ミラノサローネ第61回国際家具見本市2023年4月18日-23日 開催直前記者発表会
Salone del Mobile.Milano/ミラノサローネ
第61回国際家具見本市の記者発表会
Salone del Mobile.Milano｜第61回ミラノサローネ国際家具見本市（以下、ミラノサローネ）は、2023年4月18日から23日までロー・フィエラミラノで開催されます。
2023年2月15日、ミラノのテアトロ・フランコ・パレンティにて、第61回Salone del Mobile.Milano/ミラノサローネ国際家具見本市の記者発表会が開催されました。
今年のサローネは、提案とコンテンツの質、利便性、イベント自体の文化的・職業的価値を高めることに重点を置き、出展企業と来場者の両方に価値を生み出し続け、見本市の変革において主導的な役割を果たします。新しさに溢れ、更に品質を強く意識したイベントが期待されています。
2023.2.15 Salone del Mobile.Milano - Press Conference @Teatro Franco Parenti
ミラノ市長をはじめ、今回一新されるエウロルーチェ 会場のレイアウトや設計に関わったデザイナーたちや、会場内で開催される文化イベントのキュレーターたちが登壇しました。
記者発表会のビデオ（伊・英語）はこちらよりご覧になれます：＞＞＞＞
1.第61回ミラノサーネ国際家具見本市見本市の新しいタクソノミーを目指す
【ミラノサローネ、持続可能なイベント開催に関するISO 20121認証取得】
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/1_Salone-del-Mobile.Milano_2023_JP_OK.pdf
2023年に開催されるミラノサローネは、環境、経済、社会に対する責任を重視し、閉幕後、イベントの持続可能な管理に関するISO 20121の認証を取得する予定です。この検証活動は多国籍認証会社であるRINAによって実施されており、イベントのプロジェクト段階である現段階で既に持続可能性証明書の取得が確約されています。
【マルチチャンネル・プラットフォーム】
今年の開催では、デジタルとリアルの完璧な融合がひとつの鍵となり、日々起こる体験やストーリー、コンテンツの飛躍的な充実が可能になります。出展企業の新情報やオリジナル編集コンテンツ、サービス情報、ニュースなどを毎日更新していきます。TALKイベントのライブストリーミング、ポッドキャスト、デザイナー、建築家、インサイダーとのインタビューなど、会場内で起こることを、現代的に、生き生きと、魅力的にナレーションします。Salone del Mobile.Milanoアプリの更新版では、来場者や企業の体験の向上を目的とした新機能やサービス、例えば、見本市内の道順を簡単に見つけることができるwayfindingなどが次々と追加されます。
また、アプリケーションにより、チケットの購入や展示製品の詳細、QRコードの読み取りによるスペック確認が可能になります。来場者は企業とアポイントメントを取り、興味のある企業と直接会うことができ、ブランド側はマッチメイキングによりブース来場者とコンタクトを取りやすくなります。
2.Euroluce/エウロルーチェ 2023 新しいパラダイム 見本市の進化を予感
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/2a_Euroluce_2023_Il-format_JP.pdf
合理主義的なレイアウトを捨て、ミラノサローネとデザインスタジオ、Lombardini22のビジョンにより、エウロルーチェのフットプリントが進化し、スマートで、とても効率よく、より持続性も高く、更にはサステイナブルに進化することで出展企業および来場者に新たな認知度、機会、価値を提供します。
3.Euroluce 2023. "The city of Lights":探検、実験、知識のための空間
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/2b_Euroluce_2023_Il-programma-culturale_JP.pdf
エウロルーチェ（9-11ホール、13-15ホール）には、資源とエネルギーの面に大きく投資されました。照明に特化したこのビエンナーレ（隔年開催）では、展示レイアウトに革命をもたらし、イタリアの歴史的中心地に多く見られる近接性（近づきやすさ）という概念を再構築し、ロンバルディーニ22スタジオが考案した不規則で幾何学的な多角形、流動的で自由な形状と生まれ変わり、この素晴らしい見本市の利便性を最適化するようデザインされています。
このプロジェクト “The city of Lights”は、ベッペ・フィネッシが科学的な見地から考案し、コーディネートした文化活動の一環として、イベント、展示、インスタレーションで構成される多元的、多地点的、複合的なプロジェクトです。
左）坂茂氏、 右）田村奈穂氏
フォルマファンタズマのアンドレア・トリマルキとシモーネ・ファレジンが設計した13ホールの広場 「AURORE (アウローレ)」では、現代の照明プロジェクトシーンで最も輝く人物たちによる一連のカンファレンスが開催されます。坂茂氏、田村奈穂氏などが登壇します。
Costellazioni（星座）展 キュレーション：ベッペ・フィネッシインスタレーション：フォルマファンタズマ
エウロルーチェの4つのホールの全展示ルートに12の展示スペースが設けられ、ドローイング、写真、絵画、ビデオインスタレーション、単体の作品、あるいはオブジェ群など、異なる形態で構成されながらも統一された言語によって結び付けられた建築の断片が広範囲に拡散したインスタレーションです。
