去る3月8日(火) ~ 11日(金)、東京ビッグサイトで開催された「JAPAN SHOP 2011」を今回は特集します。
最終日が、東北地方太平洋沖地震と重なり出展業者様、ご来場された皆さまには少なからず影響があったことでしょう。
また、被災地にお住まいの皆様の無事を心よりお祈りいたしますと共に、犠牲になられた方々およびご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
この店舗総合見本市JAPAN SHOPは、JAPAN SHOP、建築・建材展、ライティング・フェア SECURITY SHOW、IC CARD WORLO、リテールテックJAPAN、フランチャイズ・ショーと数個の展示会の見本市です。魅力的な店づくりや商空間演出のための最新情報を発信する国内最大の店舗総合見本市です。
全体を見ると、来場者の人気を集めていたのは、ライティング・フェアブースでした。照明全部がLEDや有機ELに移行するのではないかと思われるくらい各メーカー一斉にそれ関連の器具、電球を新商品に掲げていました。
以前にくらべてLEDの電球、器具のコストが下がり、そのために白熱、ハロゲン電球からの移行がスムーズになります。ここ数年は照明メーカーはLED特需が続くのではとの話も聞こえてきました。
もうひとつ人気を集めていたのブースはIC CARD WORLOです。ここででも無人レジスターなどIT関連の飛躍的な技術が人気を集めていました。
2008年のリーマンショック以降、大きく落ち込んでいた首都圏の建築・建設業界は、わずかに回復傾向にあるといわれていますが、今年のブースの動向はいかがなるものだったでしょう。
建材メーカーは昨年に引き続き凹凸のある壁面材を出展しているメーカーが多く、材質で石膏、木質の違いをつけていました。両方の素材が壁面デザインの支流になりつつあります。凹凸のある素材はライティングのさいに陰影がでて、魅力的な空間づくりにかかせません。
しかし、全体的には建築・建材展は出展者、来店者の勢いに欠けていました。
そんな中、今回は地場産業の出展2社と空間サービスを出展している1社をご紹介します。
(文:インテリア情報サイト編集部-1 / 更新日:2011.04.02)