来年5月の完成へ向けにわかに活気ずく東京スカイツリーのお膝元「下町」。
634mもの東京スカイツリーをあらゆる場所から確認でき、また新しく参入するお店も増えています。
今回は古き良き下町と新しい下町が共存するおすすめの散歩コースをご紹介します。
スタートは都営浅草線大江戸線「蔵前」駅。江戸時代に幕府の米蔵(浅草御蔵)があった事から「蔵前」とつけられたそうです。
「蔵前」駅から隅田川の方向へ徒歩5分
ピンクのファサードが印象的なオシャレなリバーサイドカフェ「Cielo y Rio(シエロ イリオ)」でまずはランチを頂きましょう。
2011年4月にオープンしたばかりのこだわりのカフェ。内装、インテリアもフロアごとに異なり、どの空間も洗練されています。メディアにも多くとりあげられるなど地元でも大人気のお店です。お酒も頂けるので夜のデートにも使えそうですね。8月4日、同建物の4階に卓球サロンBAR RIBAYON<リバヨン>もオープンしました!
美味しいランチをいただいた後は、隅田川を右手に両国方面へ進んでいきましょう。高速道路の下は大きな歩道スペースがあり、お散歩コースには最適です。遠くのほうに国技館のシルエットを確認し歩いているとユニークな形の両国公会堂と緑が多い庭園「旧安田庭園」にたどり着きます。
「旧安田庭園」は下町の緑のオアシス。築造されたのは元禄年間といわれており明治時代に安田善次郎の所有となった為、この名がついているそうです。園内は大きな池がある美しい庭園、現在は使われていませんが隅田川の水を池にひき、川の干満を利用し、眺めの変化を鑑賞する回遊式庭園でした。関東大震災により被災はしましたが昭和2年、東京都によって復元され、市民の庭園として「旧安田庭園」は再スタートしました。
園内に入ると池と緑に囲まれた建設中の東京スカイツリーの写真が撮れます。
(次ページに地図を掲載)
旧安田庭園
● 利用時間 9:00~16:30
● 入園料金 無料
● 休園日 12月29日~1月1日
向かいの「横綱町公園」も是非立ち寄ってほしいスポットです。大正12年9月に起きた関東大震災と第二次世界大戦のメモリアルパークとして有名な公園内には築地本願寺で知られる建築家・伊東忠太氏設計の東京都慰霊堂と震災復興記念館を見ることができます。妖怪好きの伊東忠太氏、建物のところどころに動物や妖怪の装飾を見ることができます。
震災復興記念館には当時の状況が伺える貴重な遺品や資料が多く展示されています。慰霊堂には16万3000体のお骨が納骨され、緑豊かな「横綱町公園」でやすらかに眠っています。(次ページに地図を掲載)
震災復興記念館
● 利用時間 9:00~16:30
● 入園料金 無料
● 休園日 月曜日・年末年始
http://www.tokyoireikyoukai.or.jp/kinenkan.html
(文:制作_インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2011.08.05)