私達の周りにあふれているインテリア。お店や住空間、ホテル、公共の施設など、インテリアのプロフェッショナルが作り上げた空間は華やかさや安らぎ、そして居心地の良さを感じることができ、心を豊かにしてくれます。そんな様々なインテリアのお仕事を隔週にわたって紹介しています。第3回目は『インテリアコーディネーター』のお仕事です。
個人の邸宅やインテリアショップ、ショールームなどの室内の空間をインテリアや住宅に関する幅広い知識・豊かな商品知識・専門的な技術を駆使し、トータルにプロデュースするインテリアのスペシャリストです。
インテリアコーディネーターはカーテンや壁装材、照明や家具などのインテリア関連メーカーやショールーム、住宅メーカーや工務店、リフォーム会社、建築設計事務所や設備、建材などの内装施工業者などで働いています。
インテリアコーディネーターの仕事は営業から始まります。住宅と提携している会社は営業の方がいると思いますが、インテリアに対する細かい説明はインテリアコーディネーターがクライアントへ直接お話をするということもあるそうです。
受注を受けた後はクライアントとの要望を聞き出しそれにあった提案をするプレゼンテーションを行います。使用する商品写真や図面、3DCGなどをつかって明確に企画内容を説明します。
このようなプレゼンテーションや話合いを何度か行い、いよいよ現場での施工が始まります。
必要なものを業者に発注し揃え、現場にて納品や施工の細かいチェックを行います。
完成後もアフターケアとしてクライアントのいろいろな相談にのるのもインテリアコーディネーターの重要な仕事です。
インテリアコーディネーターの収入は、提案したカーテンや壁装材、照明や家具などのコーディネート料の他に、商品の売上高もありますので、トータルコーディネートが出来る力をつければ独立をし、力量によっては高収入も夢ではない職業です。
インテリアコーディネーターの仕事の対象は一戸建てやマンション、商業空間、公共施設のインテリアまで多岐にわたります。その為、クライアントの要望を的確に汲み取れる「コミュニケーション能力」や、提案を作成できる「企画力・コンサルティング能力」、その企画をわかりやすく説明できる「プレゼンテーション能力」、短い期間の中で仕事をまわす「スケジュール管理能力」が必要になります。また現在、どんなインテリアが注目されているのか、流行に敏感でなくてもいけません。もちろん、インテイアに関する幅広い知識や建築知識、パースの技法、CAD技術も必要になります。
一般的にはインテリアに関する学校を卒業し、インテリア産業協会主催というインテリアコーディネーターの資格試験をうけるのが第一歩となるようです。
しかし、資格が必ずしも必要というわけではありません。人によっては、インテリアコーディネーターの補佐役として雇用形態にこだわらず、実地に飛び込み経験を武器にする方もいます。
また、センスが勝負の仕事だと思われがちですが、センスは経験と努力によって身に付きます。まずは美しいものセンスが良いなと思うものを多く見て吸収する意欲が大事です。
また現場や業者、建築士など多くの方と関わるインテリアコーディネーターは人と人とのやり取りを調和する人間のコーディネーターともいえます。人と上手にかかわってゆく「対人スキル」も必要です。
インテリアコーディネーターの求人が並ぶなか、優遇される条件は以下の通りです。
● インテリアコーディネーターの資格を取得している
● 建築士の資格を取得している
● 実務経験がある
● 施工管理経験者
● shadeソフトを使用してCGパースが作成できる
● VectorWorks、Illustrator、Photoshop、の操作ができる
夢に一歩近づく為、資格やPCスキルを上げるのも重要です。
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(文:インテリア情報サイト編集部-2 / 更新日:2011.09.16)