4. Euroluce/エウロルーチェ 2023:未来の照明を発信
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/2c_Euroluce_2023_Lighting-Trends_JP.pdf
デジタル化、小型化、電動化、持続可能性、新素材、総合的思考と装飾照明・技術照明との境界線が限りなくなくなることで、美学と機能性を兼ね備えた新世代の基礎が形成された照明を、新しいエウロルーチェで一堂に会します。
エウロルーチェは、4つのパビリオン（9-11、13-15）に分かれた30,250㎡の展示スペース (イベントやパブリックスペースを除く) と321社（うち約45％は国外）が出展、業界の国際的なベンチマークである見本市の第３１回目でこれを提案します。
持続可能性
デジタリゼーション
HCLヒューマン・セントリック・ライティング
デザイン
5. SaloneSatellite /サローネサテリテ 2023
教育の役割、デザインの未来、光の重要性について考察
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/3_SaloneSatellite_JP.pdf
サローネサテリテは、卓越したデザインの未来を象徴するものとして、エウロルーチェのパビリオン内に新たに設置されます。2023年の開催では、特にデザインスクールや大学に焦点を当て、「Design School: Building the (im)possible. Process, Progress, Practice」というテーマで開催される予定です。サローネサテリテは、デザインスクールにスポットライトを当てることで、新しいデザイナーの育成とデザインの発展に、これまでも、そしてこれからも計り知れない貢献をしていくことを強調したいのです。
16カ国からデザイン学校と大学が27校、34カ国から550人の若き才能あるデザイナーたちが、光へのオマージュを込めた舞台で、学問の準備をテーマに、デザインがいかに未来を形作ることができるかを問いかけ、見本市を盛り上げます。ゲストにガエタノ・ペッシェ氏を迎え、国際的なデザイン界の若手ホープたちを刺激し、活力を与えることを期待しています。
6. Salone del Mobile.Milano 2023 第 61 回ミラノサローネ概要
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/4_I-Numeri_Salone-del-Mobile-2023_JP.pdf
Salone del Mobile.Milano/ミラノサローネ国際家具見本市（総数）
総出展社数：1,412 社(うち30% 国外)、
サローネサテリテ参加デザイナー数：550名
総展示面積:170,308.50 ㎡
7. Leftloft と Gio Pastori による新しい Salone del Mobile.Milano
コミュニケーションキャンペーン
https://www.milanosalone.com/wp-content/uploads/2023/02/6_La-campagna-di-comunicazione_2023_JP.pdf
LeftloftとGio Pastoriによる新しいSalone del Mobile.Milano コミュニケーションキャンペーン
エミリアーノ・ポンツィに続き、Salone del Mobile.Milano/ミラノサローネ国際家具見本市 は、ミラノのデザインスタジオLeftloft/レフトロフトと、ミラノのミレニアルアートシーンで著名なイラストレーター/コラージュ作家Gio Pastori/ジオ・パストーリに、2023年のコミュニケーションキャンペーンのイメージを一任しました。若いアーティストが、レフトロフトが開発したコンセプトを彩り形にしました。この見本市のアイデンティティ、テーマ、主人公、そしてその変遷を、個性的で独創的なビジュアル物語に凝縮することが、彼らに与えられた共同作業でした。それは、現代と未来、革新と継続といった異なる概念的側面への配慮とバランスを必要とする、簡単な作業ではありませんでした。
> サローネ・デル・モービレ（ミラノサローネ国際家具見本市）公式ホームページ
> 日本公式サイト
About Milano Design Week
毎年４月にイタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインイベント。会場の中心は、ロー市にある東京ドーム11個分の広さをもつと言われる巨大展示場「フィエラミラノ」で開催の、略称でミラノサローネとも呼ばれているサローネ・デル・モービレ・ミラノ（ミラノサローネ国際家具見本市）。毎年1400を超える企業と500名を超える若手デザイナーが出展し、国内外から約40万前後の来場者がある。最先端のデザイン、インテリアが集まる国際的なイベントとして世界の注目を集めている。それに対して、ミラノ市内各所で行われるデザインイベントがフォーリサローネで、ミラノサローネとフオーリサローネを総称して「ミラノ・デザイン・ウィーク」と呼ばれている。現在活躍している多くのデザイナーやメーカーは、このイベントの出展から世界へと羽ばたいている。
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（文：制作＿インテリア情報サイト編集部_3 / 更新日：2023.02.18）
