三井ホール(東京都中央区室町2-2-1 コレド室町15F) ⇒ map
アクセス:銀座線・半蔵門線「三越前」駅直結 東京メトロ「日本橋」駅から徒歩7分 山手線・中央線・東海道線「東京」駅 日本橋口から徒歩9分
主催:Immersive Museum日本橋実行委員会
株式会社電通
佐々木ホールディングス株式会社 (グランドシネマサンシャインほか、全国14サイトの映画館を運営)
公式サイト:https://immersive-museum.jp/

チケットhttps://immersive-museum.jp/
入場券:大人 2,500円(税込) / 中学生・高校生・専門学生・大学生 1,500円(税込) /小学生以下 無料
・小学生以下のお子様のみでの入場はお断りしております。必ず保護者の方と入場いただきますようお願いいたします。
・保護者お1人様に対して小学生以下のお子様は最大3名様までご同伴頂けます。
主管/企画制作:株式会社電通 株式会社ドリル

 

 

■Immersive Museum について
世界的に著名な芸術作品を映像コンテンツ化し、広大な屋内空間の壁面と床面全てを埋め尽くす没入映像と特別な音響体験を提供する新感覚体験型アートエキシビションです。従来の「鑑賞型」の芸術鑑賞のスタイルから「没入型」のスタイルを提供し、来場者に新たな芸術鑑賞の「視点」を提示します。従来の美術館のようなアナログアートから、最先端のデジタルアートへ新時代のアートコンテンツを展開し、日本のアート体験を拡張する“アート2.0”の象徴が「Immersive Museum」です。

 

 

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(文:制作_インテリア情報サイト編集部_3  /  更新日:2022.07.11)

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