【フォト・レポート】HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION レポート

3 地域社会圏 未来生活研究 × 山本理顕・末光弘和・仲 俊治

 

3 地域社会圏 未来生活研究 × 山本理顕・末光弘和・仲 俊治

3 地域社会圏 未来生活研究 × 山本理顕・末光弘和・仲 俊治

 

「共有」の豊かさを考える地域社会圏の思想を、
五分の一スケールの集合住宅として具体化しました。「家を賢くする技術」の動画もお見逃しなく。

 

「地域社会圏」とは、住宅建築だけではなく、エネルギー流通やゴミ処理のようなインフラ、介護や看護、子育て支援、施設の共有、そしてそこに育まれる小さな経済活動など、「住」を多角的にとらえていくコミュニティ構想です。山本理顕、末光弘和、仲俊治を中心とする地域社会圏研究会のこれまでの研究を基軸に、その可能性を具体的に提案します。一方、「未来生活研究会」は未来生活を、システム制御、 ライフログの管理・分析、予防医学など、家を交差点として多様な専門性が知見を寄せあいます。

 

3 地域社会圏 未来生活研究 × 山本理顕・末光弘和・仲 俊治

3 地域社会圏 未来生活研究 × 山本理顕・末光弘和・仲 俊治

 

未来生活研究会
[参加企業]メックecoライフ(三菱地所グループ)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、ミサワホーム、東芝、ローム、KDDI研究所、日本ペイント、昭和飛行機工業

居住のための空間としての住宅だけではなく、その上位の生活システムと共にこれからの居住空間について住宅関連企業のみならず、都市交通、移動、エネルギー、通信、電気機器、健康医療、流通といった企業と共に、地域の基盤をより現実的に構想する研究会。これからの高齢化、少子化、単身住まいなどの課題やパーソナルモビリティの活用、共有部分の使い方など、未来の集合住宅や都市のあり方について探求していく。


山本理顕
Riken YAMAMOTO
建築家

1945年生まれ。71年東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。73年山本理顕設計工場設立。2007年~2011年横浜国立大学大学院教授。主な作品に「埼玉県立大学」「公立はこだて未来大学」「東雲キャナルコートCODAN1街区」「横須賀美術館」など。日本建築学会賞、BCS賞、毎日芸術賞、日本芸術院賞など受賞多数。主な著書に『地域社会圏主義』(共著)『RIKEN YAMAMOTO山本理顕の建築』など。
 

末光弘和
Hirokazu SUEMITSU
建築家

1976年生まれ。2001年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。同年より伊東豊雄建築設計事務所勤務。2007年より末光陽子とSUEP共同主宰。環境の視点から新しい建築のデザインを切り開いている。現在、東京大学、横浜国立大学、首都大学東京、東京理科大学にて非常勤講師。主な作品に「Kokage」「地中の棲処」「九州芸文館」など。新建築賞、住宅建築賞など受賞多数。著書に『地域社会圏主義』(共著)。
 

仲 俊治
Toshiharu NAKA
建築家

1976年生まれ。2001年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。同年より山本理顕設計工場勤務。邑おうら楽町役場庁舎・多目的施設、福生市役所などを担当。2009年より仲建築設計スタジオ主宰。2011年より東京都市大学非常勤講師。主な作品に「白馬の山荘」「載の家」など。中部建築賞、日本増改築産業協会リフォームデザインコンテスト新人賞など受賞。著書に『地域社会圏主義』(共著)。

 

流通、インフラ、医療、支援で生まれる小さな経済活動を、「住」と「職」をシェアリング・コミュニティでまとめる構想です。第6次産業が、「イエ」にも応用できる予感がしました。

 

<< 前へ 1  2  3  4  5  6  7  8  次へ >>

(文:KEIKO YANO (矢野 恵子)  /  更新日:2013.03.14)

この記事へのメンバーの評価

  
  • まだコメントがありません。

バックナンバー

Knowledge and Skill

Group Site

ページトップへ