資生堂の最高級フランス料理店「ロオジエ」

ロオジエ
 

 

資生堂の最高級フランス料理店「ロオジエ」オープン

 

資生堂が創業の地、東京・銀座で経営する最高級フランス料理店「ロオジエ」。40周年を迎えた2013年に装い新たに、未来への一歩を踏み出しました。

新生「ロオジエ」オープンにあたり、エグゼクティブ シェフには、フランス人のオリヴィエ・シェニョンを起用、また、空間デザインは世界の高級ホテルやレストランなどを多数手がける建築デザイナーのピエール=イヴ・ロション氏が担当しました。

本格的、かつ伝統に忠実なフランス料理という、同店が長年培ってきたポリシーを守りながらも、シェニョン シェフのもつ現代的な感性を融合させ、新しい「ロオジエ」の味を提供しています。

インテリア情報サイトでは、レストラン・空間デザイン集と称し、デザイン、店舗コンセプトにすぐれた飲食店をシリーズでご紹介します。

 

 

|  ロオジエの理念 -進化し続けるロオジエ-


ロオジエ
 

資生堂の初代社長である福原信三は、「すべてのものはリッチでなければならない」という言葉を残しました。リッチとは、ものからサーヴィスにいたるまで、きめ細やかな気づかいが隅々まで行き渡った精神から生まれるものに他なりません。

その申し子とも言えるロオジエは、開業以来、単なる「料理を提供するレストラン」の枠を超え、豊かで成熟した精神を体現する場、資生堂というブランドを象徴する顔として、あり続けてきました。

最高のリッチさを表現し続けるためには、時代に合わせた新しい技術やサーヴィスを採り入れる一方、積み重ねられてきた伝統や歴史に敬意を払い、さらにそれを磨き上げる努力を怠るわけにはいきません。
それぞれのバランスを見極めながら、ロオジエはさらなる進化を続けます。

食を含む文化の、表層的な華やかさを追う時期は過ぎ去り、多くの人の関心はより深い本質へと向かいはじめています。そんな時代だからこそ、日本における美の中心の銀座から揺るぎない価値を発信し、「おもてなしの心」で世界中のお客さまの心を動かしたい。

それが伝統と革新の狭間で、美の価値を追求してきた資生堂の遺伝子を受け継ぐロオジエの、唯一変わらぬ願いなのです。

 

 

|  料理


エグゼクティブシェフ
Olivier CHAIGNON
オリヴィエ・シェニョン

 

ロオジエ
 

オリヴィエ・シェニョン2013年、ロオジエのシェフに就任したオリヴィエ・シェニョンは、「タイユヴァン」や「レストラン ピエール・ガニェ―ル」などの店を経て、伝統的なフランス料理の技術と、新鮮な表現力を身につけた実力派です。

1978年、パリの南、ロワレ県のモンタルジーに誕生。両親の友人だったパティシエの影響で、8歳ごろから料理に対して興味をもち、学校を卒業するころには自ら職業として料理人の道を志す。16歳で地元の一つ星レストラン「オーベルジュ・ド・ラ・クレ・デ・シャン」の見習いとして現場で経験を重ねると同時に、調理学校で調理理論を学ぶ。1996年、18歳でアプロンティシェフ(ジュニアシェフ)コンクールのフランス大会にて優勝。

1999年からは、ル グランド ホテル インターコンチネンタル パリ「レストラン オペラ」、「タイユヴァン」などで経験を積み、クラシック料理の基礎を身につける。2002年に、ロンドンの「スケッチ」へ。その後2005年に「レストラン ピエール・ガニェ―ル」パリ本店のセクションシェフとなり、個性的で新しいスタイルを追求する表現方法をガニェールから学ぶ。同年には「ピエール・ガニェール・ア・東京」の総料理長に抜擢され初来日、実力を発揮した。

2011年、フランスへ一時帰国。2013年、「ロオジエ」のエグゼクティブシェフに就任。

 

 

|  内装デザイン


Pierre-Yves ROCHON
ピエール=イヴ・ロション

 

ロオジエ
 

ピエール=イヴ・ロション氏は、ザ・ペニンシュラ ホテル(上海)、ザ サヴォイ(ロンドン)など、世界の名だたるホテルやレストランをそれぞれにふさわしい姿にしつらえ、高い評価を得てきたデザイナーです。

新しいロオジエのデザインは、「まずは夢をみよう」という彼と資生堂との対話から始まりました。

ロション氏が資生堂に対して抱くイメージはピュア、シンプル、洗練、そしてモダンでありながらどこかクラシック、というものでした。ロオジエの内装は、ロション氏のそうしたイメージが融合したものとして、色でいえば暖かみのある白やゴールド、ブロンズ、質感では透明感やガラス、光をキーワードに構成されています。


ロオジエロオジエロオジエ
 

そしてメインダイニングは、9メートルにもおよぶ吹き抜けと一体化した、ダイナミックな空間。開放感とくつろぎに満ちた、非日常の時間が満喫できます。さらにテーブルや椅子、リネン、ショープレートなどもロション氏がデザインし、空間とサーヴィス、そして主役となる料理が最高のアンサンブルを奏でるよう、指揮を執りました。
 

ロオジエロオジエ

 

 

 

ロオジエロオジエ インフォメーション


所在地:〒104- 0061 東京都中央区銀座7-5 -5
営業時間:ランチ 12:00~14:00(ラストオーダー)
     ディナー 18:00~21:00(ラストオーダー)
定休日:日曜(ただし月曜祝日の場合営業)・祝日不定休、
    ゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始休暇
席数:ダイニング 36 席
   個室サロン 10 席

予約およびお問い合せ
TEL:0120 -156 - 051
URL:http://losier.shiseido.co.jp/
 

 

(文:制作_インテリア情報サイト編集部-1  /  更新日:2014.07.13)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