カール・ハンセン&サン社
ニューヨークマンハッタン・フラットアイアン地区に
新ショールームをオープン
カール・ハンセン&サン社は、2017年2月、ニューヨークのフラットアイアン地区にショールームを移転オープン。2011年にニューヨークのソーホー地区にショールームをオープン以降、業績を5倍に伸ばしました。今回の移転オープンにより建築家、デザイナーへのサービスをより向上させ、さらなる飛躍を目指します。新ショールームは、ニューヨークでもデザイン業界が集まる界隈として知られる、フラットアイアン地区。新しいコンセプトでデザインされたショールームを開業します。
ハンス J. ウェグナー をはじめ、オーレ・ヴァンシャー、フリッツ・へニングセン、コーア・クリント、ポール・ケアホルムなど、デンマークのデザイン史に名を残す数々のデザイナーの家具を製作することで知られる家具メーカー、カール・ハンセン&サン社。1908年にオーデンセに開業以来、質の高い家具を製作することで知られてきました。近年は、デンマークのデザイナーばかりでなく日本の建築家 安藤忠雄や、オーストリアのデザインスタジオ EOOSなど現在第一線で活躍するクリエーターたちとの協働作業にも着手しています。
「ニューヨークに進出してから数年が経ちますが、ここにきて米国市場での業績を大きく伸ばすことに成功しました。この成功を受け、私どもでは、当社の知名度をより大きく躍進させるためにも、より規模の大きいショールームをニューヨークにオープンする良いタイミングが来たと判断しました。ニューヨークは家具デザインの中心と言える都市であり、国際的に活躍する数多くの建築家が集まる場所です。また、近頃、アメリカ国内においても優れたクラフトマンシップへの関心が高まっています。」と、カール・ハンセン&サン社の3代目で現CEO クヌッド・エリック・ハンセン (Knud Erik Hansen)氏。
新ショールームが位置するのは、パークアベニューサウス251番地。クラシックなニューヨークスタイルといえる戦前の建物のワンフロアにオープンします。700㎡を超えるスペースは、ショールームというよりも、フロア全体をオープンにした、ロフト風のアパートメント。ニューヨークらしい空間になっています。展示は3つのコンセプトに分け、各スペースをテーマ別のカラーブロックにし、ガラスで仕切っています。
まずは、「スポットライトルーム」、ナチュラルなソフトトーンの空間に、カール・ハンセン&サン社を代表する名作家具のコレクションが並びます。
続いて「ウェグナールーム」、同社の基盤となるコレクションをデザインした伝説的なデザイナー ハンス J. ウェグナーへのオマージュとなっています。
そして、3つ目は資材と資料空間。ここでは、デザイナーや建築家が様々な素材やサンプルを試すことができるスペース。コントラクトプロジェクトにフォーカスしたものになっています。
これらの展示スペースの周りにはラウンジスペースが設けられ、ゆったりとくつろぎながらショールームを利用することが可能です。
また、ショールームの中心にキッチンとテーブルを配置。ここでは各種イベントやデザイナーとの打ち合わせができるようになっています。
「ニューヨークは世界有数のモダンデザインの中心として知られる都市です。デニッシュデザインのタイムレスな美しさは、ここでも高く評価されており、モダンな空間のみならずクラシックな空間にも最適と言えます。新ショールームの開設する目的は、打ち合わせや展示会はもとより各種イベント開催の場にも活用される躍動感にあふれたエキサイティングな場所を作ることです。建築家、インテリアデザイナー、ディーラー、そして一般のお客様と、数多くの人に当社の新しいショールームを利用してほしいと思っています。」と、カール・ハンセン&サンアメリカ代表トーマス・ヴァウナー (Thomas Vagner)氏。
【SHOP概要】
CARL HANSEN & SØN ニューヨークショールーム
所在地:251 Park Avenue, 13F,New York, NY 10010 U.S.A.
営業時間: 月ー金曜日 9時-17時
Tel: +1 212 242 6736
カール・ハンセン&サンについて
カール・ハンセン&サンは創業100年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンスJ.ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。また、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホ、フリッツ・へニングセン、安藤忠雄、EOOSなど世界的に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンのコレクションは、直営店のフラッグシップ・ストアおよび一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
(文:インテリア情報サイト編集部-3 / 更新日:2017.02.20)